みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,030

「天然素材の魅力」第63回・・・天然木を活かす「スーパーフェンス」!

前項で確認した通り、この項からは天然素材(天然木)の素晴らしさを活かす、「スーパーフェンス」「GEO」と言う2つの商品を取り上げます。まずは「スーパーフェンス」から。

「スーパーフェンス」はeggに加盟する金属製品メーカー「港製器工業」(大阪府高槻市、岡室昇志社長)が開発した商品。基本発想は、万年米塀にありますが、それをアルミ形材と天然木等の組み合わせで、時代の最先端を行く商品へと進化させました。結果として、「スーパーフェンス」は、①:ブロック塀の危険性(最大の欠陥)を回避する ②:天然木の欠陥をカバーし、長所を最大限に引き出す・・・と言う素晴らしい特性を持つことが出来、エクステリア業界に留まらず、幅広い分野から注目が集まっています。

具体的には、自然保護・木材産業振興による地方創生などの観点から、間伐材マーク掲載許可(間伐材を有効活用する事で、木材産業発展&地方の振興に役立つ商品に表示が許される、森林組合連合会認定のマーク。写真①参照)を得ています。また、関西大学の亀井教授からも①②の観点から推奨(写真②参照)を頂き、商品的魅力+公共性に対し<お墨付き>を頂いています。また、これらに呼応するように、木材業界・団体等からも「スーパーフェンス」販売への取り組みが広がっています。

「スーパーフェンス」とはどのような商品で、どのような評価を得ているかの説明を行いました。でも、それだけでは<どんなものかよくわからない>と言うのが、一般の方々の本音でしょう。全く新しい商品で、ある意味当然の事。従って、画像も加えながら、より詳しい説明を以降で行います。その実態を知り、ぜひ有効活用を!

<ブロック塀に代わる「スーパーフェンスα」>

実は「スーパーフェンス」には2種類のシリーズがあります。1つは「スーパーフェンスα」。もう1つは「スーパーフェンスライト」。

「スーパーフェンスα」とは、文字通り<ブロック塀の代替>を目的としたもので、大型の本格的な塀を<安全でハイセンス>に作り上げることが出来ます。その最もオーソドックスなものが<アルミ部材(柱・コーナー柱・傘木・その他の各種部材)と防腐処理を施した間伐材を使った面材(パネル材)>材の組み合わせ(写真③参照)。

一方、「スーパーフェンスライト」とはその名が示すように、より手軽さ・軽量性を持たせた商品。主に、ブロック上の目隠しフェンスとして使用し<アルミ部材(柱、その他の各種部材)と天然木の面材(パネル材)の組み合わせ。写真④参照>が基本となっています。

では、次項からは「スーパーフェンスα」の徹底研究を・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「ブロック塀の危険性を克服し、天然木の長所を引き出す=スーパーフェンス!」

(みずき りょう)

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写真①:「スーパーフェンス」への掲載が許された<間伐材マーク>

 

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写真②:関西大学・亀井教授が「スーパーフェンス」について論評

 

 

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写真③「スーパーフェンスα」の最もオーソドックスなスタイル

 

 

63:ライと基本形

 

 

 

 

写真④:「スーパーフェンスライト」の基本形(面材「ウリン」)