「りょうさんの：ほぼ毎日、エクステリア＆ガーデンメモ」・・・NO1,076

「エンジョイ サマーガーデン　編」・・・ローコスト＋目立たない「水廻り」？

前項では、主に屋内の「水廻り」に求められる基本機能について考察してみました。その延長で、「屋外の水廻り」に求められる機能についても、チェックしてみたいと思います。ただ、屋内の場合も、キッチンと洗面では求められる機能が異なります。屋外も同様で、①：限定された機能が求められる場合い ②：多機能が求められる場合い ③：特殊機能がプラスされる場合い・・・の3種に分けて考えたいと思います。

まず①：の「限定された機能」が求められる場合い。水やり専用、洗車専用、掃除用、その他の雑機能、あるいはこれらの組み合わせ・・・などが主なもの。この場合は、蛇口が1つあればOK。もしくは通常蛇口＋ホース専用蛇口の2箇所の方が良い。ローコスト優先。場所をとらず目立たない方が良い。シンクの必要性は低い。などのチェックポイントがあります。

となれば、A：門柱や塀面を活かした蛇口の設置 B：デッドスペースを活かしたローコスト立水栓の設置 C：蛇口が2箇所（1つはホース専用）必要か否かのチェック・・・以上が設置する上での具体的ポイントとなります。ここで忘れてならないのが、目立たない方が良い「屋外の水廻り」もあるということ！　

勿論、同じ取り付けるのであれば、少しコスト高になってもお洒落な「立水栓」方が良いという場合もあります。その場合はメーカー商品を選べば良いのですが、実際は限定機能を求める場合は、前記の通り「ローコスト＋目立たない」が優先されることの方が多いと言う事実もお忘れなく。なお、前項で①の好例として、ローコスト2口蛇口、門柱利用の小スペースタイプ、2つの写真を紹介していますので、興味のある方は参照してください。

次に②「多機能が求められる」場合い。ガーデンライフを楽しむ傾向が強まる中、②のケースが急増しています。ところが、この最も多く「屋外の水廻り」に求められる分野に対し、極端な商品開発の遅れが目立ちます。勿論、このタイプの「水廻り」には屋内のキッチンや洗面に求められるのに近い機能が必要になります。しかし、エクステリアのメーカーには極端なほど、機能意識が欠如しているからです。

従って、この分野に対しては殆どがオーダー対応となります。それを前提に、求められる基本機能を詳しくチェックし、本当にお客様に提供すべき「屋外の水廻り」商品とは何かを探っていくことにします。まず、そのヒントとなる写真を3点紹介しておきますので、そのイメージを予め頭に入れて置いてください。

そこで本日のひと口アドバイス。

「限定機能の水廻りについては、目立たない＋ローコストも大切な要因！」

（りょう）

お洒落＋有効機能を備えた「水廻り」！

使う人の立場優先の「水廻り」！

徹底したコストカットと機能追及！