みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,101

「納得!エクステリア講座」第34回・・・脱ブロックのための門廻り商品・素材!

引き続き、<ブロックを使わない門廻り>について・・・

第11章 激変する門廻り②

塀以上に門廻りにブロックが多用され続けている理由、ご理解いただけたでしょうか? ではそんな状況下でどうやって脱ブロック化を進めるのか。それには、ブロック外の商品・部材を探す事が先決となります。

そして、最も手軽で簡単な対処方法は、多くのメーカーが販売している「システム門柱」を使う事。ただし、①:オープン系の外構には適しているが、クローズ系の外構には不向き ②:より重厚な門廻りを求める声が多い ③:差別化・個性化が図りにくい・・・などの課題が残されます。

①:に関しては、特に門扉をセットしたい場合が大きな支障となります。その解決方法としては、アーチ+門扉、門柱・門扉がセットされたよりグレードの高い商品を選ぶ・・・と言った対処方法があります。ただ、かなりの高額となるうえ、デザインが限定されてしまうと言った弱点も。

従って、門柱部分に「型枠ブロック」を使うと言う方法を推奨しておきます。「型枠ブロック」については、専門的になるため詳細説明は割愛します。ただ、世間で問題となっているのは「スタンダードブロック」で、この商品(材料)を使えば、外見はあまり変わらなくて問題はありません。

②:に関しては、天然木を使い特注の門柱(あるいは門廻り)を造るとをお勧めします。この方法であれば、あらゆるサイズ・デザイン対応が可能で、コスト・品質的魅力も見逃せません。ただし、プラン作成者のセンスと高い施工技術が求められるため、レベルの高いエクステリア専門ショップに依頼する事が極めて重要なポイントとなります。

③:についても、前項とほぼ同様の結論を導き出すことが出来ます。また、どの方法を選ぶにしても、植栽とうまく組み合わせることが、もう一つの成功ポイントとなります。理由は、目隠し効果をアップさせると言った実用面と、全体の雰囲気作りと言う感覚面、この両面で大きなメリットがあるため。

また、egg及びegg-加盟店では、以上のような基本対応に加え、「スーパーフェンス」「木製立体トラス」<日本の樹「杉(スギマサ)柾>と言うオリジナル商品を持ち、これらを加える事で、ワンクラス上の門廻りを創り出す体制を整えています。<「門廻り」は住まいの顔であり、それだけこだわるべきだ>そう考えている為。この点に関しては、次項で詳しく取り上げる事にします。

そこで本日の一口アドバイス。

「新時代の門廻り。そのキーワードは天然木・型枠ブロック・オリジナル部材!」

(みずき りょう)

システム門柱

 

 

 

 

 

 

 

様々なデザインの「システム門柱」(「港製器工業」商品より)・・・比較的狭い敷地のオープン的な外構に適している。

 

型枠B(よねざわ)

 

 

 

 

 

 

「型枠ブロック」(「よねざわ工業」商品より)・・・一般のブロックとは工法が異なり強度的な問題もない。なお、一般にブロックと称しているのは「コンクリート・スタンダード・ブロック」の事。

 

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「ウリン」(天然木)を使った「門廻り」・・・あらゆるデザイン・サイズ対応が可能で、強度・耐久性にも優れる。ただし、本当のプロのセンスと技術が必要!