りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,670

 

「アクティブ・ガーデンライフ 編」・・・「多目的デッキ」と屋根・建具の関係?

「多目的デッキ」に必要な設備について検証中です。「余裕のある広さ」「掃除」「水廻り」「屋外コンセント」等については、既に提示しました。興味のある方は前項を参照してください。続いて、「腰高での作業」について考えて見ましょう。

腰高で作業が出来る重要性については、既に何度も触れてきました。エクステリア空間においては、住関連プランのこの原点が殆ど無視されてきたからです。「多目的デッキ」についても同様。そこで、腰高シンクの水廻り設備を設置すると言う提案を行いました。しかし、水廻り設備だけでは出来ない作業も多数有ります。だから他の作業が、腰高、あるいは座ってできるよう、テーブルと椅子をぜひ設置してください。

しかし、一般的なガーデンファニチャーは、材質面、サイズ等の問題であまり役には立ちません。より大き目のテーブルを場合によっては特注してください。椅子もセットで注文すれば良いのですが、こちらは既製品でもある程度対応できます。いずれにしても、「多目的デッキ」に設置するテーブルや椅子は、リビング的ファニチャーよりも、ダイニング的ファニチャーであるべきです。パンフレット等のイメージに惑わされないようにしてください。

続いては、「多目的デッキ」の囲いについて。「デッキ」はオープンスペースと考えるのは、雨が多く四季のある日本では正解とは言えません。目的により異なりますが、どの程度の囲いを必要とするか良く考えてプランを作成してください。

「多目的デッキ」の囲いには、パーゴラ(屋根がなく植物を這わせたり、ハンギング用として使用)、テラス屋根(屋根と支柱のみ)、サンルーム・ガーデンルーム(簡易的な部屋としても使える)、などの種類と段階があります。使用目的により、どの程度の囲いが最適であるか、良く考えて選んでください。

ガーデニングが主目的の場合は、パーゴラのように屋根さえない方が良い場合と、温室効果のあるサンルームが求められる場合があります。また、ガーデンルームの主力は建具に折れ戸を使った物。これなら、テラスタイプにもルームタイプにもなり多用途に使えます。お洒落感も充分。ただ、費用もそれなりにアップします。となれば、屋根だけでOKという場合は、テラス屋根の方がお得ということになります。また、「多目的デッキ」の囲いについては、後付けで徐々に充実させていくことも可能です。

以上で、「多目的デッキ」の基本設備については、ほぼ説明を終えました。目的に応じて、最低限何が必要かをよく考え、デッキプランを作成してください。ただし、このような設備が充分で、生活時間に余裕があっても、「デッキ」が放置されたままになるケースがあります。それは、外部からの視線に関する理由によるもの。この点については、次項で検討して見ます。

そこで本日のひと口アドバイス。

多目的デッキに本当に必要なファニチャーとは? そして、どの程度の屋根・建具が・・・」

(りょう)

 

 

 

 

 

デッキには大きめのテーブルを!

 

 

 

 

 

ガーデニング好きならパーゴラを

 

 

 

 

 

 

 

定番の組み合わせ、デッキ&テラス

 

 

 

 

 

 

多目的に使えるガーデンルーム