7月の「egg-東日本地区定例会・スタッフ研修」 無料体験参加者募集中!

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グリーンとの相性抜群! だから、時間が経過するほど魅力を増す「システムウォール・ジオ」

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近未来型の圧倒的フォルム「システムウォール・ジオ」!・・・東日本地区のegg-加盟店でも展示〜発売決定!

 

7月の「egg-東日本地区定例会・スタッフ研修」

週刊エクステリア・東京オフィスにて開催決定! 無料体験参加者募集中!

 

egg-東日本地区定例会・スタッフ研修」

*開催日時:7月23日(木) 13:30〜17;30

*開催場所:週刊エクステリア・東京オフィス 東京・神田

 

無料体験参加のお申込み・お問い合わせは下記E-mailから・・・

E-mail info@niwagatari.com

経年劣化と経年変化。

店長の藤田です。

 

昨日たまたま、打合せをさせていただいていた現場が3年半ほど前に完工した現場の真裏の新築の建物という偶然に出くわしました。

 

こちらの物件、門柱はウリン材、アプローチに乱形の石材、植栽と駐車スペースは土間コンクリートとご予算の関係もあり、とてもシンプルな構成のプランでした。

完工の時は、塀等を作りこんだお隣と比べると随分シンプルな感じだなあと正直なところ思っていた現場でもありました。

 

完工時

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しかし、3年半、時間が過ぎたこちらの現場は、もはや、少し違う空間となっていました。

 

 

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「経年変化しにくい」「汚れない」といったことに注目が集まる世の中。

確かに経年で「劣化」して機能面、安全面で問題が起こるのは大問題。

 

でも、元々、四季のある日本の外空間はどんな素材にとっても「厳しい」空間であることに違いありません。

 

そんな中で、自然素材と呼ばれる素材、そして樹木は年数を増すごとに、「変化」し、むしろ素敵な空間を演出していく。

 

そんな空間作りもまた、エクステリアの醍醐味なのかもしれません。

植木の引っ越し。

昨年 工事をさせていただいたS様より

カーポートと テラスの工事の ご依頼をいただきました。

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カーポートを 建てたところは 先代から引き継いだ

植木たちがありましたが

数年前に新築したおうちに 近いところに

カーポートを との ご要望で

広い敷地の 別の場所にお引越しをしました。

また 元気に 育ってほしいですね。(#^.^#)

S様 ありがとうございました。

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,236

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・「等々力渓谷」に造られた日本庭園?

 

この項からは、「重森美玲」「中根金作」作庭以外の昭和の庭園を紹介します。まずは、「等々力渓谷」何に造られた日本庭園から・・・

「等々力渓谷」とは東京都の多摩川水系に属する「谷沢川」が作り出した都心近くの渓谷。従って、都民の手軽な憩いの場として多くの人が訪れます。その恵まれた自然条件を活かして造られたのが「等々力渓谷日本庭園」で、作庭家・飯田十基(イイダジュウキ。1890〜1977年。雑木の庭をメインテーマとした作庭家)1973年の作品。

「等々力渓谷日本庭園」は自然条件を活かした庭で、飯田十基に相応しい晩年の代表作とも言えます。頂部に書院(茶室・休憩所)があり、その周辺の露地的空間、書院へ至る段差のあるアプローチ・水路(遺水)、その下流の池、等から成り立っており、実際には同園の訪問者は、庭園入口の門〜書院へ至る散策を行いながら、自然味あふれる景観を楽しむことに成ります。従って、造り込まれた日本庭園とは一線を画する空間を体現する事が出来ます。

また、書院前の延段・燈篭・回路・階段・小川・滝・池などは、作庭当初の景観を尊重した管理が行われており、40年以上の経年変化を重ねることで、より深みを増した情景を創り出しています。ある意味、露地・新話風と言ったイメージに近い空間と言えるのではないでしょうか?

そこで本日の一口アドバイス。

「雑木の庭・飯田十基の代表作。そして、自然を活かした名庭=等々力渓谷日本庭園!」

(みずき りょう)

322:案内図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

等々力渓谷と日本庭園案内図

 

322:遊歩道入口

 

 

 

 

等々力渓谷遊歩道入口

 

322:遊歩道

 

 

 

 

等々力渓谷遊歩道

 

322:等々力不動尊

 

 

 

 

 

等々力不動尊

 

322:日本庭園入口

 

 

 

 

日本庭園入口

 

322:竹林

 

 

 

 

 

 

 

入口付近の竹林

 

322:遺水

 

 

 

 

小川(遺水)

 

322:小滝と燈篭

 

 

 

 

小滝と燈篭

 

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頂部にある書院(茶室・休憩所)と露地風空間

 

322:芝生広場

 

 

 

 

山頂部にある芝生広場

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,235

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・「慧洲園」と言うホテル併設の庭園?

「中根金作」の作品。最後に紹介するのは再び国内に戻り、佐賀県のホテル内に造られた「慧洲園」。当然、現在も多くの人が訪れ観賞している日本庭園ですが、意外に資料が少なく、限られた写真を元に、作庭者の意図を類推するしかありません。

「慧洲園」があるのは、佐賀県武雄市武雄町にある「武雄センチュリーホテル」内。約10,000㎡の広さがあり、全体は池泉回遊式庭園。ただし、大きな池を中心とした池泉式部分と白砂と石組を中心とした枯山水式部分に分かれ、この2つがアンジレーションに富んだ広い空間で結ばれています。また、隣接する武雄山が借景となり、その景観をより引き立てています。

「慧洲園」は1980(昭和55年)年の作とされ、「中根金作」後期の作品と言う事に成ります。また、ホテルに併設され多くの人が散策・観賞を楽しむことを目的としているため、優れた景観づくり+地形を活かした斬新なアイデア・・・そんなサービス精神を強く感じさせる作品でもあります。

従って池泉式部分では、大きな池は地形の段差を活かし、外国の巨大瀑布(例:ナイアガラ瀑布、等)のようなものを造り、豪快な情景を創り出しています。明治・大正期以前の日本庭園にはあまり見られない構成で、日本・中国の名勝から世界の名勝へと飛び出した、近現代特有の作品とも言えます。また、枯山水部分も段差のある地形を活かし、豪壮な枯滝部分から白砂部分へと連なるフォーカルポイントを見事に創り出しています。その他、紫陽花などの花を楽しむなど、四季の変化も巧みに取り入れている点も見逃せません。

昭和の庭園について検証中。その中で、「重森美玲」と「中根金作」の作品を取り上げてきましたが、わずかな時代の相違も影響しているのでしょうか? その個性の大きな相違に驚かされます。結果、「重森美玲」は特有の石組をベースに、芸術性・形而上世界の再現に重きを置いた作庭家。「中根金作」はその傑出した演出力を活かし、よりエンターテインメントに重きを置いた作庭家。筆者はそのような印象を強く感じました。さて、貴方は・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「段差のある地形を活かした秀作=慧洲園。そこには世界的瀑布も・・・」

(みずき りょう)

321:武雄センチュリーホテル

 

 

 

 

武雄センチュリーホテル

 

321:ティファニー

 

 

 

 

カフェテラス「ティファニー」

 

321:パノラマ

 

 

 

慧洲園パノラマ

321:庭園全景

 

 

 

全景

 

321:遠景

 

 

 

 

鳥瞰写真

 

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