「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO926
「+α の外構・ガーデン 編」・・・小さな工夫で生活に+α!
様々な角度から、よりすぐれた+αの外構・ガーデンとは何かを考え、多くの事例を紹介してきました。その中には、「ガーデンステージ」のように主役となるものもあります。一方で、立水栓の小さな工夫など、ちょっとした心遣いで暮らしUPに繋がるものもあります。
この項では、どちらかと言うと地味だが、日々の生活にとり大切で、有効な工夫・プランを紹介していきます。従って、デザインよりも機能優先になります。ただ、優れた機能を持つ工夫は、以外にも外見的にも素晴らしいものであることが多い、と言う事実にも行き当たります。
前項では「目隠し」について考えました。そして「木製の特注目隠し」の素晴らしさについて確認しました。ただ、紹介した施工例の大半が表側から似た写真で、「目隠し」としての形状にのみこだわり、検証してきました。でも、「木製の目隠し(フェンス)」の素晴らしさはそれだけではありません。加工が自由なので、生活に密着した+αを付加することも出来ます。
紹介写真は、敷地内から木製のフェンスを見たものです。もちろん、この角度からでは分かりにくいのですが「目隠し」としての役割も果たしています。特に、目線の高さは目隠し度をアップさせるなどの工夫もこらされています。ただそれだけではなく、裏側には収納他の機能を考え「棚」をセットしました。
ちょっとした小物を置くのに便利です。鉢物の草花などを並べれば、ガーデニングを楽しみながら最適の条件(高さ)で見ることができるばかりか、道路側からも同じ草花を観賞出来ます。ご予算的には殆ど負担をかけることなく、ガーデンライフが楽しくなるグッドアイデアと言えるでしょう。
紹介写真は小さな工夫が活かされた「立水栓」です。エクステリアの水廻りに関しては、機能性に問題ありと何度も指摘してきました。そして、腰高シンク、2口・国産蛇口、ホース掛け(リール)のセット、作業台、照明、収納、等について言及してきました。ただ、それほどの機能が求められない「立水栓」もあります。写真がその例でもあります。
しかしそれでも、ホース専用蛇口とホース掛があれば、作業性が大きく違ってきます。格好だけの1口蛇口タイプではなく、ぜひこのような実用的工夫を・・・
この作品は、写真を見ればすぐ分かるように、「勝手口の目隠し」例です。「目隠し」と言うと、道路・隣地との境界線に作るものと考えがちです。しかし、限定された部分の場合い、そこだけを隠すと言う工夫の方が有効です。しかも、日々の暮らしに密着した部分、つまりプライベート性の強い部分は特に見られたくないもの。
勝手口、ゴミ出し等のユーティリティー(生活導線)に繋がる部分などはその典型です。外構・ガーデンプランを作成する時は、このような地味なところへのチェックもお忘れなく!
そこで本日のひと口アドバイス。
「エクステリアは暮らしのスペース! だからこそ、小さな工夫で+αの機能を・・・」
(りょう)