りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,077

 

「エンジョイ サマーガーデン 編」・・・「多機能水廻り」の基本条件とは?

①:限定された機能の「屋外の水廻り」に続き、この項では②:多機能が求められる「屋外の水廻り」について、さらに詳しく検証してみたいと思います。

既に指摘したとおり、多機能が求められる「屋外の水廻り」は、最近需要が急増している分野です。しかし、メーカーの商品開発が極端に遅れ、殆どがオーダー対応となります。では、どのような基本機能を考慮しオーダー対応を考えるべきでしょうか? ポイントを列記し、簡単に理由説明しておきます。

A:腰高シンクと用途に合わせた大きさ材質・・・腰高シンク。これは多目的機能「水廻り」に関する絶対条件です。作業を軽減する上で当然のこと。さらに、大き目のシンクにするか、お洒落感覚等を重視しボールタイプにするか、などを考慮し大きさ・デザイン・材質を決めてください。また、作業スペース(台)の確保も1つのポイントとなりますが、これは別セットと言う考え方でもOK。

B:2箇所以上の蛇口とホースリール・・・多目的「屋外の水廻り」の場合い、殆どがホース専用蛇口を必要とします。従って、蛇口は最低でも2箇所必要です。ただ、2口蛇口よりも、位置・デザインの関係で、別にするほうが有利です。なお、給湯設備等にまで踏み込む場合は、ホース専用蛇口+2口蛇口と言った形態になります。また、ホースリールをどうセットし収納するかのチェックもお忘れなく。

C:国産蛇口とその選択方法・・・蛇口は必ず国産品を選んでください。外国では水道水を飲む習慣の国が少なく、飲料用に不向きな蛇口が多いからです。また、機能性・お洒落感も考慮し選んでください。元々、錆びや劣化の心配が少ない商品で、あまり一般的な屋外用にこだわる必要はありません。

D:お洒落感・耐久性・コスト・・・機能、デザイン等のお洒落感、耐久性、コストパフォーマンス。これらは、避けて通れない重要項目。ご予算に制限が無ければ、メーカー製品でもある程度対応できます。しかし、屋内用と比較すると、あまりに高価格(内容に対し)であるから、特注有利となることも考慮に入れてください。

E:収納、照明、コンセントと言う付帯機能・・・収納に関しては、コーナー全体で考えればOK。ただ、ホースリールをどう処理するかだけは考慮してください。照明に関しても、不要かどの程度物のが必要か良く考えておくこと。配線の問題で、後付けするのは結構面倒です。コンセントについても同じで、セットしておくと後々便利です。

F:全体の位置関係・・・出来るだけ効率よく動ける位置、排水などの条件を考慮して決めてください。特に、屋外では「ユーティリティー(導線)」に対する考え方が無頓着で、作業性を悪くする大きな要因となっています。

他にも、お客様の使用条件に合わせた多数のチェックポイントがあります。それらの個々のご要望と、A~Fの基本のチェックポイントを組み合わせ、納得の行く「屋外の水廻り」設備をぜひ作り上げてください。

そこで本日のひと口アドバイス。

「腰高シンク、国産蛇口、ホース専用蛇口、ユーティリティー、付帯機能、価格、???」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

「シンク」は腰高であることが絶対条件!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホース専用蛇口とホースリール収納。

 

 

 

 

 

 

 

 

「水栓金具(蛇口)」は必ず国産品を使うこと!