りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,096

 

「フロントガーデン徹底研究 編」・・・目的・ご予算の明確な意思表示を!

新築系の「フロントガーデン」工事と、既存系の「フロントガーデン」工事の決定的な違いは、前者の場合、家屋のプランも含め最良の敷地計画を作成することが出来ると言う点にあります。従って、早めにエクステリア専門ショップを訪問し、相談することが極めて重要なポイントとなります。逆に言えば、この点を除けば、他の全体的な「フロントガーデン」工事と大差はなくなります。

「フロントガーデン」のご依頼は、4つに大別できると述べました。①:新築系 ②:既存物件だが放置状態にあったもの ③:全体的なリニューアル ④:特定の目的を持った部分リニューアル・・・の4種です。

そして、①:の場合いの住宅本体の計画と平行して進めるメリットと、③:の場合の撤去部分を除けば、より満足のいく作品を仕上げるポイントはほぼ同じともいえます。そこで、以後は①~③:のプラン作成ポイントを合わせて、1つ1つピックアップしていくことにします。

既に触れたように、より満足のいく「フロントガーデン」作りの前提条件となるのが、地元の優良エクステリア専門ショップを選び、お客様がその店を訪問して、プラン作成・見積もり等の依頼を行うと言うこと。訪問しないと、その店・スタッフのレベルが分からないからです。逆に、プレゼン資料、図面、見積もり内容・価格等で、ショップ選びを行うことは極めて危険です。

そして、特に重要なのが初回訪問時での対応です。敷地・住宅配置図などの資料があれば持参することが大切ですが、同時にお客様のご要望を出来るだけ明確に伝えることがより大きなポイントとなります。この時、門廻りのデザインとか、気に入ったポストの指定とか、細かな希望も出していただくのは当然ですが、出来れば大筋から打ち合わせを行うことが、セオリーとなります。

つまり「ゾーニング」から始めるわけですが、ここで基本目的を整理し、お客様とショップ担当者の意思疎通を充分に図っておくと、全てがプラスの方向に向かいます。さらに、この段階では形やデザインよりも、どのような目的でそのスペースを使いたいかを、しっかりと確認して置いてください。形ばかりにとらわれていると、より有効な処理方法が見えなくなってしまうからです。

同時に、予定しているご予算を遠慮なくお伝え下さい。もし、ご予算の見当がまったく付かない場合は、初回訪問時にある程度「ゾーニング」案を固め、必ず概算価格を確認してください。ある程度のご予算ラインが確定しないと、プランを作成する意味か無いし、また、的確なプラン自体が作成できません。

なお、次項では全体的「フロントガーデン」工事の、極めて簡単な最低予算ライン算定方法をお教えします。

そこで本日のひと口アドバイス。

「マクロ的視点からの、目的確認、概算予算確認・・・そこから始めよう!」

(りょう)

 

 

 

 

 

「外構」のプレゼン資料。

 

 

 

 

 

 

「外構」の図面(平面図・立面図)。

 

 

 

 

 

 

イメージ「パース」(CAD)。