「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,123
「フロントガーデン徹底研究 編」・・・「モダン系」と言う主流のデザイン?
「フロントガーデン」の代表的デザインについて検証します。まずは「モダン系」から・・・
なぜか、10年ほど前から大都市部を中心に、「モダン系」と言われる住宅デザインが増加し始めました。そして、現在では間違いなく多数派となっています。この住宅デザインの影響を受け、「フロントガーデン」のデザインも「モダン系」が多数派となりました。では「モダン系」のデザインとはどのようなものでしょうか?
「シンプルモダン」などと呼ばれる場合もありますが、装飾性を抑えたシャープなライン、ホワイト・ブラック・グレーなど無彩色を基調としたシンプルな色彩、これがベースとなったデザインのことです。
住宅や「フロントガーデン」の場合は、「洋風モダン」と「和風モダン」に大別され、4~5年前までは「洋風モダン」が大勢を占めていましたが、最近は少し「和風モダン」が増えているのではないでしょうか。ただし、和・用の違いと言っても、純和風・洋風のような大差はなく、一部を工夫することで、洋風にも和風にも見えるところが特色に1つでもあります。
特に「フロントガーデン」の場合は、和・洋の使い分けが微妙。小物、スリット、照明、樹木、などの使い方だけでも、和・洋の演出が自由に出来ます。従って、「モダン系」の住宅であれば、洋のイメージを強くしても、和のイメージを強くしても、殆ど違和感なくコーディネートできるのがこのデザインタイプの特色とも言えます。
また、「フロントガーデン」のプラン作成側から見れば、お洒落で恰好良く見せることが、比較的容易なデザインタイプでもあります。反面、恰好は良いが没個性的で、どこにでもあるような「フロントガーデン」になってしまう危険性も内包しています。従って「モダン系」のデザインを選択するときは、どこで個性を表現するか、この点に特にこだわってください。
個性表現については、全体がシンプルな色調だからこそ一部に原色を使う、スリット部分に工夫を加える、個性的なラインを入れる、照明・小物にこだわる、などが主なもの。ただ、一歩間違うと、個性表現のつもりが、全体の雰囲気を壊す、このようなケースもよくあります。お客様とショップ担当者のセンスが問われる部分でもあります。
お隣も、お向かいも、勿論自宅も「モダン系」の住宅・「フロントガーデン」ばかり。最近はこんな風景にさえ良く出会います。それ自体は悪いことではありませんが、よけいにこだわりが大切になってきています。前記の通り、多少のデザイン的冒険性はありますが、大胆なチャレンジ精神をぜひ発揮してください。
そこで本日のひと口アドバイス。
「モダン系は住宅・フロントガーデンの主流派! だからこそ大胆な個性表現を・・・」
(りょう)
「モダン系」:オープンスタイル
「モダン系」:クローズスタイル
「モダン系」:個性をどう表現するか・・・