りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,053

 

「レッドウッドの世界 編」・・・115m強、ヒュペリオンと言う記録保持者?

悠久の過去、分類、比較対照される樹木・・・など「レッドウッド」の外堀がようやく埋まりました。そこで、この項からは主人公自身についての検証を試みます。そして、①:樹木としての特性 ②:人類とのかかわり ③:木材としての特性 ④:エコ、と言う4つの視点から徹底分析します。まずは、①:の「樹木としての特性」から。

(この項からは、「レッドウッド」の輸入元「木匠(もくしょう)」よりの提供資料を多数使用させていただきます)

「レッドウッド」は、古生代後期~中生代の樹木の王者で、セコイア属唯一の生き残りです。そして、スギ科の樹木が「セコイア」に最も近いとされています。では、その「セコイア」は樹木としてどのような特徴を持っているのでしょうか? まず取り上げるべきは、巨大であること、特筆すべき生命力を持っていること、この2点でしょう。

現在認定されている世界一の巨木は「ジャイアントセコイア」です。従って、体積を見た場合い「レッドウッド」「ジャイアントセコイア」よりは小さいと言うことになります。しかし、樹高では「ジャイアントセコイア」をはるかにしのぎます。具体的には、最大の「ジャイアントセコイア・シャーマン将軍の木」の樹高は83m強ですが、「レッドウッド」の場合は100mを超えるものが多数生息しています。というよりも、地球上の生物で背の高さが100mを超えるのは「レッドウッド」だけでしょう。

抽象的な表現より、現在認定されているノッポベスト5の「レッドウッド」を列記しておきましょう。1位「ヒュペリオン」:樹高115.55m・幹の直径6.7m 2位「ヘリオス」:樹高114.34m・幹の直径? 3位「イカロス」:樹高113.11m・幹の直径3.6m 4位「ストラスフィマ・ジャイアント」:樹高112.87m・幹の直径5.19m 5位「ナショナル・ジオグラフィックス・ソサエティー・ツリー」:樹高112.74m・幹の直径4.3m。以上です。ただし、差がわずかであること、変化すること、新しいチャンピオンが見つかることもある、と言った理由から流動的であること。ギネス掲載のように広く認定された数値では無いこと。この点はご了承を・・・

かつては、112m強の「レッドウッド」が樹高世界一として広く知られ、この記録が今でも資料として用いられている場合が少なくありません。ただ前記の通り、より背の高い樹木がその後続々と発見されています。今後とんでもない記録保持者が見つかる可能性も残されています。

なお、「レッドウッド」の名づけ親はギリシャ神話がお好きなようで、1~3位は同神話に登場する神様の名前。ちなみに1位の「ヒュペリオン」はタイタン属の神様で「高いとことろ行くもの」と言う意味。太陽神または光の神とされています。

そこで本日のひと口アドバイス。

「高いところを行くものヒュペリオンは樹高115m強! 今後さらなる記録保持者も・・・」

(りょう)

 

 

 

 

 

「レッドウッド」。樹高100m以上も多数・・・

 

 

 

 

 

「レッドウッド」の自然林。

 

 

 

 

 

 

 

 

「レッドウッド」の葉。