弊社では誠に勝手ながら5月3日(日)~5月6日(水)まで休業日と致します。
大変ご迷惑をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
三重県いなべ市 造園・外構・エクステリア お庭づくりのプロショップ
弊社では誠に勝手ながら5月3日(日)~5月6日(水)まで休業日と致します。
大変ご迷惑をおかけしますが、どうぞ宜しくお願い致します。
三重県いなべ市 造園・外構・エクステリア お庭づくりのプロショップ
「egg-西日本地区定例会・スタッフ研修」会場のすぐ近くに出来た「もりのみやキューズモール」(2015年4月27日オープン)
「egg-開発PT会議」
*開催日時:5月28日(木) 10:00〜12:00
*開催場所:(財)大阪市教育会館(パル法円坂)・6号室 大阪・森ノ宮
「egg-西日本地区定例会・スタッフ研修」
*開催場所:5月28日(木) 13:00〜17:00
*開催場所:(財)大阪市教育会館(パル法円坂)・6号室 大阪・森ノ宮
無料体験参加のお申込み・お問い合わせは下記E-mailから・・・
E-mail info@niwagatari.com
「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,208
明治の庭園を紹介してきました。どのような印象を受けられたでしょうか? 以下は筆者の感想と所見です。
明治とは、日本文化と欧米文化が急激にぶつかり合った時代でもありました。建築・外構・庭園の世界も同様です。しかし、建築と庭園・外構では異なった反応を見せました。建築の世界では、伝統的日本建築を受け継いだ棟梁が存続する一方で、西洋建築を学び大きな成果をもたらした建築家も登場します。また、ジョサイア・コンドルに代表されるように、日本に西洋建築を定着させ交流役となった欧米の建築家もいました。つまり、欧米の文化を有効かつ積極的に取り入れることが出来たと言えるでしょう。かといって、日本の建築文化が滅んだわけでもありません。
一方、庭園・外構の分野では、小沢圭次郎などごく一部の人達を除き、この時代の流れについていくことが出来ませんでした。ただし、流れについて行けないからと言って、文化の流入を止めることなどできません。従って、西洋式の庭園・和洋折衷式の庭園も数多く作られるようになりました。同時に、作庭にはランドスケープ的な発想・知識も必要になります。繰り返します。明治時代は外構・庭園の世界も、江戸時代以前から激変しました。しかし、その大きな変化に対応したのは小沢圭次郎、欧米建築を学んだ人達、それに非主流派の造園業者であったと言う事です。
逆に、主流派であった京都造園グループは、この変化について行けなかった。筆者はそう感じました。補足しておきますが、時代変化に付いて行くと言う事は、和風庭園を捨てると言う事ではありません。西洋建築・公共スペースなども含めた、基本プラン作成に参画し、より広い視点で和風庭園の世界を見つめなおすと言う事です。しかし、京都造園はそれを行わなかったと言う事です。もう少し分かりやすく言うと、全体プランは西洋建築を学んだ建築家等が作成し、その中の和風庭園部分のみの依頼を受けて、作庭活動を行ったと言う事。少し極端な表現かもしれませんが、江戸時代までは建築と庭園は対等(時には庭園有利)関係にあった。しかし、明治に入ると建築主・庭園従の関係が生まれた。そう感じられてなりません。
このような事を書くと、小川治兵衛などは優れた作品を数多く残した。だから、日本庭園はより発展した。このような反論が出るかもしれません。また、明治期には多くの優れた日本庭園が造られた事も事実です。しかし、その多くが建築家が全体プランを纏め、限られた空間だけを担当した。小川治兵衛に代表される京都造園(家)は、全体プランに参画した足跡がほとんど見られない。この点を見逃す事は出来ません。つまり、閉鎖社会でしか活躍できなくなったと言う事。
「旧古河邸」などがその代表例と言えるでしょう。全体プランはジョサイア・コンドルが纏め、日本庭園部分だけを小川治兵衛が造りました。ジョサイア・コンドルは大の日本文化好きであった、おそらく古河家の人々も日本庭園が好きであった。このため、広いスペースを持つ優れた日本庭園が造られ現代に残されました。しかし、それは結果論であって、全体構想の段階で本来は小川治兵衛も参画すべきであった。筆者はそう考えています。
なぜなら、このような姿勢が、大正期以降の造園業界に大きなマイナス要因をもたらしたからです。既に提示した、建築家優先の体制が確立されてしまうからです。ランドスケープの世界でも、建築家の台頭が目立ちます。また、同部門の専門家も登場しますが、その多くは日本庭園とは無縁の世界から参入した人達です。大型物件だけではなく、一般的な住宅の世界に置いても、建築と外構・ガーデンが対等な関係で同時進行すると言う理想形が完全に崩れ、建築ありき+外構・ガーデンと言う傾向が強まり、一般ユーザーが損をすると言う体制が現在まで引き継がれています。
勿論、新しい形でランドスケープの世界、住宅の世界で活躍する人達・企業も登場するようになりました。しかし、京都造園はそこからも取り残されようとしています。このままでは、単なる文化財保護者としての役目しか果たせなくなるでしょう。そして、文化財保護のための技術継承は大切ですが、それは産業とは無縁の限られた人たちだけで十分です。
そこで本日の一口アドバイス。
「小川治兵衛は素晴らしい作庭家。しかし、時代錯誤の作家でもあった!」
(りょう)
明治期の奈良公園(小沢圭次郎もプラン参画)
明治期の東京駅
design:hayashi
LIXILのプラスGという商品は シリーズ展開しているので カーポートや 目隠し格子・パネル、門扉など
を自分で選べば オリジナルの形を造ることが可能な おもしろい商品です。
加えて、プラスGシリーズは デザイン性が高く 施工すると立派で上品な雰囲気です。
デッキは スロープ・手摺りをつけて バリアフリー使用です。
三重県いなべ市 造園・外構・エクステリア お庭づくりのプロショップ