7/14(木)より、夏のガーデン&エクステリア相談会が開催されます。
7/14(木)の朝刊折込にてチラシが入りますが、入らない地域の方は下記を参考になさってください。
外構・お庭のご相談は、ご予約の方優先となります。
0594-88-0555 までご予約下さいませ。
その際は、敷地図・写真等をご持参頂くと、より詳しくお話しさせていただくことができます。
三重県いなべ市 造園・外構・エクステリア お庭づくりのプロショップ
山川
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山川
りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ・・・NO2,272
この項からは、南米産の「ハードウッド類」の中から、エクステリア材として適している木材(樹木)をセレクトして紹介します。まずは「イペ」から。
<神秘性を秘めた優良材「イペ」>
「イペ」に関する資料:産地=主産地はアマゾン川流域。ただし、チリを除く南米全域に分布。分類=ノウゼンカズラ科タベブイア属<学名=Tabebuia(タベブイア属) spp(=特定できない。つまり、イペ材として使われている木材はタベブイア属の複数の樹木があると言う事であろう。ただし、主力材は「Tabubeia serratifolia」だとする説も)>。気乾比重=0.91〜1.20(一般的には1.1前後)。屋外対応年数=20年〜25年以上(資料により表記が異なるが、天然木では「ウリン」に続く高耐久性があるとするのが一般的)。
「イペ」は最も評価の高い「ハードウッド類」と言えます。屋外使用での耐久年数が非常に長い、ソリ・ヒネリが少ない・・・と言うのが2大理由。より分かりやすく言えば、現在安定的に流通している「ハードウッド類」に中では、「ウリン」と共に最も評価の高い樹種と解釈して良いでしょう。ただし、日本での使用量は減少傾向にあります。それは資源の枯渇より価格高騰が主な理由(最も高額な「ハードウッド類」の一つ)となっています。
また、木肌も美しく、比較的きめ細かく、黄色味を帯びた薄目のブラウン系(ただし、濃淡の差がかなりある)で、うっすらと木目を表す事が良くあります(年輪による木目では無い)。ただし、「ラバコール」と言うアレルゲンを持っており、加工時の木粉に触れるとカブレる事もあるので、この点だけは要注意(ただし、材木に触れても問題は無い)。
「イペ」はノウゼンカズラ科の樹木で、樹高40m以上・幹の直系1m以上の大木に育ちます。また、ノウゼンカズラと同様ラッパ上の艶やかな花(一般的な「イペ」は黄色。紫・オレンジ等もある)を咲かせます。想像してみて下さい。アマゾンの熱帯雨林の中で40m以上の巨木が、空を染めるように黄色や紫色の花を満開に咲かせる。そう、「イペ」は神秘性を持った樹木で、特にブラジル、ペルーなどでは大切にされている樹木で、街路樹等に使われる場合もあります。
また、紫花の「イペ」には樹皮の内側部分に薬効があるとされ(おそらくアレルゲン「ラバコール」と関係がある)、健康補助食品として日本でも人気があり、一般的には「タヒボ」の名で販売されています。
そこで本日の一口アドバイス。
「品質、神秘性など魅力一杯のイペ。ただし、価格高騰で使用量は減少傾向」
(みずき りょう)
上空から見た「紫イペ」
「紫イペ」の大木
「イペ」の街路樹(ペルー)
「イペ」の花と実(ノウゼンカズラとよく似ている)
「イペ」の巨木(幹元)
「イペ材」:黄色味を帯び木目も・・・
りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ・・・NO2,271
天然木がいかにエクステリア材として魅力的かご理解いただけたでしょうか? この項からは、もう一歩踏み込み「どの部分にはどの天然木が良いか」徹底検証していきます。ただし、エクステリア用適合材(加工材を含む)にはどのようなものがあり、それぞれどのような長所・短所があるかを知らないと、判断基準を示しても意味不明となるため、まずが基礎勉強から・・・
<「ハードウッド類」とは?>
「ハードウッド類」とはその言葉の通り、硬くて重い木(広葉樹)の事。勿論、堅くて重い≒腐りにくい≒エクステリア材として適している、と言う事に成ります。しかし、「ハードウッド類」には共通する絶対的欠陥があります。それは<全て熱帯雨林(原生林)産出材>で有ると言う事。つまり、残念ながら「ハードウッド類」を使うと言う事は、多かれ少なかれ、熱帯雨林破壊につながると言う次第。この点を避けては通れません。だからこそ<現地事情を知り、かつ大切に使う>と言う心がけを忘れてはなりません。
では、熱帯雨林産の広葉樹(針葉樹は熱帯雨林には自生しない)はなぜ堅く重くなるものが多いのでしょうか。その原因は、A:四季が無いため年輪が出来ず、材が均質になる B:広葉樹は針葉樹より硬質なものが多くAの性質がプラスされ「ハードウッド類」となる・・・と言うのが通説(ただし、学術的統一見解では無い)。
