みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,053

「プライベートガーデン研究」第18回・・・意外にお手頃「サンルーム」の実態?

「隣接型ガーデンステージ」の主力設置物について言及中。テラス(屋根)に続き、「サンルーム(テラスルーム)」を取り上げます。

<お手頃価格で根強い人気の「テラスルーム」!>

既に提示しましたが、テラス(屋根)・「サンルーム(テラスルーム)」・ガーデンルーム・コンサバトリーの明確な違いを提示する事は不可能です。絶対的定義そのものが存在しないからです。ただし、それでは商品説明が出来ないため、ここでは<「サンルーム(テラスルーム)」=屋根・前面・両サイドを透明なFIX(嵌殺し)or 引き戸・ドアパネルで覆ったルーム>としておきます。従って、屋根だけ(あるいはそれに近い物)の物、折れ戸式パネルを使った物は除外します。

ただ、それでも釈然としない場合があります。それは、同系商品を「サンルーム」と呼んだり、「テラスルーム」と呼んだりしている為。ではその違いは? 実は、一時期明確な相違がありました(と言うより、両者を線引きしようとした)。具体的には、「サンルーム」=建築基準法クリア商品、「テラスルーム」=建築基準法非クリア商品として、メーカーが使い分けしようとしたからです(この段階で、「テラスルーム」を排除しようとした)。

ただし皮肉なことに、高額となる事から「サンルーム」の方がほぼ姿を消し、値段の安い「テラスルーム」だけが事実上残る事となりました。従って、近年設置されている商品はほぼ全て「テラスルーム」と呼ぶべきかもしれません。

ここまで書けば、結果として「サンルーム(テラスルーム)」とはどのような特性の商品か、ほぼ提示できたことに成ります。そう、<透明パネルで覆われたルーム系で最も値段の安い商品>。それが実体と言えます。でも、安いと言う点は大きな魅力で、根強い人気がある事も事実。ガーデンルームのように、建具部分での開閉機能さえ求めなければ、「サンルーム(テラスルーム)」で十分と言える場合が非常に多いからです。

そう、雨風を防ぐため、屋根だけでは困る。でも出来るだけ安く付けたい。そんな方には、「サンルーム(テラスルーム)」が一押しと言う事。しかも、このタイプの商品は、テラス屋根が基本となっており、それに、前面・左右のパネルをオプション設置出来るタイプが主流。従って、価格だけではなく、現場での融通性も大きな魅力となっています。実用派の貴方(お客様)、無理をせず、「サンルーム(テラスルーム)」を使い、すぐに夢を叶えてみてはいかがでしょうか・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「プライベートガーデンの場合、コスト&機能優先≒サンルーム(テラスルーム)も・・・」

(みずき りょう)

 

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プライベートガーデンに設置された「サンルーム(テラスルーム)」・・・コストと機能重視。こんな方にお勧め。使用目的によっては、「ガーデンステージ」用の主力設置物として十分に役立つ。大切な事は、最も有効な建具の選択。

 

 

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デッキ上に設置された「サンルーム(テラスルーム)」・・・少し加工すれば、デッキ上、テラス土間上にも設置可能。そして、土間・床との組み合わせでよりハイセンスな「ガーデンステージ」用の商品にも!

 

19:テラスルーム

 

 

 

 

 

 

「サンルーム(テラスルーム)」の基本タイプ(カタログより)・・・テラス部材を骨格として、引き戸・FIX窓等の建具を自由に選択できる。だから、ローコストで多用途に対応可能。

 

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,052

「プライベートガーデン研究」第18回・・・隣接型設置物の原点=テラス(屋根)!

「隣接型ガーデンステージ」用の主要設置物について検証中。今回は、前項に続き「テラス(屋根)」について述べます。

<ローコストで選択肢も豊富な「テラス(屋根)」!>

「テラス(屋根)」とは何か。前項で詳述しましたので、今回はその特性と具体的な使い方について確認します。

「テラス(屋根)」が登場したころは、屋根材に波板を使っていました。結果として、カーポートと共に、極めて安いエクステリア商品でもありました。そして、利便性(簡単に雨を防ぐことが出来る)も加わり、急速に普及し、最もポピュラーな商品にもなりました。ただ、物干し・簡易的な収納と言ったことが主目的で、裏庭・建物サイドの臨地境界・バルコニー上(2階)など、あまり目立たない場所に設置すると言うイメージの方が強い商品(デザインより機能重視)でした。

