みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,019

「納得!エクステリア講座」第42回・・・無駄なカースペースを無くそう!

<「納得!エクステリア講座」最終回>

第14章 カースペース最前線②

カースペース〜駐車場を含む多目的スペースへ。一言で言うなら、それが現代カースペースプランの基本と言えるでしょう。従って、セットするカーポート系商品・ゲート系商品等にも大きな変化が起きています。

カーポート系商品に関しては、サイズ・形状等に融通性のある、多用途対応タイプが増えています。極端な場合は、メーカー商品では対応できず、木材・アルミ形材・鉄骨等を使い特注対応する事さえあります。ただ、メーカー商品にしろ、特注対応にしろ、かなりの高額になります。従って、<必要最小限に屋根を作る>と言ったケースの方が、実際は多くなります。例えば、<車2台と自転車2台を置くが、実際には1.5台分程度の特殊サイズカーポートのみ設置。他の部分は屋根なし>と言った具合。

ゲートに関しては、高額物件で重厚なシャターゲートを設置すると言ったケースを除き、むしろ設置頻度は減少しています。例えば、主力の<跳ね上げ式タイプ>の場合も、むしろ設置困難な現場の方が増えています。もっと手軽・ローコスト・変形&ロングサイズ対応可能・操作簡単・・・そんなゲートが求められているのかもしれません。

「納得!エクステリア講座」も今回で最終回。様々な角度から、エクステリア(住まいの屋外空間)と言うものにメスを入れてきました。一般の方を対象としたものとしては、あえてかなり専門的な部分にも足を踏み入れました。外見だけではなく、機能性・安全性・耐久性・自然との関連性・・・等を考慮すると、そうせざるを得なかったからです。

勿論、専門的な指摘を行ったからと言って、簡単に理解願えるものではありません。しかし、水(雨)・風・紫外線・地震等、住宅本体以上に自然との関係性が深いエクステリアでは、むしろ<見えない部分の方が大切>とも言えるからです。そして、この<見えない部分>を含め創るのが<エクステリアプラン>です。従って、価格に関しても<見える部分だけで比較>しても意味がありません。

では、一般のお客様は<どうすれば本当に価値あるエクステリア>を手に入れる事が出来るのでしょうか? 答えは結局一つ。それは、<「地元」の「信頼できるエクステリア専門ショップ」に依頼する>以外に無いと言う事。そのためには、「直接足を運び」「店を自分の目で確かめ」「スタッフと直接面談」し判断する>以外にありません。最後に、<WEB系情報だけに頼ると、大きな落とし穴がある>と言う点を強調しておきます。

 

そこで最後の一口アドバイス。

「エクステリア専門店に直接来店〜面談! そして、本当の意思疎通!」

(みずき りょう)

42:一体型

 

 

 

 

 

カースペースも含めフロントガーデンを一体化したプランが増加! <広すぎる無駄を>無くすため、仕切りを設けプライベートガーデンとして使う・・・そんな工夫も。

 

42:左右別

 

 

 

 

少数派ではあるが<カースペースを左右に2分>するプラン。使用・敷地条件によってはこのような方法も!

 

42:チラシ

 

 

 

 

 

 

WEB系情報への頼り過ぎは危険! チラシを見て来店といった対応も。いずれにせよ、<直接来店・直接面談>と言う基本を守る事!