店長の藤田です。
昨日たまたま、打合せをさせていただいていた現場が3年半ほど前に完工した現場の真裏の新築の建物という偶然に出くわしました。
こちらの物件、門柱はウリン材、アプローチに乱形の石材、植栽と駐車スペースは土間コンクリートとご予算の関係もあり、とてもシンプルな構成のプランでした。
完工の時は、塀等を作りこんだお隣と比べると随分シンプルな感じだなあと正直なところ思っていた現場でもありました。
完工時
しかし、3年半、時間が過ぎたこちらの現場は、もはや、少し違う空間となっていました。
「経年変化しにくい」「汚れない」といったことに注目が集まる世の中。
確かに経年で「劣化」して機能面、安全面で問題が起こるのは大問題。
でも、元々、四季のある日本の外空間はどんな素材にとっても「厳しい」空間であることに違いありません。
そんな中で、自然素材と呼ばれる素材、そして樹木は年数を増すごとに、「変化」し、むしろ素敵な空間を演出していく。
そんな空間作りもまた、エクステリアの醍醐味なのかもしれません。