りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO970

 

「外構・ガーデンセミナー 編」・・・ペットも「家族構成」の一員!

初期段階のヒアリングについて検証しています。この項ではその重要事項の1つ「家族構成」とプラン作成の関連性について考えます。

ヒアリングシートの中の重要項目に必ず、「ご家族の構成をお聞きする項目」があります。当然と言えば当然。ただ、プラン作成段階で、どのような部分に影響するのか、詳細な資料を作成しているショップは皆無に等しいと言えるでしょう。プランナーの常識として片づけられているからです。しかし、 「家族構成」というデータが100%プランに反映されているかと言うと?マークを付けなければならない作品が多いことも、否定できない事実です。

では、「家族構成」で最も重要な部分は何でしょうか? 言うまでも無くお子様とご高齢者存在です。まず、お子様がおられる場合は、人数、年齢、性別、そして将来を意識し、プランを作成しなければなりません。なかでも最優先されるのが安全性です。従って、敷地に段差がある時は、落下の危険性が無いよう細心の注意を払う必要があります。遊び場となるスペース・その周辺も同様です。

ご高齢者がおられる場合は、バリアフリー的配慮、腰高プランをどこまで採用すべきか・・・が2大ポイントとなります。しかし、屋内はともかく、屋外ではこのような機能に対し、まったく配慮の無いプランがまだまだ主流を占めています。手摺すら付いていない外構・ガーデン、通路が狭すぎ危険な外構・ガーデン、地面と同じ高さに水受けがある立水栓、等々。これでは、ご高齢者がおられるか否かを聞く意味がまったくありません。

「家族構成」のチェックでもう一つ見逃せない存在があります。ペットです。特に、屋外で飼うペット(殆どがワンちゃんだが・・・)がいる場合は、人と同程度の配慮が必要になります。スペースの確保、囲い、土間処理の方法、日除け、等をどうするかが特に重要で、ペットは自らしゃべらないだけに、充分な打ち合わせが大切になります。

「家族構成」のなかで、お子様、ご高齢者、ペットについてはある共通点があります。それは、ヒアリングの主軸となる、ご主人・奥様については、直接お話を伺う機会が多いが、お子様、ご高齢者、ペットについてはそれが極めて少ないと言うことです。それだけに、担当スタッフは最新の注意を払わなければなりません。

屋外空間は、絵画とは異なります。人が暮らす空間であるからです。それだけにデザイン性だけではなく、適切な機能が求められます。その適切な機能と「家族構成」は切っても切れぬ関係にあることは言うまでもありません。

そこで本日のひと口アドバイス。

「声が聞こえにくい、お子様、ご高齢者、ペットの存在! だからプランに細心の配慮を!」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

 

お子様、ご高齢者、それのペットの声にもっと耳を傾けよう。

 

 

 

 

 

 

 

ご高齢者には、通路の広さ、手摺、腰高プラン、等の配慮を!

 

 

 

 

 

 

ペットも家族の一員。お忘れなく!