「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,688
「アクティブ・ガーデンライフ 編」・・・バリの風が吹き抜ける特別空間!
前項で取り上げた「プロヴァンス風ガーデン」。デザイン・歴史的な魅力もありますが、温暖な気候・開放感への憧れがその背景にあります。ヨーロッパは地中海気候地域以外は寒さが厳しい国々。日本もまた一部を除き、冬は耐え忍ぶべき厳しい期間となります。それだけに、南欧や熱帯アジアの陽光・暖かさを求める気持ちが強くなって当然。
だからこそ、ゴーギャンはタヒチをこよなく愛しました。欧米の人達は熱帯エリアに多くのリゾート地を作りました。日本からも、亜熱帯・熱帯エリアへ多数の人達が訪れます。その一方で、気候そのものを持ち込むことは出来なくとも、南欧や熱帯の雰囲気だけでも、周辺の世界や我が家に取り込みみたい。そんな夢を持つ人が多数います。
そして、日本人が熱帯感覚で最も強い憧れを持ったのが、インドネシアのバリイメージであったことは言うまでもありません。従って、この項で取り上げる「アジアンテイストのガーデン」と言えば、バリリゾート、それに付随するバリ的デザインが基準となります。ただ、他の熱帯エリアと決定的に異なる何かがあるわけではありません。むしろ、自由にバリのイメージを作り上げ、「アジアンテイスト」の空間として楽しんでいると言うのが実情でしょう。
従って、日本でつくられる実際の「アジアンテイスト」の建物、ショップ、ガーデンと言うものには、バリイメージを基本としながらも、様々な熱帯アジアが混在しています。具体的には、世界中の熱帯雨林から調達されたハードウッド類(デッキ材など)、タイ、ミャンマーなどが主産地となるチークのガーデンファニチャー類、中米やベトナムの焼き物、各地の熱帯植物、その他多くの材料により成り立っています。
その一方で、リゾートホテル、店舗などは例外ですが、住宅の場合はすべてを「アジアンテイスト」に全体を纏め上げることは困難です。従って、ガーデンの場合は「アジアンテスイト」コーナーを作るというのが一般的。特に、デッキ、テラス、独立型のガーデンステージとその周辺をアジア、あるいはバリ感覚でまとめ楽しむと言うのが通常の方法です。
この時、強い味方となってくれるのが「バリグッズ」と呼ばれる一連のガーデン商品です。代表される物として、バリの砂岩で作られる、塀用のスクリーン(透かし)、同素材のコンテナ類・置物、地元の木材・砂岩以外の石材で作られる雑多な加工品等があり、日本へも多数輸入されているからです。ちなみに、egg加盟店の「ライフアップ」の「MONS GARDEN」事業部もバリグッズの輸入元です。興味のある方は同店のHPでご確認下さい。
熱帯の輝きと開放感を貴方のガーデンに。バリリゾート感覚、同伝統芸術を貴方の暮らしに。考えただけでもWAKUWAKUします。「アジアンテイスト」のガーデンコーナー。ぜひチャレンジを・・・
そこで本日のひと口アドバイス。
「熱帯の光、開放感。それをより引き立ててくれるバリイメージと伝統製品!」
(りょう)
バリ島のガーデン
アジアンテイストのガーデン
バリ産の「ストーンレリーフ」(透かし)
バリ産の「置物」
バリ産の「コンテナ」
木の化石(バリからの輸入品)