店長の藤田です。 ニューモラルスタンダード。
私たちエクステリアガーデンショップの描く図面、プランは無料で製作しています。
しかし、それはお問い合わせいただいたお客様に「差し上げた」ものではなくて「考えていただくため」にお渡しするものです。
「エクステリアプラン」というととかく「見た目」を重視しがちで、「見た目が同じなら安いほうがいいやん!」 と、あるエクステリアショップで
作成したプランを他社に持ち込み「これいくら???」という方がいらっしゃいます。 いろいろな考え方がありますが、正直なところ、
「土間打って機能門柱立てて、カーポート立てて~」というお客様のご要望を忠実に制作しただけの「聞いたまま図面」で
それを言うことはできないですし、エクステリアガーデンデザイナーを語る資格もないと思います。
そうではなく、そこになぜ、このカーポートを選び何故その配置にするのか、その樹木をその位置に植える意味合いはなんなのか。
そういう図面の裏にある何時間にも及ぶお客様とのお打ち合わせ、むしろディスカッションに近いものの結果、製作されたプラン。
見た目のデザインはその結果出来上がってくる。 この流用が問題なのだと思います。 このディスカッションとプランニング、
そして図面作成、ご提案。 エクステリアプランナーの本業は、これです。 そして、それを生業にしている仕事がエクステリアプランナーというお仕事なんです。
しかしながら、残念なことにそこに「対価」は発生しません。 プラン無料というのは、そんなまさか書いた図面、プランナーが出したアイデアを他に持っていって
安くしようなんてことをしないでしょう、という性善説で成り立っています。 しかしながら、インターネット等情報を得ることが簡単になっている昨今、
この性善説がもはや成り立たなくなっている現実があります。
よく「見た目はよくても見えない基礎が~」
「そういうとこで手抜きして安くしてるから~」 という話を耳にします。
でも正直この業界10年以上いますが,今時、程度の差はあれ、そんなすぐに潰れるような基礎だのなんだのをわざわざ作る業者なんてそんな面倒なことをする人なんて、
まあそんなにいないと思います。 再度書かせて頂きます。 お客様との真剣なディスカッションとプランニング、そして図面作成、ご提案。
エクステリアプランナーの本業は、これです。 そして、それを生業にしている仕事がエクステリアプランナーというお仕事なんです。
美容師さんが髪を切る。 これと同じことなんです。 プランやアイデアを他に持っていかれてしまうこと。
これは、 美容室で髪を切ってもらって、え、やっぱ高いからお金払いません、 と、 言われているのと同じ気持ちなのです。
これをお客様に繰り返されたとします。 それでもお客様と真剣に渡り合い、プランやアイデアを考えるエクステリアプランナー。
それってどんだけ強靭なメンタルの持ち主なのでしょう。 エクステリアガーデンのプランには著作権があります。
できることなら、先ほど書かせていただいた「性善説」が続き、大きなお買い物をされるお客様がもっと自由にいろいろなショップのプランナーの意見を聞き、
最も適したプランを選択ができる。 そんな環境が保たれるためにも。 プランの流用はないようにお願い申し上げます。