ガーデンパーティー2014・秋

2014.11/15~16開催のガーデンパーティ♪

本日初日は、モノコト市が開催されました。

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とてもたくさんの方にご来店いただきまして

誠にありがとうございました。

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オーガニックの料理が食べれたり、北欧雑貨・作家さんによる手作り作品が

あったりで、とてもすてきなイベントになりました。

GARDEN ARTの鉢も30%OFF、雑貨商品30%OFFになっております。

GARDEN ARTの商品は、引き続き明日もセールをしております。

明日16日は、ネイル・陶芸・箱庭・アロマ等の体験教室が開催されます。

当日の受付も承っておりますので、ぜひご来店くださいね。

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本日の駐車場係をしてくれた、職人の伊藤と冨沢です。

いい働きでした・・・♪

イベントの際は、近隣の方へなるべくご迷惑をおかけしないよう

駐車整備を心掛けております。ご来店の際は、

案内の指示に従って頂けますようご協力お願い致します。

最後になりましたが、本日遠方からお越しいただきました出店者の皆様

本当にありがとうございました。

次回のイベントの際も是非宜しくお願い致します。

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三重県いなべ市 造園・外構・エクステリア お庭づくりのプロショップ

寺本

 

りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,122

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・江戸時代の作庭書「夢窓流治庭」⑩!

「夢窓流治庭」・・・中谷ゼミ&飛田範夫(ひだのりお)作品をベース資料とする

9:猿戸について

猿戸(露地の入口などに設ける簡素な戸)を設置する場合は敷居を作らない。従って、120〜160㎝(4〜5尺)の敷石を設置し、その敷石の真ん中に猿戸を設ける。ただし、飛石の内側に設置し、猿戸の右側に手燭が置ける石(手燭石)を置く。

10:中潜(ナカクグリ)について

中潜(外露地と内露地の間に設ける小さな中門)にも敷石を設置する。この場合、踏み越えやすいように考えて石を置くこと。この敷石も飛石の一つと考える事。

11:飛石について③

飛石は、躙口の踏石、中潜の敷石、猿戸の下右の石(手燭石)、刀掛の踏石、蹲踞・手水鉢の前石、雪隠入口の石、アプローチ(道筋)曲り部分の石、これらの石も全て含める。従って、飛石を設置する場合はこれらの石全てのバランスを考えなければならない。ただし、飛石の中には7つの客石があることも忘れてはならない。この客石を七賢者石と呼ぶ。以上は言い伝えでもある(客石・賢者七石については意味不明。秘伝化するためのこじつけではないのか?)。

12:塵穴(チリアナ)について

塵穴(ゴミを捨てるための穴)は、直径がおおよそ19㎝弱(6寸)の円形にする。深さは25(8〜9寸)〜30㎝強(1尺)。そして、縁には油石灰を塗り1.5㎝(5分)程盛り上げる(セメントで固め周囲を盛り上げるような感覚であろう)。ただし、穴の縁に掛けて景石を1つ埋め込んで油石灰を塗る。また、場合によって塵穴は楕円形の場合もある。

13:下腹雪隠(シタバラセッチンorカフクセッチン)について

下腹雪隠(茶室と少し離れた場所<外露地>に設置したトイレ)には石をセットする。そして、踏石の場合は雪隠の左右に設置し、自然石が良い。キンカクシの石(多分、小便があたる所の石)は丸みがあるものが良く、高さは地面よりおおよそ23㎝(7.5寸)。後口(出入り口?)の石は、高さが45㎝強(1.5尺)が良い。また、糞落しには壺を設置し、その壺の中に砂を敷く。

14::内露地飾り雪隠について

内露地に設置する飾り雪隠は砂雪隠とも言う。同雪隠の石の設置方法は下腹雪隠と同じだ。ただし、後口には石を置かない。雪隠の中に少し窪みを作り川砂を敷き、その砂を後口に盛り上げるだけで良い。もっとも、狭い路地の場合は内露地の雪隠を実使用しても良い。また、箱雪隠(おそらく、建屋に組み込まれたトイレ)を実使用にしても良い。いずれにしても、雪隠のサイズは1.8m(1間)四方、1.2m(4尺)四方、1.5(5尺)×1.2m(4尺)四方のいずれかとする。これ以上狭いと実用にならないからである。

