りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO991

 

「外構・ガーデンセミナー 編」・・・外構デザインの主流モダン系?

この項からは、外構のデザインについて考えてみます。特に、メインの道路側に位置するフロントガーデンは、多くの人々の目に触れる場所であり、ハイセンスなデザインにまとめたいと考えるのは当然のことです。では、そのデザインのポイントとしてどのような点に気をつければ良いのでしょうか? どのような種類(分類)があるのでしょうか?

まず、デザインの選び方ですが①:家屋及び周辺との調和 ②:住む人の主張(個性表現) ③:機能性とのマッチング・・・が3大ポイントとなります。①:に関しては、いかに外構自体のデザインが素晴らしくても、そこだけがアンバランスに浮かび上がったのでは台無しで、当然のこと。②:に関しては、あくまで住む人が主役であり、そこに個性・主張が無くては良いデザインにはならないということ。③:に関しては、いくら外見が良くても使い勝手が悪かったり、危険であれば論外で、これまた当然。

以上の3点を前提条件として、最近の傾向にあわせ、主なデザインを列記しておきます。A:洋風モダン B:和風モダン C:南欧(プロヴァンス)風 C:中東風 D:洋風カントリー E:アジアンテイスト F:純和風 G:新和風・・・ざっとこんなところでしょうか。では、これらのデザインについて、それぞれの特色について詳細チェックしていきましょう。

まずは、A:洋風モダン、と、B:和風モダンから。

この両者は、最近の住宅デザインの主流でもあり、外構でも特に新築系では多数派となっています。中でも、大都市部の比較的敷地の狭い住宅の場合い、この両者が圧倒的多数を占めるようになっています。

では、洋風モダンと和風モダンの差とは何でしょうか? 答えは、殆ど無いというべきでしょう。現に、同じモダン系の外構でも、家屋に和のテイストが含まれていれば和風モダンに見えるし、洋のテイストが勝っていれば洋風モダンに見えます。

ただ、デザイン上のポイントとしては、より洋のイメージを強くしたい場合は、原色のラインを入れる、赤や青の原色のポストを使う、などの工夫を行います。一方、和のイメージを強くしたい場合は、格子デザインを取り入れる、色使いをシンプルにする、スリット枠に木を使う、などの演出を施すことが良く有ります。なお、和風モダンと新和風という考え方にも、密接な関係があることも補足しておきます。

では、モダン系デザインの基本とは。シャープな直線ラインとシンプルな色使い、この2点す。ただし、デザイン的にはまとめやすいのですが、100%基本を重視すると没個性的な外構になってしまいます。そこで、あえて一部に原色を使ったり、目を引く装飾小物、タイル等を使うことが多く、同時にその使い方でデザイン性に大きな差が出ます。

そこで本日のひと口アドバイス。

「モダン系外構は近年の主流! しかし、没個性的で面白みに欠ける作品も多い!」

(りょう)

 

 

 

 

和風モダン系の外構。

 

 

 

 

 

 

 

洋風モダン系の外構。

 

 

 

 

 

 

モダン系外構は何で個性表現するかがポイント!