しかし、屋根材にアクリルor ポリカ板を使った商品の登場とともにデザイン性が一気に向上。それと並行して、「隣接型ガーデンステージ」へのメイン設置物としても注目度が高まりました。加えて、よりデザイン性にこだわったハイグレードタイプの登場+様々なアレンジが可能な商品・・・なども加わり、更なる発展を遂げようとしています。

「テラス(屋根)」の特性としては、A:値段が安い B:自然とのかかわりが大きい・・・と言う2点を挙げることが出来ます。

A:値段に関しては、ルーム的要素が強い商品より安くなるのが当然。従って、高級タイプと言っても、ガーデンルーム、コンサバトリーなどと比較すると、<かなりのお手軽商品>となります。従って、使用目的に照らし合わせ、「テラス(屋根)」でOKとなれば、ご予算面の壁もほぼなくなります。

B:自然とのかかわりに関しては、<屋根さえあれば十分>と言った「隣接型ガーデンステージ」の方が実は多いと言う点に注目すべきです。それどころか、余計な仕切りが無い方が良い場合さえあります。例えば、物干し等の生活機能、ガーデニング関連の起点、ペット優先の空間、バーベキュー等の起点、くつろぎの場、などとして使う場合は、殆どが急な雨さえ防げれば十分であるから。

上記のような使い方を想定した場合、パーゴラでOKと言う場合も。ただし、雨の多い日本ではやはり屋根だけは欲しい。これが現実ではないでしょうか。となれば、<「テラス(屋根)」は最も日本の現状に即した「隣接型ガーデンステージ」用の設置物>と言えるかもしれません。

そこで本日の一口アドバイス。

「<屋根さえあれば十分>そんな使用方法が多い≒テラス屋根が最適(で十分)!」

(みずき りょう)

 

18:テラス

 

 

 

 

 

 

 

デッキ&テラス・・・このようにかなりハイグレードな「隣接型ガーデンステージ」であっても、デッキ上の設置物は、ガーデンルームより「テラス(屋根)」の方が適している場合も珍しくない。

 

18:ハイグレード

 

 

 

 

 

 

ワングレード上の「テラス(屋根)」・・・単に「テラス(屋根)」と言ってもデザイン的に優れ重厚感のあるハイグレード商品も多数出回るようになった。その分、用途も機能も拡大。

 

18:中間品

 

 

 

 

 

 

「テラス(屋根)」とルーム系の中間タイプ・・・屋根と部分的な仕切り(建具)で構成された、「テラス(屋根)」とガーデンルームの中間的プラン。「隣接型ガーデンステージ」の場合、用途により、全面的に囲わない方が良いばあも多い。

 

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,051

「プライベートガーデン研究」第17回・・・「テラス(屋根)」の正体とは?

「隣接型ガーデンステージ」の土間・床選びについて詳述しました。続いて、このコーナーの主題とも言うべき、メイン設置物の特性について述べます。パーゴラ、テラス(屋根)、サンルーム(テラスルーム)、ガーデンルーム、コンサバトリー、などがその主力対象で、順次取り上げていく事にします。ただし、パーゴラについては「独立型ガーデンステージ」のコーナーで取り上げましたので、テラス(屋根)」からスタート。

<自然とのふれあい重視ならテラス屋根がお勧め!>

「テラス(屋根)」の特性について触れる前に、その定義について。「テラス(屋根)」とはエクステリア業界用語で、実は辞書に載っている言葉の意味(建物から張り出した壇上の土間・フロア)とは異なります。具体的には一般用語のテラス上に設置される簡易屋根を指します。従って、木材と波板を使った簡易屋根も「テラス(屋根)」の仲間と言えます(と言うより原点)。

実は、40年ほど前に、アルミ製の簡易屋根、同2階に設置する物干台状の設置物が登場し、大ヒットしました。この時、これらの商品を何と呼べばよいのか不明確であったため、エクステリアのメーカーが、簡易屋根=テラス、地面から柱を建て2回階の窓前に設置する物=バルコニー(又は柱建て式バルコニー)、同系で屋根上に設置する物=ベランダ(又は屋根置き式バルコニー)と呼ぶ事にし、現在に至っています。

バルコニー(柱建て式バルコニー)、ベランダ(屋根置き式バルコニー)に関しては、その後需要が急減。ただし、「テラス」に関しては根強い人気があり、むしろ、商品バラエティーも豊富になり、発展登場商品とさえ言えます。従って、「テラス(屋根)」に関しては一般用語としてほぼ定着したとも言えます。なお、屋根(テラス屋根)と言う言葉を付けているのは、本来のテラス(土間・床)と混乱が無いようにする為。

