みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ・・・NO2,353

 egg-推奨品:そこに本当の満足が!」 第6回・・・「スーパーフェンスα」の使命①?

改めて、熊本地震の被災者の方々に対しお見舞い申し上げます。

<ブロック欠陥商品論>

ここでエクステリア業界における大問題を取り上げます。それは言うまでも無く「ブロック塀の倒壊」。残念な事に、今回もまた住民の方々の命を脅かすと言う、あってはならない事態を引き起こしました。そして、ここでより重要な事は、倒壊の原因を「違法な施工方法」として、視点を変えれば、ある意味「ブロック塀擁護論」が展開されていると言う事実。

建築基準法に基づき施工(正しい施工)すれば、このような事態にはならなかった。確かに一面の真理です。しかし、地震によるブロック塀(壁)倒壊問題は、関東大震災(1923年・大正12年)で最初の大問題となり、主なものだけでも、宮城沖地震(1973年)、阪神・淡路大震災(1995年)、新潟県中越地震(2004年)、東日本大震災(2011年)、そして今回の「熊本地震」と、必ずと言ってよいほど、多くの人命を奪い、さらに復興の妨げにもなっています。なぜ、この事実から目をそらせるのでしょうか。

そう、ブロック(正しくは、コンクリートスタンダードブロック)塀は施工では無く、それ自体に根本的な欠陥があると言う事。つまり、現在認められているサイズ規定(高さ・幅)自体がおかしいと言う事。筆者の私見ですが、高さ1m未満の土留め(これは法的基準と同じ)、高さ1,800㎜×幅2,000㎜以上の門柱、高さ1,200㎜×長さ5,000㎜以上の塀には、絶対にプロックを使用しない事(これ以上大きな塀の場合は、全てフェンスと組み合わせる)。これが筆者の哲学です(事実、そのように指導してきました)。

確かに建築基準法を守った施工を行えば、ブロック塀の倒壊はかなり防ぐことが出来るでしょう。しかし、それは机上の空論に過ぎません。詳しい理由は専門家でないと理解しにくいのですが、「建築基準法を守った施工自体が元々困難」であるからです(だからと言って、いい加減な施工をしても良いと言う意味ではありません)。例えば、土留め上などにブロック塀を造る事自体が違法となりますが、塀にブロックを使うと言う習慣が無くならない以上、排除する事は不可能です!

でも、重厚で大きな塀を造る時はどうするのか。難しい問題ではありません。コンクリートの打ちっぱなし、型枠ブロック(一般のブロックとは全く別物)、万年塀などにすればよい事です。くどいようですが、ブロックを使ってはいけません。

そして、このような深刻な問題を無くそうとして開発された商品があることもお忘れなく! それが、「港製器工業」が開発した「スーパーフェンスα」です。では、「スーパーフェンスα」の実態とは? 詳しく検証していく事にしましょう。

そこで本日の一口アドバイス。

ブロック塀は欠陥商品! その事実を素直に認める事から全てが始まる!」

(みずき りょう)

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熊本地震で倒壊したブロック塀(道を塞ぎ避難のさまたげに)

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「スーパーフェンスα」で最もオーソドックスなパターン

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樹脂木のパネルを使った「スーパーフェンスα」