みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,049

「プライベートガーデン研究」第15回・・・隣接型ガーデンステージの基本商品!

独立型ガーデンステージとそのメイン商品について言及しました。続いて、この項からは「隣接型ガーデンステージ」とそのメイン商品について述べます。まずは、「隣接型ガーデンステージ」の説明から。

<日本では「隣接型ガーデンステージ」が主役>

「ガーデンステージ」とは、プライベートガーデンの核(主要部)となる構造物とその空間の事。そして、隣接型とは建物(家屋)と接する部分に造る「ガーデンステージ」を指します。より具体的に言うと、大部分が掃き出し窓前に設置され、テラス土間or デッキの上に設置される構造物となります。そして、敷地が狭い住宅が多い日本では、独立型より隣接型の方が圧倒的に比率が高いと言うのが現状。

テラス土間やデッキ上の代表的構造物としては、パーゴラ、テラス屋根、サンルーム(テラスルーム)、ガーデンルーム、コンサバトリーなどが一般的。ただし、eggとその加盟店では、「NEW GEO」と言うオリジナル商品も用意しています(「NEW  GEO」の詳細については、後日詳しく説明)。また、以上の商品には独立型・隣接型共用のタイプもあります。

注:サンルーム(テラスルーム)、ガーデンルーム、コンサバトリーは本来同義語。ただしわが国では、比較的安価なタイプをサンルーム(テラスルーム)、建具が折りたたみ(折戸)式をガーデンルーム、輸入商品等の高級タイプをコンサバトリーと呼ぶ傾向が強く、それに準じて別表記。

「隣接型ガーデンステージ」の近年の特徴として、「隣接型ガーデンステージ」用の商品であっても、建物に部材を打ち付け設置するのではなく、独自で建てることが出来、建物との間から雨・風が入らないように処理すると言うタイプが増えていると言う点も見逃せません。これは、住宅会社が外壁に何かを取り付ける事を嫌う傾向が強まり、それに対応した処置。同傾向はより強まると見て良いでしょう。

「隣接型ガーデンステージ」では、テラス土間にするかデッキにするか、その上の設置に何を選ぶかが極めて重要になります。ただし、その選択肢としてよく<価格>が優先されますがそれは誤り。本来は目的(用途)により選ぶべきもので、例えば、下部(床・土間)が土間仕様であるか、デッキ仕様であるかでも、大きく特性が異なります。水洗いが出来た方が良い・表面が傷つきやすいような作業を良く行う・・・こんな場合は土間(特にタイル貼がお勧め)。素足(それに近い状態)で歩くことが多い、風合いが大切・・・こんな場合はデッキ。

勿論、土間やデッキ上の設置物も、用途優先で選ぶ事が大切。次項からは、各種土間・床の選び方(特性)、設置物の選び方(特性)について、さらに詳しく検証していきます。

そこで本日の一口アドバイス。

「圧倒的に比率が高い隣接型ガーデンステージ。でも、その特性は実に多用!」

(みずき りょう)

15:土間&ルーム

 

 

 

 

 

 

 

隣接型ガーデンステージ①・・・テラス土間とガーデンルームの組み合わせ。水を使う・水洗いするなど、アクティブな使い方にお勧めの組み合わせ。タイル仕上げにすると、カラーコーディネートも容易!

 

15:ペット優先

 

 

 

 

 

 

隣接型ガーデンステージ②・・・ペット(ワンちゃん)優先のプラン。天然木の風合いが動物にもぬくもりを与え、チョーお気に入り。ハードウッド(ウリン)を使っている為、傷つく心配も殆どなし!

 

15:テラス屋根

 

 

 

 

 

 

 

隣接型ガーデンステージ③・・・ハードウッド(ウリン)デッキ+アルミテラス屋根+シェードと言うシンプルな組み合わせ。開放感を重視した使い方の場合、このようなプランがお勧め!