りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO893

 

「新築外構徹底研究 編」・・・「新築外構」大満足4ポイント!

様々な角度から、より満足感のある「新築外構」の作成ポイントを提示してきました。この「新築外構徹底研究」は今回で最終回になりますが、まとめとして全ての前提となる重要項目4点を列記しておきます。

1:地域密着型のエクステリア専門店を選ぶ・・・これは、極めて重要なことです。全てに優先される項目であるとも言えます。

新築外構の発注先としては、地元(車で30分が目安)の専門店、外構・造園業者、ホームセンター、住宅業者、など様々な対象があります。この中で、まず予算面も含め、自分にあったプラン、レベルの高いプランを作成してくれることが前提となります。しかし、プランが優れているだけでは不十分。安心であること、小回りが利くこと、永続的な付き合いが可能であること・・・などの補足条項もクリアしていなければなりません。

そして、これらの条項を満たしているには、地元の専門店だけです。同じエクステリアの専門企業でも、遠方の店・下請け業者では充分な対応は困難です。特に、外構は生き物であり変化し続けるということを忘れないで下さい。

2:住宅プランが固まる前に、地元のエクステリア専門店を訪問する・・・この件に関しては、このシリーズの冒頭で触れましたが、簡単に再確認しておきます。

住宅配置を含めた「ゾーニング」はエクステリア専門店の方が上手い、造成・基礎に関するアドバイスが出来る、予算・住宅ローンの使い方に関するアドバイスが出来る・・・など多くのメリットがあります。しかも、住宅本体だけではなく、屋外を含めたおおよその全体像を念頭に入れて、暮らしの計画を作ったほうが、計画を進める上でより有利であることは言うまでもありません。

3:プラン作成に際しては「形だけではなく目的を伝える」・・・形にとらわれすぎると、とんでもない落とし穴にはまる危険性があります。何に、どのよな使い方をするか、明確に告げてください。

例えば、塀を造るとします。ブロックを160㎝程度の高さに積みたい。一見何の問題も無いご要望のように思えます。しかし、仮に主目的が「目隠し」であった場合い、木製やフェンスの方が有効であることも珍しくありません。また、ポイントだけに「目隠し」を造り、塀は不要であることさえあります。

4:「納得価格」最大最大のポイントは、優れたプラン・・・表現を変えれば、見積もりを詳細分析してもコストカットには殆ど繋がらないということ。

例えば、土間コン、ブロック積み、各種商品の値段が多少安くても、無駄な使い方、下手な使い方をしていては何もならないということです。大切なのは、見積もり明細ではなく、全体予算に対する満足度です。仮に、150万円で「新築外構」の計画を立てるとき、最大のポイントは、各明細の値段ではなく、その範囲でどれだけ有効なプラン作成ができるかと言う能力です。

そこで本日のひと口アドバイス。

「地元の専門店、早めの訪問、目的の提示、価格明細よりプラン内容・・・この4大ポイントをお忘れなく!」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

植物をポイント演出に使ったフロントガーデン。シンボルツリーだけではなく、グランドカバーを活かすかそうでないかも、大きな差に・・・

 

 

 

 

 

 

遠目の「インターホン」。近めの「ポスト」。ちょっとした工夫で、お客さまの暮らしに貢献!

 

 

 

 

 

 

もっと「目隠し」の重要性を! 木製フェンスの両面張りで、重苦しさが無いのに、視線を100%カット。