りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO895

 

「プライベートガーデン徹底研究 編」・・・あまりのもお粗末な「水廻り」!

「プライベートガーデン」と言えばどのようなイメージがわくでしょうか? ガーデニング、ガーデンライフ、そんな言葉が思い浮かぶでしょうか? そして、ガーデンルーム、ガーデンファニチャーなどの関連商品を見ると、「リビングガーデン」と言う言葉が今流行していることでも分かるとおり、「居間」の発想の元に開発された、くつろぎ、団欒、と言った目的の商品が主体となっています。

しかし、ガーデニングを楽しむにしろ、バーベキュー・ピザパーティーを楽しむにしろ、趣味の空間として使うにしろ、実際にはよりアクティブな機能が求められることの方が多いものです。そこに、メーカーと使用者の思考に大きな溝があるのではないでしょうか? 

部屋に例えるならば、リビング(居間)よりも、ダイニング(茶の間)、あるいはダイニングキッチンの機能がより求められているのではないでしょうか? にもかかわらず、現在のガーデンルームにその様な機能を求めることは極めて困難です。勿論、ガーデンファニチャーも同じです。

もう少し分かりやすくいえば、住宅内部の機能で、最優先されるのは「水廻り」でしょう。屋外でも同じです。そして、「水廻り」で、トイレ、風呂、に関しては一般のガーデンとはやや異なった分野となります。となれば、キッチンとユーティリティーに関わるものです。しかし、 「水廻り」に関する屋外商品の開発は極端に遅れています。プラン作りに対する研究もまだまだ不十分です。

しかし、こんなことで、本当にお客様に満足していただける「プライベートガーデン」など出来るわけがありません。そこで、キッチンとユーティリティースペースを中心に、もう一歩踏み込んだ「屋外の水廻りプラン」とは何かを考えてみることにします。

具体的にまずその対象となるのが「立水栓」です。そして、「立水栓」は求める機能により、本来はスタイルが大きく変わります。例えば、ほぼ樹木・草花への水やり専用、洗車専用、と言った単一目的の場合は、現在の商品でも殆ど支障はありません。しかし、充実した「プライベートガーデン」のプランを考えるならば、現在主流となっている「立水栓」は大部分が機能的に欠陥がある、といわざるを得ません。

極端な表現をすれば「立水栓」と言う言葉自体が、「プライベートガーデン」と言う発想とはかけ離れているのかもしれません。もう一度原点に返り、「屋外の水廻り」とは何かを見つめなおす必要があるでしょう。

そこで本日のひと口アドバイス。

立水栓と言う発想ではなくではなく、原点に返り、屋外の水廻りを見直そう!」

(りょう)

 

 

 

周囲の景観と見事に調和した「立水栓」。樹木・草花への水やりなど、単一機能を想定したものとしては、最高のプラン。

 

 

 

 

 

 

バーベキューコーナーに一体設置された「水廻り」。必需品でもあり、このように腰高位置に水受け(シンク)があることが絶対条件。

 

 

 

 

 

 

「雨水タンク」を地中に埋め、ポンプでくみ上げると言う、特殊な「水廻り」。アイデアを活かした一品。