「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO918
「+α の外構・ガーデン 編」・・・実用性重視の「水廻り」!
「+α の水廻り」について検証しています。今回は、その中でも機能優先の「水廻り」を取り上げます。
屋内、屋外を問わず「水廻り」で最優先されるのは機能ではないでしょうか? 勿論、デザインを軽視してよいとは言いません。しかし、充分な機能の上にプラスされるべきでしょう。例えば、屋内キッチンであれば、全ての商品が機能に関する充分な配慮がなされ、かつデザイン的な素晴らしさも兼ね備えています。
ところが、屋外の「水廻り」(主に「立水栓」)の場合は、高級タイプでありながら、デザイン的には優れていても機能的には極めて中途半端な商品が目立ちます。不思議と言うほかありません。どのようなポリシーを持って商品開発に臨んでいるのでしょうか?
ここで、屋外の「水廻り」に求められる基本条件を確認しておきます。A:腰高シンク(作業性に対する常識) B:2箇所の蛇口(ホース専用蛇口の確保) C:ホース掛(リール) D:国産蛇口(海外では水道水を飲み水として使わないところが多く、飲料用に適さない蛇口がある)・・・以上です。
勿論、使用条件により、この機能にマイナス、プラスが加わります。例えば、洗い物などには殆ど使わない場合は、腰高シンクにする必要が無い場合もあります。逆に、作業スペース、収納スペース、照明、などが必需機能となる場合もあります。この項では、基本4機能のプラス・マイナスを加味しながら、機能優先の3タイプの「水廻り」を紹介しておきます。
洗車と草花・樹木の水やりが主目的の「立水栓」・・・2口蛇口と水受けボールがポイント。手を洗ったり水を汲んだりするときに、断然2口蛇口の方が便利。しかも、水受けがあるので、水はね・排水面でも安心です。
使用目的に合わせ、腰高シンクにはしていないが、それなりの配慮も・・・
ローコストタイプだが、充分な機能をもつ「立水栓」・・・作業が楽な腰高シンク、メインの蛇口+ホース専用蛇口、屋根代わりの小物置、などお客様のご要望に対応! 特に、デッキ横(プライベートガーデン)には、このような多機能性を持った「水廻り」が必要。
デッキ横と言う条件と、お客様の使用目的を充分に考慮した「立水栓」
作業台、収納と言う+α を加えた「立水栓」・・・ローコストタイプですが、基本4機能に、作業台、収納、と言う機能をプラスした「水廻り」です。作業台はちょっとした洗い物の置き場、収納(内側にホース専用蛇口)は主にホースリール入れ、と言った簡易的なものですが、これだけでも利便性に大きな差が出ます。
ローコストタイプだが、基本4機能に、作業台、収納機能をプラス!
そこで本日のひと口アドバイス。
「屋外の水廻りも機能優先で! まず基本4機能を、そしてプラスとマイナスを考えよう!」
(りょう)