みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,080

「納得!エクステリア講座」第11回・・・「積算書」が語る真実とは?

プラン作成ポイントに続き、「積算書」について検証していきます。

<あまりにも多い「積算書」のマジック>

「積算」及び「積算書」はあらゆる分野で使われています。身近な車関連でも、車検時・新車購入時など、いつも「積算書」が作成され提示されます。でも、スーパーマーケットで野菜や肉を買う時「積算書」は存在しません。なぜでしょうか? そう、答えは明快です。前者の場合<見ただけでは分からない(あるいは見ることが出来ない)部分がある>から。後者の場合は<見ただけでほぼ全てが分かる>からです。

つまり、「積算書」とは<見えない部分を見えるようにする>ために作成されるものです。表現を変えれば<「積算書」=内容と価格の確認書>と言う事に成ります。ただ、ここで大きな問題が残ります。実際には「積算書」を見ても内容と価格が良く分からないものが多いと言う事。その理由には2つあります。1つ目は、内容が専門的で一般の方には理解しづらいと言う点。2つ目は、「積算書」自体に不備がある場合。しかも、実際にはどちらかの理由で、<良く分からない「積算書」の方が圧倒的に多い>と言う事です。

例えば、前出の車検の場合。さすがに不備は少ないようですが、100%その意味が理解できる人は殆どいないでしょう。理解できるほど車の構造に関する知識が無いからです。従って殆どの人は、最終価格の確認のみor補足的に行われる担当者の説明でアバウトに内容を知り契約(発注)と言う事になります。

何も、それが悪いと言っているのではありません。むしろ、車検後トラブルとなる事など殆どないし、そのような現実的対応でOKと言うべきです。表現を変えるなら、「積算書」はそれほど当てになるものでは無いと言う事。増して、エクステリアを含む住宅関連は、「積算書」の中でもっとも複雑な部類に属します。場合によってはレベルの低い業者が作成した、不備の多い「積算書」であるケースも・・・

だからこそ、<相見積もりだけを多数取り、発注先を決定する>と言う作業には殆ど意味がありません。いや、むしろ大きな落とし穴にはまる危険性の方が高いと言えます。特に、昨今のネット社会では、そのような方法による失敗が急増しており、お客様の不利益となっている事例が急増しています。

だからと言って、相見積もりを取るなと言っているのではありません。むしろ、相見積もりは必要でさえあります。でも、正しい比較対象のために取るべきもの。では、<正しい比較対象方法(相見積もり)とは何か>。次項で詳述します。

そこで本日の一口アドバイス。

「積算書で分かるものは実は少ない! 特にエクステリアの積算は複雑で判別困難!」

(みずき りょう)

12:プラン

 

 

 

 

 

 

 

エクステリアのプラン例(イメージパース)・・・エクステリアは全てオーダー品。たとえ別の業者に図面を見せ見積もりを取っても、条件が異なり殆ど意味が無い。また、そのような行動自体法律違反で、それを了承する業者は極めて低レベル。

 

12:ブロック

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロックの構造図・・・このように、エクステリアには多くの目に見えない部分がある。通常、その部分は図面にも記されていない。従って、積算価格だけで本当に安いか高いかを判断すること自体不可能!

 

12:積算書

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エクステリアの積算書(部分)・・・エクステリアの積算書はかなり複雑。しかも、記載方法にも大きな差がある。従って、積算書だけを多数取り寄せ(相見積もり)ても、殆ど意味が無い。いや、むしろ最も危険な行為でさえある。

 

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,079

「納得!エクステリア講座」第11回・・・<目的とこだわり>をもっと大切に!

エクステリアのプラン作成ポイントについて検証中。前項では、マクロ的視点の大切さについて確認しました。ただし、それだけでは本当の満足をお届けする事は出来ません。十人十色の想いがあり、それが叶えられなければ意味が無いからです。従って、この項ではお客様の夢(目的)を着実にかなえてくれるプラン創りの方法について確認しておきます。

<マクロ的チェック〜ミクロ的チェックへ!>

プラン創りにはマクロ的チェックが極めて重要になると記しました。チェックが甘いと、機能・品質・使い勝手などに支障が出る危険性があるからです。ただし、それは基本的チェックであり、マクロ面と<**を造って欲しい>と言った大雑把な確認だけで、具体的なプラン作りを行っても<それなりの作品>にしかなりません。またプロのハイレベルな作品に仕上がったとしても、お客様の求めるものとは違ったものになってしまう場合もあります。

