「りょうさんの：ほぼ毎日、エクステリア＆ガーデン・ひと口メモ」・・・ＮＯ914

「＋α の外構・ガーデン　編」・・・ワンクラス上の「門廻り」！

「門廻り」は文字通り住まいの顔です。特に、敷地が狭い、オープンタイプ、と言った外構・ガーデンは「門廻り」の役割が益々大きな物となります。となれば、＋α をこの部分に求めるのは当然。逆に、例えデザイン的にまとまっていても、この部分にご家族の思いが込められていないと、エクステリアスペース全体が味気の無いものになりかねません。

では、「門廻り」に思いを込めるとは、具体的にどのような形をとるのでしょうか？　結論から言えば、大きく分けて2つのポイントがあります。1つは「小物へのこだわり」。2つ目は「機能へのこだわり」です。そして、この項では「小物へのこだわり」について考えて見たいと思います。

「門廻り」の小物とは、サイン（表札、等）、ポスト（正しくは郵便受け）、照明、インターホン、の4種がメインで、これに周辺の植栽、門柱の装飾、などがプラスされます。ここでは、A：「サインとグッズ」へのこだわり B：「照明」へのこだわり C：「個性と参加」へのこだわり・・・と言う3つの例を紹介しておきます。これを参考に、ぜひ貴方（あるいはお宅）だけの「門廻り」を・・・

A：「サインとグッズ」へのこだわり・・・ここで紹介する作品は少し特殊です。住宅ではなく店舗であるからです。しかし、お住まいがご家族の暮らしの空間である以上、同じようにもっと個性を求めも良いでしょう。

まず、手作り感覚の「アイアンサイン」ですが、店のイメージにピッタリであると同時に、一般的な表札とは一線を画した温かみがあります。そう、鉄は決して冷たいものでは有りません。また、錆びることは欠陥ではなく長所にもなります。また、「門廻り」のデザインと、ガーデングッズも、相乗効果となりお店の雰囲気を盛り上げています。

「門廻り」と、「サイン」「グッズ」類が見事に調和！

手作り感覚の「アイアンサイン」。錆びもまた味の1つ！

B：「照明」へのこだわり・・・紹介する作品はモダンタイプの「門廻り」。このようなデザインは、纏めやすいのですが、何かこだわりが無いと、無味乾燥なものとなってしまいます。だから、強烈な縦ラインと、照明効果も含め、ガラスブロックでアクセントをつけています。ただ、それだけではなく、照明でさらなる「＋α」を求めました。

「夜の顔」と「昼の顔」を比較してください。3種類のライティングが、「夜の顔」をより個性的で魅力的なものにしています。勿論、防犯面でも大きな役割を果たします。

3種の「ライティング」で「夜の顔」を幻想的に演出！

「昼の顔」はシャープなモダンタイプ。

C：「個性と参加」へのこだわり・・・この作品は、お客様の「思い」を「門廻り」に100％ぶつけています。だから、原色の入ったクラッシュタイルを大胆に使いました。一見邪道かもしれません。しかし、完成してみると、意外に違和感無く周りと調和しています。そう、「門廻り」が住まいの顔であるなら、もっと大胆に個性表現してもよいのかもしれません。

それだけでは有りません。こだわりの延長として、「門廻り」作りにご家族も参加しています。これにより、完成した作品の魅力に、住む人達のメモリアルが加わります。まさに「生きた門廻り」と言える作品でもあります。

原色のクラッシュタイルを貼り付けた「門廻り」！

奥様もビー玉の埋め込みを手伝った「参加型」の「門廻り」！

そこで本日のひと口アドバイス。

「門廻りは住まいの顔。 だからもっと思いを込めて！ もっと大胆な個性表現を！」

（りょう）