補足するなら、骨格は「パーゴラ」とほぼ同じでも、波板・ポリカ板・テントキャンバス等の屋根材を張った場合は「テラス(屋根)」となります。また、昔の「テラス(屋根)」はアルミ型材(骨格)+波板屋根と言う形態でした。しかし、よりデザイン性をアップさせるため、最近ではアルミ型材(骨格)+ポリカ屋根が標準タイプとなっています。

では、「テラス(屋根)」と、サンルーム(テラスルーム)、ガーデンルーム等との違いは? 実は明確な線引きはありません(むしろ、中間的商品も増えている)。従って、感覚的にオープン度の高いタイプ≒「テラス屋根」、ルーム的イメージの強いタイプ≒**ルームと呼んでいる。そう答える以外にありません。

そこで本日の一口アドバイス。

「テラス(屋根)とはエクステリア業界用語。でも、次第に一般にも浸透!」

(みずき りょう)

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一般的なテラス屋根(アールタイプ)・・・このように、テラス土間上に設置される簡易屋根を「テラス(屋根)」と呼ぶ。近年では、よりハイグレードなもの、ルーム系との中間タイプなど、商品群も豊富に・・・

 

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バルコニー(柱建て式バルコニー)・・・既存の建物に簡単に設置できるため、一時期非常に人気のある商品となった。しかし、住宅本体の構造変化もあり、設置量は激減。

 

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ベランダ(屋根置き式バルコニー)・・・既存屋根上に設置するタイプ。和式or 和洋折衷式の住宅に多数設置された。しかし、柱建て式同様、住宅自体の変化に伴い激減。

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,050

「プライベートガーデン研究」第16回・・・あなたは土間派それとも デッキ派?

「隣接型ガーデンステージ」について検証中。この項では、本題の設置物について詳しく述べる前に、ベースとなる土間(床)処理について述べます。

<お勧め土間材とデッキ材&その理由>

前項でも少し触れましたが、「隣接型ガーデンステージ」のプラン(仕様)を考える時、土間仕様を選ぶか、デッキ仕様を選ぶか、その他の床仕様を選ぶかで、その特性が大きく変わります。つまり、見過ごしやすいが重要なポイントであると言う事。

具体的には、水を使う、水洗い・掃除などが絶えず必要、傷つきやすい・・・などアクティブな使い方をされる場合は土間仕様がお勧め。デッキ仕様の場合はある程度アクティブな使い方はするが、温もり・風合いも重視したい場合がお勧め。(少数派だが)床仕様(フローリング、Pタイル、クッションフロア、等)の場合はリビング的要素の強い使い方がお勧めとなります。

土間仕様の場合は、タイル貼、石貼が一般的ですが、最近は30㎝角の大型タイル貼が圧倒的多数を占めるようになりました。これは、ローコストで高品質なタイルが多数販売されるようになったうえ、精度・耐久性・デザイン性に優れているため。また、より大型で木彫・石調のタイルを使う場合も増えてきました。ただ、魅力的ではあるがかなり癖が強く、好み・周辺とのバランス等を考え選ぶようにしてください。

デッキ仕様の場合は、アクティブな使い方にも、風合い重視&リビング的使い方にも、ある程度対応できます。素材としては、表面が硬く耐久性にも優れたハードウッド類(特に「ウリン」がお勧め)、より風合い重視の高耐久針葉樹類(レッドウッド、レッドシーダー、サイプレス、等)、樹脂木の3種が代表格。近年は、樹脂木を使うケースが増えていますが、風合い面で課題がある・表面温度が上がりすぎると言った理由で、筆者の場合は出来るだけ避けるようにしています。

床仕様の場合は、元々少数派で、多くの課題も残されています。「隣接型ガーデンステージ」の場合、いかに部屋に近いプランであっても、外部からの影響が大きく(雨風が入りやすい、温度差が大きくなりやすい、結露等を防ぐのが困難、等)、床仕様向きとは言えないからです。従って、リビング色をより強く求められる場合は、増築ルームと呼ばれるタイプを選ぶか、増築をお勧めします。

以上により、土間(床)の選択が「隣接型ガーデンステージ」の場合いかに大切かご理解願えたと思います。だからこそ、全体プラン作りの段階でどの仕様・どの素材を選ぶか、良く吟味してください。なお、「独立型ガーデンステージ」もある程度土間(床)選びは大切ですが、隣接型ほど全体プランに大きな影響を及ぼす事はありません。

そこで本日の一口アドバイス。

「あまたは土間仕様派? デッキ仕様派? それとも・・・プラン作成時に十分な吟味を!」

(みずき りょう)

 

16:テラス土間

 

 

 

 

 

 

テラス土間・・・30㎝角タイル仕上げのテラス土間=最近の主流。「隣接型ガーデンステージ」のベースとして使う場合にもお勧め。アクティブな使い方にも耐え、コーディネートもしやすい。

 

16:ウリンデッキ

 

 

 

 

 

 

ウリンデッキ・・・傷つきにくく、強度・耐久性も抜群施工当初に赤い灰汁が出るが、それが耐久性アップにも貢献。しかも、経年変化でより味が出る。勿論、「隣接型ガーデンステージ」のベースにも最適!