結果として、「ハードウッド類」には多くの産地・樹種がある事に。まだ知られていないもの。存在だけは知られていても実態が良く分からないものも多数残されています。従って、ここでは認知度の高い「ハードウッド類」・今後普及する可能性が高い「ハードウッド類」に限定し取り上げます。また、「ハードウッド類」の産地は南米系とアジア系に大別されますので、南米系から紹介していく事にします。
なお、南米系「ハードウッド類」は、アジア系「ハードウッド類」以上に多くのミステリーゾーンが残されています。主産地のアマゾン川流域はそれだけ広大で未調査部分も多い、管理も行き届かない部分が多い、流通段階での混乱も多い・・・などの理由によるもの。結果として、供給は比較的安定しているが、樹種名などの混乱も多いのが現実です。特に、名前に関しては商品名と樹種名が混成し、実際はどの木材か判然としない物さえあります。一般の方にはあまり関係が無いことかもしれませんが、それだけに、特に信用あるエクステリア専門ショップから購入するよう注意してください。
そこで本日の一口アドバイス。
「熱帯雨林からの恵<ハードウッド類>・・・だからこそ大切に使おう!」
(みずき りょう)
世界最大の流域面積(=世界最大の熱帯雨林)を持つアマゾン川:南米産「ハードウッド類」の主産地(ブラジル&ペルー)。資源量も多く安定供給出来る「ハードウッド類」が多い反面、多くのミステリーゾーンも・・・
亜細亜最大の「ハードウッド類」の供給地、ボルネオ島:南部・インドネシア、北部・マレーシア&ブルネイと、3つの国が所有する。自然破壊が深刻で、より徹底した資源管理が求められる。
世界の森林増減地図=熱帯雨林の減少が特に深刻!
破壊されてしまった熱帯雨林。元に戻す事は難しい!
りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ・・・NO2,270
天然木は樹種の選び方、施工方法、使い方によっては30年以上持つ! ご理解いただけたでしょうか。では、エクステリア材として本当に魅力的なのでしょうか。YES。自信を持ってそうお答えします。耐久性以外にも、A:加工性が抜群(あらゆる条件に対応出来る) B:お値打ち価格 C:優れた風合い・デザイン性 D:自然との調和・・・など多くの長所を持っているからです。でも、このようにA〜Dと言う長所を列記するだけでその意味をご理解いただくのは困難でしょう。そこで、以下でもう少し詳しく説明しておきましょう。
<天然木が持つ長所A〜D>
A:加工性・・・木材はご存知の通り、簡単に切ったり繋いだり、組み合わせたりできます。おそらく、あらゆる建材の中で一番加工性が良い素材と言えるでしょう。従って、大多数の現場条件・サイズ・形、等に対応出来至便。特に、エクステリアの場合は、現場ごとに敷地条件が異なり、この点が大きな長所となります。
B:価格・・・天然木の場合「安い」と言う表現は適切ではありません。特に、エクステリアのプロが使う天然木は、比較的高級なものが多く、単に大手メーカー製品と値段だけを比較すれば、高いとも安いとも言えません。ただ「お値打ちである」と胸を張って言えます。高品質でハイイメージな商品を、手の届くお値段で提供する事が出来るからです。最大の理由は、大手メーカーを経由しないため。それだけ流通ルートが短く、純粋な原価比率が高くなるから(原価の割には販売価格が安い)です。
C:風合いとデザイン・・・天然木の風合いの素晴らしさは誰もが認めるところ。そこには自然のぬくもりがあるからで、工業製品では絶対に不可能な部分です。Aで確認済みの加工性の良さも加わり、天然木製品には魅力的デザインの物が多い事も周知の通り。ただし、オーダー商品の場合は、製作者のセンスに左右されることも事実です。
D:自然との調和・・・天然木を使ったエクステリアは、自然との相性抜群! これもまた誰もが認めるところ。しかも、施工時(新品)も素晴らしいが、時間の経過とともにさらに良くなるものが多い。工業製品の場合は最初が最高で、次第に価値が下がる場合が殆ど。しかし、天然木の場合は経年変化を楽しみ、より満足度がアップする。まさに、神(自然)のなせる業・・・
エクステリアに天然木を使う魅力。ご理解いただけたでしょうか。次項からは、どの様な時どの様な天然木を使うのが良いかについて詳述します。
そこで本日の一口アドバイス。
「エクステリアに天然木を使うと魅力が倍増・・・その本当の理由とは?」
(みずき りょう)
高耐久天然木「ウリン」を使った門廻りプラン=一見木製と思われるようなアルミ部材もあります。ただし、5年・10年と経過したとき「ウリン」の場合は経年変化が表れ魅力倍増。それが、自然素材の魅力です。
天然木を使ったデッキとパーゴラ=敷地条件に合わせ、サイズやデザイン自由自在。それが天然木の大きな魅力。工業製品ではこのような対応はまず不可能です。
「ウリン」を使った目隠しフェンス=一見普通の目隠しフェンスのよう。しかし、高さにより「目隠し度」を変えています。つまり、視線の高さはより密に、下部は投光性をアップ。これにより、機能・デザイン・コスト面のメリットが! しかも、5年後には経年変化でさらに魅力アップ。