「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,871
「現代日本 外構・ガーデン事情 編」・・・その他のスペースプランに必要なもの➀!
フロントガーデンの、その他に含まれる雑多なプランについて検証中です。まず、別設置の目隠しを必要としないプランについて。
目隠し不要とは、当然外部から見えてもよいということ。従って、植栽、ペットの空間、お子様の遊び場所、などが主なものとなります。まず、フロントガーデンの植栽ですが、プライベートガーデンとは異なり、「見てもらう」と言う感覚が強くなるため、個性的な趣味の分野と言ったものはあまり適切ではありません。また、サイズ的にもコンパクトなものが多くなります。コンパクトなフォーカルポイントを何か所か分散して作るといったケースもよくあります。
具体的な場所としては、門廻り〜アプローチの一部、塀・フェンスの隣接部分、カースペースの一部、その他の道路側の空間など。ただし、掃き出し窓の前にグリーンスペースを造る場合は、本当に外部から見えてよいのかを慎重に検討してください。場合によっては、セットバックした目隠しを設置し、道路側と、掃き出し窓側に分けるといった発想も必要になります。
また、前述のとおり、各部分はコンパクトなグリーンスペースであることが多いので、高さのある樹木との組み合わせ、コンテナ・ハンギング等を有効に使った立体的な構成を行うことが、よりハイセンスにまとめるポイントです。従って、大型の樹木・骨格部分などはプロに依頼し、その他はガーデニングを楽しみながら、と言った共同作業で作り上げることも、1クラス上のグリーンスペースとする有効な方法です。
立体的な構成と言うことに関しては、もう一歩歩を進め、塀・フェンス自体を緑化するという方法もあります。勿論、まだ稀なケースではありますが、興味のある方は、チャレンジしてみてください。
既存の塀に保水マットを貼りメッシュで固定する。緑化専用フェンスを使う。一般のメッシュ系フェンスに保水マット等を設置する。単にメッシュ系フェンスに蔓性植物を這わすと言った簡易的緑化、などが主な方法です。条件によっては、既存の塀・フェンスを活用することもできますので、試してみるのも面白いでしょう。ただし、保水マット等を使う場合は、水を含むと予想以上の重量になります。また、風圧を強く受けるようになるので、絶えず強度面のチェックをお忘れなく。
いずれにしても、手はかかりますがグリーンとの付き合いほど楽しいものはありません。グリーンで囲まれた住宅ほどお洒落で美しいものはありません。自分自身と、周辺の方ともども楽しいスペースに・・・
そこで本日のひと口アドバイス。
「周囲の人たちと自分自身が共に楽しむ、フロントガーデンのグリーンプラン!」
(りょう)
フロントガーデンを立体的に・・・
門廻りのグリーン
塀面緑化