補足事項:茶室(露地を含む)のトイレは、外露地に作るトイレは実際に使用するものだが、内露地に作るトイレは飾りで使用しない。この習慣は、少なくとも現在は定着しているが、「夢窓流治庭」の記述により、江戸時代中期〜後期には既に同様の習慣があったことが分かる。

15:待合腰掛について

待合腰掛は、地面からの高さ55㎝内外(1.8尺)×奥行60㎝弱(1.8〜1.9尺)×長さ2.7m(1.5間)とする。また、踏石の高さは7〜8㎝(2.5寸)程度が良い。

16:刀掛関連の事②

刀掛の棚の高さは、その踏石から上棚板までを160㎝弱(5.2尺)にする。だから、先に踏石設置し次に棚板を置く。棚は二重棚(違棚という事か?)とする。

17:竹製の刀掛について

竹製の刀掛は折釘(フックのような物)を使う。高さは一般の刀掛と同じ。

18:その他のポイント

以上のように茶室にセットされる露地は、おおむね外から見える部分を表側とする。従って、灯籠を設置する時も、半月の側が外から見えるように置く。また、木の灯籠は必ず台に乗せる。その台は皮付きの丸太を使い、十文字釘で上部を固定する。台の高さは90㎝強(3尺 3寸ではないのか?)とする。また、灯籠の灯りは月夜の場合は、灯心を多く入れて灯火の光量を大きくする事。闇夜には灯心を少なく入れて光量を小さくする事。

茶庭の形態には好みがある。しかし、まずネガティブな考えを取り除く(陰逸)事。なぜなら、心が落ち着かない時でも、茶室に入る場合は、その心の迷いを取り払い、深い森にいるときのように心身を清く、邪念を捨て去ることが重要であるからだ。ただし、そのような精神統一法については文章や口伝えで示せるものではない(この部分は、筆者が大胆に意訳)。

そこで本日の一口アドバイス。

「露地についてはパクリ部分もあるが参考点も多い。研究の余地あり!」

(りょう)

♪ スタッフブログ ♪ 12/1号広報あつぎに・・・

1116 HEMS2こんにちは、リフォームからゼロ・エネルギー住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)建築まで、厚木市のリフォームやましたです。

5月に完成した、厚木市のゼロ・エネルギー・ハウス導入奨励金対象住宅(http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/shiminbenri/kurasi/energy/hojokin/d028350.html)に、広報あつぎ掲載の依頼がありました。HEMSと呼ばれる電力使用量の可視化機器写真が掲載されるようです。 住宅の省エネルギー基準が義務化される2020年まであと6年、着実に実績を残してきた地元企業の心意気を感じていただけたようで、スタッフ一同喜んでいます。12月1日号「広報あつぎ」、厚木市内の皆さん、楽しみにしてくださいね。

(株)リフォームやました 神奈川県厚木市上依知1366-1

電話 046-245-0481

りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,121

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・江戸時代の作庭書「夢窓流治庭」⑨!

「夢窓流治庭」・・・中谷ゼミ&飛田範夫(ひだのりお)作品をベース資料とする

第八章 茶道に関連する庭の記述

1:数寄屋の躙(ニジリ)り口について

数寄屋躙り口はその柱石より敷居までの高さを50㎝程度(1.5〜1.6尺)とする。躙り口の踏石の高さは土より14㎝(4.5寸)程度、蹴込の板より前の空きスペース11㎝(3.5寸)程度とする。

補足事項:躙り口(ニジリグチ)=茶室に入る小さな入口。高さ65㎝×幅60㎝程度

2:刀掛関連の事

刀掛の踏石は、躙り口の踏石より3㎝(1寸)程度低くする(つまり、高さ11㎝程度)とする。

補足事項:刀掛=刀掛には2つの意味がある。①:刀を置く台 ②:茶室に続く小部屋(武士はここに刀を置き、茶室に入ったためこの名が付いたのであろう)。ここでは当然②を指す。

3:蹲踞(ツクバイ)と手水鉢(チョウズバチ)について

蹲踞の手水鉢は、水袋(シンクの事)と前石の間を55㎝〜63㎝(1.8〜2寸)程度空けて設置する。ただし、石の大小によって微調整する事。前石の高さは地面から9㎝強(3寸)程度がよい。

