シュロ縄

以前、お客様のお宅に生け垣を植栽した時のブログがあったと思います。

その時にシュロ縄についてお話したのを覚えていますでしょうか?(笑)

今回はシュロ縄について少しお話ししたいと思います。

棕櫚(シュロ)というヤシ科の植物の皮、繊維をより合わせて作った縄の事です。

 

元は少し赤っぽい色をしています。黒いものは墨で黒く染めてあります。

どちらがどう使うという用途別の色分けはありませんが、造園業界において竹垣などを縛るには、黒い方が一般的です。

 

シュロ縄はホームセンターなどで売られていますので、ご家庭でも園芸用として購入可能です。

ご自分で植栽後に支柱を立てたい時などちょっと使いたい時は赤い方を使用するのがいいかと思います。

なぜなら・・・シュロ縄は濡らして使うのが基本。黒い方は結んでいるうちに手が真っ黒になります(笑)

とにかく石鹸でごしごし洗っても3日くらいは落ちません。(笑)

手袋でやれば・・・結べないんですよこれが。

素手でやらないと締まらないんです。職人は、真っ黒に手を汚しながら綺麗に生け垣、竹垣をつくるんです。

水で濡らすのも、シュロ縄は乾くうちに締まっていくのものなので、濡らしてしっかり縛ることでほどけにくくなるので、濡らさないといけないんです。

あと、ごわごわするので手がこすれて痛いです。(笑)

慣れてくると皮が厚くなるのか、そこまでなんですがね。(造園技能士の資格を取るのにひたすら結ぶ練習をしました。)

身につくと久しぶりに結んでも忘れないものですね☆

植栽のご相談も承っております♪

 

 

 

シックな門袖と金文字の表札

お庭の全体を当店で施工させていただいたお客様です。

今回は、黒くシックに仕上げた門袖に、表札を取り付けました。この表札の文字はお客様のお友達の書家の人に書いてもらったそうです(*^-^*)

金の文字が黒い門袖に合っていてとてもかっこいいですね☆

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みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,075

「世界のガーデン」第八章:「風景式(イギリス式)庭園」

 

第58回:「風景式(イギリス式)庭園」とは?①

 

長期にわたり「平面幾何学式(フランス式)庭園」について検証してきました。今回からは、ある意味その対極とも言える「風景式(イギリス式)庭園」を取り上げます。まずは、ヨーロッパ庭園史の概略と「風景式庭園」登場の経緯から・・・

ヨーロッパの庭園は、中東(ペルシャ)にそのルーツがあると言えます。従って、幾何学構成が基本となっていました。中東の場合殆どが砂漠地帯で、それを人工的に加工する事が庭造りであったからです。もう少し具体的に言うと、砂漠の中の一区画に建物を建て、その周辺を塀などで囲い、囲われた内部を計画的(幾何学的)に割付け、その中に水を引き込み、植栽を施す・・・と言う事。極端な言い方をすれば、<自然にチャレンジし異空間を生み出す>事こそ庭造りであったと言う事。

ヨーロッパにもその発想が持ち込まれ、14世紀頃にイタリアでルネサンス(ある種の復古主義)が始まる頃になると、王族・貴族の館で大規模な庭園が造られるようになります。ただ、傾斜地が多いと言うイタリアの地形の特性とギリシャ・ローマ以来の芸術性が持ち込まれ、特有の「露壇式(イタリア式)庭園」が生まれます。ただし、(傾斜を活用すること以外)自然を作り変える事が庭造りだと言う発想は中東と同じで、<庭園=幾何学的構成>と言う基本に変化はありませんでした。

少し時代が下り、ルイ14世の時代、つまり17世紀になるとブルボン王朝に代表されるような、より巨大な権力を持つ王・貴族が現れ、それを見せつけるかのような超大スケールの建造物と庭園が、フランスを中心に造られるようになります。そう、「平面幾何学式(フランス式)庭園」の登場です。フランスは平地が多くそれを活用したため、庭園面積は「露壇式庭園」に比較しはるかに大きくなり、装飾面でもややシンプルとなったものの、自然観とは対極にある<庭園=幾何学構成>と言う基本発想は中東由来のものと同じでした。

しかし中東エリアとは異なり、ヨーロッパには緑り豊かな自然がありました。18世紀になるとそれをもっと活かすべきだと主張する者がイギリスに現れ、<庭園=幾何学構成>と言う考え方を根本的に覆す動きが出てきます。「風景式(イギリス式)庭園」の登場です。つまり、この段階においてようやく中東(ペルシャ)以来の発想から脱した庭園が登場する事になった訳で、画期的変化と言えます。

両者は水と油のよううで「風景式庭園」登場当初は対立関係にありました。だが、時と共に部分的に使い分けるようになるなど、同化の動きも見られるようになります。

上記を参考に、「風景式(イギリス式)庭園」を定義づけると、狭義の解釈では「自然の景観を尊重した広大な庭園」とするのが一般的。なぜ<広大>と言う一言が加わるかと言うと、同庭園もイギリスの王・貴族など権力者の城・宮殿などにセットされ、さらに自然観をより多く取り入れようとすれば広大な敷地が必要となったからです。勿論、イギリスと言う国の地形がそれを可能にしたと言う点も見逃せません。

では、より具体的に誰が「風景式庭園」を創出し、どのような変遷を遂げたのでしょうか?

タージマハル

 

 

 

 

「タージマハル」(インド)・・・最も美しいペルシャ式庭園の一つ

 

ランテ荘庭園

 

 

「ランテ庭園」(イタリア)・・・「露壇式庭園」の代表的存在

 

ベルサイユ

 

 

 

 

 

ベルサイユ宮殿(フランス)・・・ここから「平面幾何学式庭園」の歴史が!

 

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「ストウ庭園」(イギリス)・・・代表的「風景式庭園」の一つ

 

 

 

 

 

クロード・ロランの絵は風景式庭園に影響を与えた

 

 

 

 

 

「クロード・ロラン」画・・・この絵画が「風景式庭園」に影響を与えたとされる

 

 

転びました。(´;ω;`)

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昨日の出来事です。

天気が悪くなると予報が出されていましたよね?

朝は大丈夫でしたが、子供を保育園へ送るため車に乗り、動き出した途端に土砂降り(゚д゚)!

そう、うちの長女は雨女なんです。そして風も強い!私は風を呼ぶみたいです(笑)

着いたら雨は弱まっていましたが、傘をさして長女を下ろそうとドアに傘をかけた途端、傘が吹っ飛ばされ転がっていきました。

ここは園の駐車場。車が来てしまい慌てて拾おうと追いかけ、つかみかけましたが傘の布部分を踏んでしまい、膝から転びました💦そして破けました!!(笑)

中に一枚履いていましたが少し出血していました(´;ω;`)長女が頭をポンポンしてなぐさめてくれました。

皆さんも雨の日にはもちろん、風の強い日にはお気を付けください(ノД`)・゜・。

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