りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,080

 

「エンジョイ サマーガーデン 編」・・・「ピザ釜」作りと耐火対策!

「バーベキューコーナー」について述べました。しかし、最近はバーベキューだけでは満足できず、話題の「ピザ釜」セットしたいと言うご要望も増えています。eggの加盟ショップでも、「ピザ釜」コーナーを作り、試食イベントを行ったり、「ピザ釜製作教室」を開くと大人気です。「ピザ釜」とは内部を高温に熱し、その熱で料理をすると言うものです。従って、ピザだけではなく、パン、ナン(インドのパン)、グラタン、など様々な勝利を楽しむことが出来るからです。そこで、この項では「ピザ釜」の作り方について・・・

と言っても、「ピザ釜」作りは、バーベキュー炉ほど簡単ではありません。理由は、内部が800℃近い高温になり耐火対策が必要、商品キットを買ってもそれなりの施工が必要なものが大部分・・・と言った理由によります。つまり、「ピザ釜」の少なくとも内部と接する場所に使う材料は、耐火材に限定されると言うこと。ただし、金属は熱伝導率が高すぎ(内部がすぐ冷えてしまう)不向き。この点が、バーベキュー炉とは異なります。

では一般に入手できる、熱伝導率の低い耐火材とは? 凝灰岩(大谷石等)、耐火煉瓦、耐火モルタルorセメント、耐火性の強い焼物用の土・・・などです。これらを、貴方のアイデアを組み合わせ、画期的な「ピザ釜」を考えるのも、楽しみの1つかも知れません。例えば、固まるタイプの耐火モルタル、耐火用焼き物土を、木・紙型の上で成型し、型を燃やせばOKと言った荒業も?

ただし、一般的には、耐火煉瓦と耐火モルタルを使います。安価で様々なサイズ・形の「ピザ釜」作りが可能であるからです。ここで最も大切なことは、①:設計をきちんと行い、正確に材料をそろえる ②:耐火セメントではなくモルタルを使う・・・と言う2点です。

①:については当然のこと。特に、天井部分(アーチなど)の材料・施工方法の選択がポイントとなります。②:に関しては、セメントに砂などを混ぜて使えるようにしたものがモルタルですが、耐火用の場合い一般の砂などは不向きであるからです。従って、予め耐火に適した混入材を加えた耐火モルタルを購入してください。また、耐火モルタルには固まらないタイプと、キャスターと言う固まるタイプがありますが、キャスターがお勧めです。耐火性はキャスターの方が劣るのですが、固まらないタイプは取り扱いが難しいからです。

上記のように、「ピザ釜」作りは決して簡単では有りません。でも、時間をかけじっくりと取り組めばよいわけです。苦労も楽しみの1つと考え、ぜひチャレンジを! それだけの価値は十分に有ります。

そこで本日のひと口アドバイス。

「まず、耐火材に関する知識を! そして、アイデアを活かしたピザ釜作りを!」

(りょう)

 

 

 

「ピザ釜」セットのガーデン設備!

 

 

 

 

 

 

本格的かつオーソドックスタイプの「ピザ釜」。

 

 

 

 

 

 

 

簡易タイプの「ピザ釜」。