補足事項:蹲踞=茶室に入る前に手を洗うために設置された石群。手水鉢を中心に、前石(手水鉢を使うために乗る石)、手燭石(灯りを置く石)、湯桶石(手を洗うために水を汲む湯桶を置く石)などで構成される。そして、本体の手水鉢以外の石を投石と呼ぶ。

4:手水鉢について

手水鉢は前石より18㎝強(6寸)高くして設置する。蹲踞はメインの手水鉢をベースに3つの石(前石、手燭石、湯桶石)で構成されるのが基本。ただし、椽先手水鉢(椽先手水鉢=手水鉢とそれに関連する石=蹲踞を表していると想定される)は必ず3石とは限らない。

5:片口石(湯桶石の事か?)について

片口石は前石より4〜5㎝(1.5寸)高く設置しても良い。ただし、微調整は左右の石を見ながら行う事。

6:手燭石について

手燭石は前石より9〜10㎝(3寸)高く設置しても良い。ただし、微調整は左右の石を見ながら行う事。

補足事項:3〜6項は茶道書宝永七年(1710)『貞要集』のパクリと考えられる「一 手水鉢の事、内腰懸より躙上りの間に見合居る、臺石を載せ居るなり、地より二尺四五寸迄、前石は景よく大成石を居る、前石の上面より手水鉢の上端迄、一尺より一尺五六寸迄、又前石の前面より手水鉢水溜の口迄、一尺八寸、一尺六七寸迄、柄杓を置見申、遣能程に居申事第一也、水門は両脇景能石を居、松葉をしき、流上に水はぢきの小石、又は小瓦杯置申候、道安流の水門仕様有之候、口伝。一 湯桶石、手水鉢我右の方水門へ掛て居ル。其前に相手の石とて居ル也、是は高貴の相伴のもの、御手水懸申時の為に居る石也。又手水鉢中潜軒下、躙上り軒下に居る、雨降候時の為とて、近代軒下に手水鉢居ル事也。一 手水鉢水溜を掘申寸法は、横六寸八分、竪は一尺一寸、深サ七寸二分、飯櫃に丸ク堀申候、是は大きなる鉢の寸法也、小キ鉢には七八寸九寸丸ク堀り、深サ六七寸程に堀申候、尤見合第一、また丸鉢には水溜角に堀申事も有。」、寛政11年(1799)越一楓『夢窓流治庭』に「蹲踞手水鉢は水袋と前石の間一尺八寸より二尺位明け置よし、尤も石の大小によるべし、前石高さ土より三寸位。手水鉢は前石より六寸計高く居てよし、蹲踞手水鉢は三ツ石也、椽先手水鉢は三石に限らず。片口石は前石より一寸五分高く居へてよし、左右の石の見合也。手燭石は前石より三寸程高く居へてよし、但し左右恰好見合也」

7:飛石について

飛石の高さは地面より4.5〜6.5㎝(1.5寸〜2寸)が良い。ただし、天子など高貴な人が乗る(歩く)場合は15㎝強(5寸)、諸侯が乗る場合は10㎝弱(3寸)、大夫が乗る場合は6㎝強(2寸)、庶民が乗る場合は3㎝強(1寸)とする。これが、飛石の重要ポイントである(この部分には納得がいかない。天子や諸侯が踏み外して怪我すればどうするのか?)。ただし、高さ1〜2寸までは一般常識で、3寸以上の項目(天子・諸侯)は極秘事項だ。公開無用。

8:飛び石について②

飛石と飛石の隙間はおおよそ9㎝強(3寸)とする。ただし、9㎝強より狭いのはOK、広いのは×。それが飛石の間隔に関する重要ポイントである。また、高さ3寸以上の飛び石や蹲踞の役石に関する記述は、山水(庭)プランの極めて重要な部分で、これまた極秘事項である。

補足事項:3〜8項については、パクリと思われる部分、納得がいかない部分を含め、秘伝(極秘事項)的な扱いを行っている。筆者はここに「夢窓流治庭」に対する疑念を禁じ得ない。なお、前出の「貞要集」は1710年の作、「夢窓流治庭」は1799年の作とされている。従って、パクリの立場が逆転することはあり得ない。

そこで本日の一口アドバイス。

「パクリも秘訣・秘伝として伝える? そこに浅はかさが見え隠れ・・・」

(りょう)

りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,120

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・江戸時代の作庭書「夢窓流治庭」⑧!

