eg-倶楽部 2019年秋号
お客様とお店をつなぐ「コミュニティー紙」 編集:egg-本部
写真:兼六園の秋・・・ことじ燈篭横のモミジも少し紅(べに)色のお化粧。そう、今年も少しずつ秋の深まりを感じさせる季節に・・・
秋。芸術の秋、馬肥える(食欲)秋、体育の秋、実りの秋、こころ憂う秋。そして、エクステリア(住まいの屋外空間)の秋!
もうすぐ落葉樹の葉が色づき始めます。真昼の陽ざしは依然として厳しいですが、朝夕の涼風は最高の清々しさをプレゼント。だから、少しガーデンの模様替えも。いや、いっそのこと、掃き出し窓の前に大型のデッキを設置し、ガーデンライフを大いに楽しみたい。そんなのんきな事を言っている場合ではない。新築中のわが家が2ヶ月後に完工するので、外構工事も完成させなければならないのに未だ・・・
いずれにしても、最高のエクステリアには最高のプランが必要。でも、最高のプランを創るには何が必要なのか? その答えは下記に!
任せてみると言う気持ちが最高のプランを!
<形への固執>が失敗に繋がる事も
以下はよくあるお話。そして、一見正解のように思う事例ですが・・・
<お客様>
掃き出し窓前に、大型のデッキを設置したい。そして、デッキは樹脂木が良い。ただし、窓が表通りに面しているので、デッキの廻りを、高さ2mのブロック(下部)+木調アルミルーバー目隠しフェンス(上部)で囲みたい。
<エクステリア専門ショップのアドバイザー>
分かりました。ではこんな感じになりますね(掃き出し窓前の簡単な平面図を提示。当然のことだが、その略図には上記要望が描き込まれている)。同時に概算価格も提示。
その後、話がトントン拍子に進み、1週間後にご契約。2週間後には工事完成!
でも、クレームとまではいかないが、その後お客様からこんな不満が。
(私が言ったので仕方がないが)デッキが極端に熱くなったり(夏)、冷たくなったり(冬)。だから、小さい子供が満足に遊べない。素足で触れた感じも良くないし。それに、目隠し塀も重苦しくて。だから、デッキにいてもくつろいだ感じにならない。云々。
ではなぜこんな不満を生み出したのでしょうか? 答えは、上記のように(一見、正解のように思う)<お客様が提示した形そのままにプランを作成した>事自体が間違いだと言う事。
デッキのプラン例・・・天然木「ウリン」を選び、目隠しフェンスも同素材で統一。さらに、植栽も併用。その理由は?
大切なデッキ本体と目隠しフェンス(塀)の選択!
<もう少し詳しく検証>
まず、お客様から出された形をそのままプランにした・・・と言う点が間違い。<掃き出し窓前でどのような事がしたいか>と言う目的確認が全く出来ていないからです。
デッキは物干しなど実用的使い方以外にも、小さなお子様が遊ぶ、家族団らんの時を過ごすなど、活用方法も様々。当然、それによりプランも変化するからです。
さらに言えば、掃き出し窓前の処理方法は、テラス土間 or デッキに大別されますが、テラス土間を選んだ方が正解であればもっと悲惨。今回は、デッキを選ぶべきご要望で、まだ救いがありました。
そして、多目的デッキの場合、温度変化・風合い等の問題で<天然木製にすべき>でした。さらに、風合い・温度調整機能優先の場合は「杉(スギマサ)柾」、耐久性最重視の場合は「ウリン」製と、選択肢が分かれます。勿論、物干し場オンリーであれば樹脂木でもOK。また、目的によっては、屋根・ガーデンルーム・水回り設備・照明・家具等もセットした方が良い場合もあります。
写真上:「杉(スギマサ)柾」製のデッキ・・・風合い・温度調整機能抜群。ただし、耐久性は「ウリン」より若干劣る。
写真下:「ウリン」製のデッキ・・・少し硬い感じはあるが、天然木なので、風合い・温度調整機能もまずまず。耐久性はNO1(樹脂木より上)。
目隠しフェンスに関しても、目的・嗜好の確認が出来ていません。目隠しフェンスは通常1.8〜2mの高さが必要です。しかも、デッキをしっかりガードするには<隣接設置>が必須条件となります。
となれば、使用目的によっては<重苦しさ御排除>が極めて重要なポイントとなります。例えば、目隠しフェンスは全ての部分で目隠し度100%にする必要はありません。足元(下部)などは目隠し度を低くしても差し支え無し。従って、デッキ下など不要部分の目隠し度を落とせば、重苦しさを防ぐことが出来、デザイン・コスト面でのプラスも。また、植栽と併用すればさらに効果アップ。このような対応はメーカー商品では困難で、やかり天然木の方が・・・
上下で目隠し度を変えた天然木の目隠しフェンス。
形より目的・想い・こだわりを伝えよう!
では、最高のプランを創るにはどうすれば良いのでしょう。意外かもしれませんが、<形への固執>を無くすことです。そして、目的・想い・こだわりを的確に伝える(スタッフ側から言えば「聞き出す」)事です。さらに、プランに関しては<思い切って任せてみる>ことです。そうする事が、エクステリア専門ショップスタッフの能力を最大限引き出す事に繋がるため。エクステリア専門ショップのスタッフは<エクステリアのプロ>であり、ある程度お任せいただけることで、初めて本当の力を発揮する事が出来ます。
勿論、形に固執しない事とは、デザインへのこだわりを捨てる事ではありません。むしろ、アジアンテイストに・作品に家族の足跡を残したい・・・などのご要望は的確に伝えて下さい。
「オータムフェア」開催中!
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さあ秋です。ガーデンライフを満喫してください。でも、そのためにはガーデンリフォームが必要となる事も。そんな時には、どんな小さなことでも「egg-加盟店」にご相談を!
勿論、新築外構や庭の全面改装など、大きな節目にもぜひご来店・ご相談を。専門ショップならではの最高のプランを作成し、ご要望に対応させて頂きます。
えっ、ご予算面・資金面・補助金・・・その対応もまら我々の仕事です。
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