りょうさんの:エクステリア&ガーデン・ひと口メモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデン・ひと口メモ」・・・NO989

 

「外構・ガーデンセミナー 編」・・・「木製目隠し」が優れている理由!

門・塀廻りの「目隠し」の重要性について検証中。この項では「木製目隠し」がいかに優れた特性を持っているかについて述べます。

最初に「木製目隠し」の長所を列記しておきましょう。①:耐久性に優れている ②:地震に強い ③:デザイン性にすぐれている ④:あらゆる現場に対応できる ⑤:目隠し度を自由に調整できる ⑥:比較的コストが安い・・・などが主なものです。

①:の耐久性に関しては、疑問を感じる人も多いでしょう。木は腐りやすいと言う固定観念があるからです。しかし、腐りにくい木(通常はレッドウッドかハードウッド類)を選ぶ、施工の仕方に注意する、と言う2点に留意すれば、特に「目隠し」のような使い方(縦使い)の場合い、30年以上充分に持ちます。

ただし、無塗装で放置すると1年以内に色がグレーに変化します。ノーメンテでその経年変化を楽しむのも「木製目隠し」の特性の1つ。ただ、施工当初の色合いを維持したい場合は、塗装というメンテナンスが必要になります。この点だけは、「目隠し」だけではなく、屋外空間で木を使う場合の共通ルールと言えましょう。

②:の地震に強いと言うことも「木製目隠し」の大きな長所です。軽くて柱構造であるからです。従って、ブロック塀などと違い、高さ2m以上の長尺タイプの「目隠し」も簡単に作ることが出来ます。ただ、台風等の風圧にはやや弱い面があります。従って、しっかりとした施工を行う、長尺・大型の「目隠し」の場合は風が通るデザインにする、と言った工夫が必要になります。

③:のデザイン性の良さは、加工性に優れることに主原因があります。つまり、様々なデザインの製品(目隠し)を作り出すことが可能であると言うこと。従って、周辺のデザインと調和を取ることも簡単に出来ます。例えば、モダン系なら直線的な「目隠し」にすればよいし、南欧風などの場合も、アール形状にすればよく調和します。勿論、和風への対応も可能です。加えて、木自体の風合いの良さも見逃せません。

ただし、対応力の広さは、プランを作成する人の能力により差が出ると言うことにもつながります。メーカーの規格品なら誰が使ってもそこそこに・・・と言う感が強いのですが、「木製目隠し」の場合は、担当者・打ち合わせ方法により差が出ることが多い、と言う点だけはご了解下さい。だからこそ、じっくり話し合って、最高のプランを作成してください。

④:⑤:の特性に関しても、加工性のよさがおおいに関係します。特に「目隠し」の場合は何%程度の目隠し度を求めるかで、プラン内容が大きく変わります。その対応力に関しても「木製目隠し」の右に出るものはありません。次項では、このような点について詳述します。

そこで本日のひと口アドバイス。

「実は耐久性も抜群! そしてあ、らゆる現場対応が可能な優れもの木製目隠し!」

(りょう)

 

 

 

 

 

木製なら高さ2m以上の「目隠し」も簡単に・・・

 

 

 

 

シンプルな隣地境界の「木製目隠し」。

 

 

 

 

 

 

 

目隠し度も自由に変えられる・・・