「夢窓流治庭」・・・中谷ゼミ&飛田範夫(ひだのりお)作品をベース資料とする

第六章 山と池を作ることに関する記

山を作るには、まず、直系13㎝程度(4寸)竹を4つに割る。それを杭として要所に打ち込む。その竹を想定した山の形に、十文字(直角)に竹杭の位置を曲げたりして、横の面もが、正しい山の格好になっているかをチェックする。山の形態は、このようにしてポイントとなる場所の杭により定める(要するに、竹杭により山の平面上の形状と山頂の高さをけっているつという事であろう)。

このような作業を繰り返し、山の平面形と頂きの高さを定めた後、かつ襟の部分(山頂から少し下がった場所?)に縄張りをするなどして、高さや恰好をより詳しく決める。当然、この部分を山襟としたいと思うところには、より細かな縄張りをするなどして、詳しい形状を決めていく。この時に、縄が動かないように杭にしっかりと留めるように注意する事。

また、平らな庭に山を作る時は、直接割った竹を縄張りの代わりとして使い、そして土を盛り上げる場合もある。これだけで、思った通りの山を作ることが出来る。このようにしても(縄張りの工程を省いても)無理のない自然な山を作ることが出来る。

池を掘る場合は、庭の大きさに合わせ、池の幅、長さなどをおおよそ何尺とまず定める事(ゾーニングが大切だという事)。続いて、右に池が広がっている場合は、その方向に水が排水されるように縄張りを行う。さらに、その縄張りを基準に、出島、入江、の格好など、詳細形状を定め、さらに細かな縄張りを行う。当然、(山と同様に)杭で縄張りが動かないようにしておくことも忘れてはならない。さらにその杭で池の深沢定める。このようにして、池の縁や石を設置する部分が決まる。

また、池の縁が決まり、その向う側の岸をなだらかな形状で芝生を植えるようにする場合は、右向うの山襟の縄張りはそのままにして、そこから一重90㎝(3尺)引っ込ませ(山を削ると言う事か?)縄張りをほどこす。これを、重ね縄張りと言う。また、前縁(山)の縄張りも、池の幅を定めた縄張りも、共に一重90㎝引っ込め、また同じように縄張りを行場合もある。これを、向前共行うので重ね二縄張りと言う。

このようにして、向う側、前面共に外(外周)の縄張りがある所から自然な形で掘り下げ、内側の縄張りの部分は深い溝となる。このような場合は、縄、土が離れてしまう(掘り下げた分、縄張りと地面に空間が出来るという意味であろう)。その場合は、縄張りを垂直に下げて掘ればよい。

土を掘り下げた場合は、雪崩(崩れる)を起こすことがある。この点には十分注意しなければならない。ただし、雪崩を防ぐ方法は筆や紙で表すことは至難の技だ。従って、直接伝えるより仕方がない。

補足事項:この項には興味深い記述がある。ただし、文章が稚拙で極めて分かりにくい。従って、筆者がかなり大胆に意味を想定し書き換えた。

第七章 三種の忌石とその他に関する記述

1:三種の忌石とは

三種の忌石とは、貧石、病石、死石の事だ。そして、貧石とは、1つの石だけが独立している場合を指す。病石とは、石の頭がゆがんで設置されている石の事だ。死石とは、立つべき石が横に伏せて設置されているか、横に伏せるべき石が立てて設置されている石の事だ。

2:滝口の石組に関して・・・記述なし

3:石畳上に関して・・・記述なし

4:一石、二名、三名とは・・・記述なし

5:鉢前石とは

鉢前石については記述が困難である。この他、石垣に関する重要事項、山水(庭)の図面作成に関する重要事項に関しても同様。これらは、筆者が別に著した「盆庭示源録」にため、ここでは省略する。また、記述にない部分は真の山水図(レベルの高い資料や実際の庭)を見て、重要事項を習得する事。

そこで本日の一口アドバイス。

「第六章には興味深い記述。しかし文章が分かりにくい(稚拙?)のが・・・」

(りょう)

206:築山

 

 

 

 

 

築山(つきやま)

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