以前、工事をさせて頂いたS様のアプローチの途中に、可愛らしいポストを設置させて頂きました。
ウッド調のポールに同じくウッド調のポスト。シックですが、曲線のアプローチとマッチして、ステキな感じになりました。
背景の植栽とも、馴染んでいます。
オリジナルの施工も得意です^_^
いかがでしょうか?
「露壇式庭園」について検証中。これまでに「メディチ家」「ランテ荘」「エステ荘」「ヴィラマダマ」を取り上げましたが、当然これ以外にも多数の名園が存在します。しかし、まとまった資料を入手することが困難なものが多いため、これ以降は主要なものをアラカルト(お好み料理)的に紹介しておきます。
*「ヴィラディスカステッロ」
「ヴィラディスカステッロ」はフィレンツェにあり、庭園は別荘とモンテ・モレロの丘の間にある丘陵地に作られています。「ニコロ・トリボロ」と言う人物の設計によるもので、特に植栽にこだわった点が一つの特色となっています。また、オレンジの木を大量に使った上部の庭・イトスギのトンネルがある下部の庭の2段構成となっており、一連の噴水で連結。その中心軸は丘の麓まで伸びています。
「ヴィラディスカステッロ」の庭園内にあるヘラクレスとアンタイオスの噴水
「ヴィラディスカステッロ」の全体プラン
*「ヴィラデステ」
「ヴィラデステ」はチボリにあり、ルネッサンス様式の作品としては最も壮大で保存状態の良いもの。イッポリト2世デステ枢機卿の依頼により作られたもので、ラテゥウムの平地を見下ろす丘の中腹を活用し建物と庭園が作られています。特に噴水施設が見事で、質・スケールともに超一流の作品となっています。
「ヴィラデステ」のネプチューン噴水
「ヴィラデステ」の100の噴水路地
*「サクロ・ボスコ」
この作品(サクロ・ボスコ)は「マニエリスム」と呼ばれる絵画スタイルを取り入れたもので、ルネッサンススタイルとはかなり異なった特色ある庭。当時(1500年代後半)の同系庭園ではかなり贅沢な作品で、依頼者は「ピア・フランチェスコ・オルシーニ」と言う人物で、ヴォルマルツォと呼ばれる村にあります。庭の碑文には「偉大な旅人(貴方)が見た、恐ろしい顔・象・ライオン・鬼・ドラゴンがここに来た」と書かれています。
「サクロ・ボスコ」の「地獄の鬼の口」
*「パドヴァの植物園」
ルネッサンス時代は<体系的な植物学が確立された時代>でもありました。その先陣を切ったのが「パドヴァ大学」で、世界発の植物園「パドヴァオルト」も創設。当然の事ながらそこには世界中の植物を集めた庭もありました。
パドヴァの植物園(アントニオ聖堂の現代彫刻から)
当店は明日、6月7日日曜日は
定休日とさせていただきます。
ご迷惑をおかけしますが
よろしくお願いいたします。