そのような事を避けるためには、マクロ的チェックの次にミクロ的な確認を着実に行う必要があります。ただし、ミクロ面(具体的な構成)に関してはパターンは無限大。チェックポイントも極めて多くなります。ここで多数のチェックポイントを列記しても煩雑になるだけ。従って、2つの最重要ポイントだけをピックアップしておきます。それは、ア:目的の確認 イ:こだわりの確認・・・以上です。

ア(目的):については前回(マクロ面)とダブる部分もあります。ただし、目的は1つとは限りません。いや、複数であることがむしろ一般的です。従って、全てを盛り込むことが出来るか否かは別としても、どの様な使い方が考えられるか、この段階で細かくチェックする必要があります。この時、現在だけではなく、将来(未来)に関してのチェックも忘れてはなりません。

イ(こだわり):については、実現可能かどうかではなく、お客様の想いを徹底的にぶつけて頂くことが重要です。こんな商品・材料を使ってほしい、過去の思い出となる商品・材料を使いたい、こんなイメージにしてほしい、家族の足跡を残してほしい、云々。このチェックが甘いと、100%(時にはそれ以上)の満足をお届けする事が困難に成ってしまいます。

以上がエクステリアプラン作成段階の重要ポイントとなります。表現を変えれば、エクステリアプラン創りの正しい確認ポイントと言う事でもあります。でも、せっかく素晴らしいプランが出来ても、価格面でお値打ちであるのか、高すぎるのか分からないのでは、不安であるし、そのお店・担当者に頼んで良いか否か分かりません。そこで、次項からは価格と密接な関係を持つ<積算書>について詳述します。

そこで本日の一口アドバイス。

「何がしたいかを細かく告げよう! 貴方のこだわりを思いっきりぶつけよう!」

(みずき りょう)

11:和モダン

 

 

 

 

 

 

 

和モダンへのこだわり・・・大都市部の狭小敷地住宅。外構予算もごく一般的。こんな時、ほとんどが<必要に迫られセットされているだけ>の外構となっています。しかし、この作品は<和モダン>に徹底的にこだわりました。そして大成功!

 

11:未来

 

 

 

 

 

限られた空間に地中海的なイメージを(イメージパース)・・・将来はイタリアンレストランを! だから住まいもそれにあわせて。勿論、外構もお客様のそんな<思い>を全面的に盛り込みました。結果、ご近所でも評判の作品に。

 

11:くつろぎ

 

 

 

 

 

 

限られたエクステリア空間にくつろぎを!・・・小さな庭だがそこでゆったりとくつろぎたい。そんな思いを120%盛り込んだガーデン。徹底した自然素材主義(天然木・樹木・天然石)。さらには、フォーカルポイントに水と照明も。

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,078

「納得!エクステリア講座」第10回・・・プランは<マクロ〜ミクロへ>が基本?

第5章 プラン・積算書の作成方法と意味

この<第5章>では、エクステリアのプランと積算書の作り方・仕組みについて考えます。一見、一般のお客様にとっては関係が無い事のように思えますが、知っておく事で様々な重要事項が見えてきます。例えば、プランに関しては、図面やパース・イラストを見た時、単に上手い・下手だけではなく、プロが本当に意図した物・その人のレベルなどが見えるようになります。積算書に関しては、何をチェックすれば良いか、どの点に注意し見ればよいかがが分かるようになります。

そして、失礼ではありますが、殆どのお客様の見方が、間違っていたり、あまり意味のない所ばかりチェックしている事が極めて多い事も、ご理解願えると思います。

<プラン創りで最も大切な事はマクロ的視点>

まずプラン作成に関してですが、基本でかつ一番大切なポイントはマクロ的視点です。具体的には、A:敷地(あるいは対象エリア)全体+周辺状況の把握 B:お客様の真意の理解・・・この2点のを正確に把握すると言う事。もう少し分かり易く以下で説明しておきます。

A:に関しては、対象スペースの広さ、高低差(段差)をまず正しく理解する必要があります。ただし、それだけでは不十分。廻りがどのような条件になっているかも、頭に入れておかなければなりません。廻りの地形、道路との繋がり、隣地とのつながり、位置(東西南北)と陽当たり条件などが、その基本項目となります。

もっと分かり易く言えば、お客様が「**部分に**をしてほしい」と言ったとき、**の敷地図・現状写真等で対象部分+周辺部分の状況をまず頭に叩き込む必要があると言う事。それが出来るか出来ないかで、プラン作成能力に決定的な差が出ます。