 

16:床仕様

 

 

 

 

 

 

リビング志向の強いガーデンルーム・・・雨の吹込み、結露、紫外線焼けなどの問題があり、このような仕様にするには、それを承知のうえで・・・

みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,049

「プライベートガーデン研究」第15回・・・隣接型ガーデンステージの基本商品!

独立型ガーデンステージとそのメイン商品について言及しました。続いて、この項からは「隣接型ガーデンステージ」とそのメイン商品について述べます。まずは、「隣接型ガーデンステージ」の説明から。

<日本では「隣接型ガーデンステージ」が主役>

「ガーデンステージ」とは、プライベートガーデンの核(主要部)となる構造物とその空間の事。そして、隣接型とは建物(家屋)と接する部分に造る「ガーデンステージ」を指します。より具体的に言うと、大部分が掃き出し窓前に設置され、テラス土間or デッキの上に設置される構造物となります。そして、敷地が狭い住宅が多い日本では、独立型より隣接型の方が圧倒的に比率が高いと言うのが現状。

テラス土間やデッキ上の代表的構造物としては、パーゴラ、テラス屋根、サンルーム(テラスルーム)、ガーデンルーム、コンサバトリーなどが一般的。ただし、eggとその加盟店では、「NEW GEO」と言うオリジナル商品も用意しています(「NEW  GEO」の詳細については、後日詳しく説明)。また、以上の商品には独立型・隣接型共用のタイプもあります。

注:サンルーム(テラスルーム)、ガーデンルーム、コンサバトリーは本来同義語。ただしわが国では、比較的安価なタイプをサンルーム(テラスルーム)、建具が折りたたみ(折戸)式をガーデンルーム、輸入商品等の高級タイプをコンサバトリーと呼ぶ傾向が強く、それに準じて別表記。

「隣接型ガーデンステージ」の近年の特徴として、「隣接型ガーデンステージ」用の商品であっても、建物に部材を打ち付け設置するのではなく、独自で建てることが出来、建物との間から雨・風が入らないように処理すると言うタイプが増えていると言う点も見逃せません。これは、住宅会社が外壁に何かを取り付ける事を嫌う傾向が強まり、それに対応した処置。同傾向はより強まると見て良いでしょう。

「隣接型ガーデンステージ」では、テラス土間にするかデッキにするか、その上の設置に何を選ぶかが極めて重要になります。ただし、その選択肢としてよく<価格>が優先されますがそれは誤り。本来は目的(用途)により選ぶべきもので、例えば、下部(床・土間)が土間仕様であるか、デッキ仕様であるかでも、大きく特性が異なります。水洗いが出来た方が良い・表面が傷つきやすいような作業を良く行う・・・こんな場合は土間(特にタイル貼がお勧め)。素足(それに近い状態)で歩くことが多い、風合いが大切・・・こんな場合はデッキ。

勿論、土間やデッキ上の設置物も、用途優先で選ぶ事が大切。次項からは、各種土間・床の選び方(特性)、設置物の選び方(特性)について、さらに詳しく検証していきます。

そこで本日の一口アドバイス。

「圧倒的に比率が高い隣接型ガーデンステージ。でも、その特性は実に多用!」

(みずき りょう)

15:土間&ルーム

 

 

 

 

 

 

 

隣接型ガーデンステージ①・・・テラス土間とガーデンルームの組み合わせ。水を使う・水洗いするなど、アクティブな使い方にお勧めの組み合わせ。タイル仕上げにすると、カラーコーディネートも容易!

 

15:ペット優先

 

 

 

 

 

 

隣接型ガーデンステージ②・・・ペット(ワンちゃん)優先のプラン。天然木の風合いが動物にもぬくもりを与え、チョーお気に入り。ハードウッド(ウリン)を使っている為、傷つく心配も殆どなし!

 

15:テラス屋根

 

 

 

 

 

 

 

隣接型ガーデンステージ③・・・ハードウッド(ウリン)デッキ+アルミテラス屋根+シェードと言うシンプルな組み合わせ。開放感を重視した使い方の場合、このようなプランがお勧め!

 

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