りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO965

 

「外構・ガーデンセミナー 編」・・・「カースペース」に決定的変化!

建物配置が決まる前など、なぜ早い段階でエクステリア専門店を訪れるべきか、多角的に検証しています。今回は「カースペース」について・・・

「カースペース」については、別項で徹底的に分析します。従って、ここでは最近の変化状況と、建物配置、基礎等との関係に限定して考えます。

「カースペース」は、車庫スペース~車庫+多目的スペースと言う意識の変化により、そのサイズ・イメージが決定的に変わりました。オープン外構の場合は、フロントガーデンの全てを「カースペース」と一体化し、プランを作成することも珍しくありません。従って、車*台用の「カースペース」と言う意識さえ崩れつつあります。

リビングガーデン的志向の「カースペース」、自転車・バイク・シニアカー等の駐車(輪)を含めた「カースペース」、ガーデニング空間を併設した「カースペース」、趣味・子供の遊び場・物干し場などの機能を併設した「カースペース」、以上全てを兼ね備えた「カースペース」・・・などがその主なもの。

この結果、①:「カースペース」の固定形状・サイズが無意味になりつつある ②:中途半端なサイズの方が合理的に使えるケースが増加した ③:カーポートに代表される屋根の形態・形状に大きな変化が出てきている ④:土間等に使用する素材が複雑化してきている・・・などの決定的とも言える変化が見られるようになりました。

以上を住宅本体と関連付けて考えると、新しい感覚での「カースペース」確保のためには、常識的住宅配置では対応できない、「深基礎」にすべき場所が従来の常識範囲を超えるようになってきた・・・と言う2点が特に重要になっています。つまり、早い段階でエクステリア専門店と住宅業者が連携して、最適プランを作成しないと、決定的支障に繋がる可能性が強まったと言うことです。

以下に、3つの写真・図面を用意しました。1つ目はリビングガーデン的「カースペース」。このような空間確保のためには、より斬新な建物配置が必要であることは言うまでもありません。2つ目は、常識的な「カースペース」。しかし、ゲートや車庫内通路を考えると、余裕のある空間確保が必要で、これまた建物配置に影響します。3つ目はフロントガーデン一体型の「カースペース」。例えば、この感覚で建物サイドまでスペースを確保しようと思えば、建物配置と「深基礎」にすべき場所(GL段差があり、建物と同空間をサイドまで拡大した場合い)にまで影響を及ぼすことがあります。

少なくとも、最近の「カースペースプラン」は単なる車庫プランでは無いということをお忘れなく・・・

そこで本日のひと口アドバイス。

「目を見張るカースペースの多様化! 住宅配置、基礎等にも決定的影響が・・・」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

リビングガーデンを意識した「カースペース」。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーソドックスな「カースペース」。ただし、特に奥行きの確保は余裕を持って・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

フロントガーデン一体型の「カースペース」。GL段差があり、空間をサイドまで広げる場合は住宅の基礎にまで影響!