B:に関しては、お客様の具体的要望だけではなく、それを<何のために行うか>と言う真意を正確に把握すると言う意味です。<ここにデッキを付け、その周辺に木を植えて欲しい>と言うご要望であったとします。そのままラフプランを作成し・概算価格を出した場合、一見問題が無いように思います。でも、デッキの使い方がハードであった場合は、タイルテラスの方が良い場合もあります。周辺に植える樹木は、鑑賞だけではなく目隠しも兼ねている場合、板塀と植栽をセットした方が良い場合もあります。

従って、プラン作成に入る前に、デッキはどんな使い方をするか、なぜ周辺に樹木を植えたいのかを確認しなければ、作業に入る意味がありません。さらに言うなら、その場所でそのようなものを造るのは不適切だと言う事を伝えなければならない場合もあります。

だからこそ、プロは絶えず冷静にかつマクロ的視線で、空間とお客様のご要望をチェックする必要があります。

そこで本日の一口アドバイス。

「マクロ的視点と真意の把握! プラン作成はそこからスタート!」

(みずき りょう)

10:施工前

 

 

 

 

 

 

リフォーム前のガーデン・・・どのようなプランを創るにしても、広さ・形状・段差等の敷地条件に加え、様々な周辺条件も正確に把握しておく必要がある。そうしないと、一見素晴らしい作品が出来たと思っても、予想外のトラブルが発生する事がある。

 

10:施工後

 

 

 

 

 

 

上記敷地のリフォーム後・・・敷地と周辺条件をベースに、お客様のご要望をチェック。その時、計画を大きく変更すべきだと伝える事もある。そうでなければ、このように本当に満足していただける作品を提供することは出来ない。

 

10:土間仕様

 

 

 

 

 

 

掃き出し窓前のリフォーム・・・掃き出し窓前のリフォーム依頼は結構多い。ただし、目的により、どのようなテラスにするか、屋根はどうするか、どの程度囲いが必要か、デザインはなど、使い方によりしようが大きく変わる。当然、お客様との意思疎通が極めて重要なポイントとなる。

 

 

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,077

「納得!エクステリア講座」第9回・・・プラン概要・概算価格を必ず確認!

優良エクステリアショップを見つけ折衝に入った時、何を伝え何を確認すべきかについて検証中。今回は、お金の問題も含め、どのように意思疎通を図ればよいかについて・・・

<どの程度のお金が必要かしっかり確認!>

4:その場(初回来店時)でプラン概要を確認しよう

お客様の考えている事を伝え終わった段階で、「分かりました、プランがまとまったら連絡させていただきます」と言った返答だけで終わりにしない事。これが次に大切です。必ず、その場で<おおよそのプラン内容>を確認して帰ると言う事です。なぜなら、この段階でおおよそのプラン提示があれば、持ち帰り検討材料となり、次の段階でより詳しい折衝が可能となるため。また、おおよそのプランをその場で提示してくれない場合は、その店・その担当者のレベルが低いと言う事にもなり、折衝を継続するか断るかの重要な判断材料にもなります。

5:その場で概算価格を確認しよう

おおよそのプランがまとまったならば、同時に必ず<おおよその値段>も確認してください。50万円程度のものか、500万円もするものかさえ分からなければ、検討材料にすらならないため。50万円か500万円かは少し極端にしても、あとで思っていた値段の3倍もするプランで、検討の余地なし。結局労力の無駄使いと言ったケースが極めて多いのが実情です。最も大切なお金に関わる事。必ず確認を! また、上記5の項目同様、初対面段階で概算価格を提示できない店・担当者では、レベルに問題があり、折衝継続か否かの判断材料となる事は言うまでもありません。

6:プロとしての提案があるかないか

この項目は折衝と言うより判断材料と言う側面が強いのですが、依頼に対し<何らかの提案があったかどうか>も極めて重要な要素となります。より分かり易く言えば、<あなたも伝えたことをそのまままとめおおよその値段を出しただけ>は×だと言う事。勿論、あまり単純なご依頼内容であれば変更の余地がない場合もあります。しかし、プロから見れば、別の方法で処理した方が良いと言ったケースが非常に多いもの。にもかかわらず、何の変更・サゼッションもないまま・・・これではプロに相談した意味がありません。

細かな折衝ポイントは他にもたくさんあります。しかし、1〜6の項目は基本であり特に重要な事。しかも、時間をかけて確認すべきと言うより、<初来店時に必ず確認すべき事>でもあります。そして、これら6項目の確認は、実務上の問題だけではなく、信頼関係(本当の意思疎通)構築の重要要素にもなります。

