りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,077

 

「エンジョイ サマーガーデン 編」・・・1クラス上の「屋外の水廻り」プラン?

①:限定された機能「屋外の水廻り」 ②:多機能が求められる「屋外の水廻り」について検証してきました。そして、機能性が重視されるこの分野では、商品開発やプラン作成と言った面で、屋内と比較すると極端な遅れがあることも分かりました。それだけに、お客様が求める「水廻り」とは何かを良く考え、エクステリア専門ショップと意見交換を行い、適切な選択を心がけてください。

この項では、考え方をもう一歩進め、③:特殊機能がプラスされる「屋外の水廻り」、について考えて見たいと思います。では、屋外で求められる「水廻り」の特殊機能とは? これは難しい問題です。ガーデンライフのスタイルそのものが、お客様により大きく異なるからです。ただ、これまでの経験で、特に多いのが、A:ガーデニングに伴う特殊機能 B:食事に伴う特殊機能 C:ペットに伴う特殊機能・・・の3種で、ここでは以上に限定しチェックを行います。

A:ガーデニングに伴う特殊機能・・・この場合い、水やり(自動灌水を含む)が基本となるため、蛇口を2箇所(1つはホース専用)にし、ホースリールの収納を考えることから始まります。しかし、それは基本機能で、+αの機能となるのは、「水廻り」直接ではなく、作業スペースの確保が最も重要となります。従って、「水廻り」設備と隣接した場所に、大き目のテーブルと、座って作業できるようにするための椅子をセットしてください。勿論、花壇を一段高い位置に作る「レイズドベッドプラン」とも密接に関連しています。

B:食事に関する特殊機能・・・調理機能が重視されます。従って「屋外キッチン」として充分な機能を備えることが大切。バーベキュー炉・ピザ釜・コンロなどの設置、それを活かす調理スペースの確保、大き目のシンク、などが必需品となることは言う目でもありません。ただ、炉・釜・コンロなどの火力設備を最優先することが多いのですが、釜を除き意外に簡単に代替(カセットガスコンロ、簡易のバーベキューセットなど)がききます。従って、周辺機能を先に整えることの方が、実際は重要になります。

C:ペットに伴う特殊機能・・・実際にはワンちゃんを洗うための機能、ペットスペースを洗う機能が基本となります。従って、シャワーと、ペットを洗うための大型のシンクをどうセットするかがポイント。専用設備を購入するか、特注で作るか、勿論どちらでもOK。ただ、参考写真でも分かるとおり、ペットの洗い場を地面と同じ高さにセットすると、大変な重労働となります。使用者の事情を無視した商品・プランが多いのですが、出来るだけ腰高で作業できる工夫を・・・

そこで本日のひと口アドバイス。

「+α機能が屋外の水廻りを変える! ただ、使用者無視の商品にご注意を!」

(りょう)

 

 

 

 

 

「立水栓」~「屋外キッチン」へ・・・

 

 

 

 

 

 

食事を楽しむための「水廻り」プラン。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペット用シンクは腰高位置に!