そこで本日の一口アドバイス。

「おおよそのプラン内容・概算価格・・・初対面段階で必ず確認しよう!」

(みずき りょう)

9:提案

 

 

 

 

 

 

リフォームプラン・・・一見何でもないリフォームも、プロの目から見れば様々な提案事項がある。従って、<貴方の要望をそのまま形に>と言った話にはならない場合が大半。だからこそ、優良エクステリアショップに相談する価値がある。

 

9:機能

 

 

 

 

 

 

スロープのある外構・・・スロープ以外は一見変哲もない外構プラン。しかし、よく見るとスロープ自体の用途と角度の問題・階段の取り方・カースペースの処理と通路の確保、等々。キメ細かなプロの提案が随所に盛り込まれている。

 

9:塀面活用

 

 

 

 

 

 

間隠し塀の有効活用・・・天然木の目隠し塀の長所を最大限に引き出したプラン(作品)。充分な目隠し機能(高さ・幅・目隠し度)、塀面を有効活用(小物用棚、等)するアイデア、そして全体のデザインバランス。貴方の想いとプロの視点により初めて優秀な作品が!

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,076

「納得!エクステリア講座」第8回・・・大切な事は<何の目的か・何がしたいか>!

第四章 プロへの相談ポイントA・B・C

 

さあ、優良エクステリアショップと言う最良の相談・依頼先が見つかりました。でも、どのような説明を行えば、最適プランを創ってもらえるのでしょうか? この項では、そのポイントについて説明します。

<形よりも思いをぶつけよう>

優良エクス寺ショップの殆どは、お客様の要望を承るための専用用紙を用意しています。また、担当者が適当に質問を挟み、的確にプラン作成のためのポイントを聞き出してくれます。従って、何を伝えればよいか迷ってしまう心配は殆どありません。ただ、用意すべき資料や伝えるべきポイントを知っているに越したことはありません。そこで、特に重要となるポイントを以下で分かり易く提示しておきます。

1:依頼の概要などマクロ部分から

「こんな門扉を付けたいの」「表札はこんなのがいい」 大切な事ですが、いきなりそこから話が始まっても、何をすればよいにか敢然としません。そこで、細かな事は後回しにし、まずおおまかに<何がしたいか>を伝えてください。例えば、「門廻りが古く壊れている部分もあるので、全面的にやり替えたい」と言った具合。

そして、次の段階で、どのようなスタイル・デザイン、門扉があった方が良い、無くても良い、こんな商品を使いたい、と言った細かく具体的な内容へと話を進めるようにしてください。そう、<マクロから次第にミクロへ> これが基本です。

2:図面・写真等の資料があれば持参しよう

また、初来店時に出来るだけ資料を持参してください。図面・写真などがその主な物。ない場合は、現場の略図等を描くのもグ~。細かなプラン作成を行う前には、必ず<現調>と通称される現場チェックを行うため、資料が無くても失敗は無いのですが、事前に状況が分かれば好都合であることは言うまでもありません。

3:形よりも<目的・想い>を伝えよう

一見分かりにくい項目ですが極めて重要。例えば、目隠しとしての高い塀が必要な場合。「高さ2m近いブロック塀をこの部分に造って欲しい」と言った表現ではなく、「目隠しが欲しい」と言う目的を伝えるようにしてください。ブロック塀にこだわりがあると勘違いする場合があるうえ、同部分の目隠しなら天然木の板塀の方が良いと言ったケースも珍しくありません。失礼ながら、お客様が考えているよりも別の方法の方がより良い・・・と言った場合も珍しくありません。

まず、ベースとなる上記3項目。一応頭に入れて置くと役立ちます。そして次項では、もう少し具体的な重要ポイントについて・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「順番はマクロ〜ミクロへ! そして、本当に大切な事は形以前に!」

(みずき りょう)

8:接客

 

 

 

 

 

 

 

お客様との打ち合わせ風景・・・優良エクステリアショップなら、スタッフが必要事項を的確に聞き出してくれる。ただ、<何を伝えればよいか>のポイントを知っていれば、折衝がよりスムースに進む。

 

8:積算書

 

 

 

 

 

 

 

エクステリアショップの積算書(部分)・・・このような積算書が完成してから多くを修正するより、初期段階でより綿密な打ち合わせをしておいた方が、より良いプランが出来上がる。

 

8:相談コーナー

 

 

 

 

 

 

 

エクステリアショップの打合せコーナー・・・優良エクステリアショップの場合、お客様の話をゆっくり聞ける打合せコーナーが必ずある。そして、打合せコーナーには写真など豊富な資料も!

 

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