りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,692

 

 「アクティブ・ガーデンライフ 編」・・・塀面緑化で立体的なガーデニングを!

「グリーンカーテン」との関連性も深いのですが、この項では「塀・壁面緑化」について考えて見ましょう。ただし、建物の壁を本格的に緑化しようとすると、家屋へ悪影響を及ぼすこともあります。強度面・調湿面に支障が出ることがあるということ。従って、ここでは塀(フェンス)の緑化を主力対象とします。

「塀面緑化」の場合は、既存の塀・フェンスを活かす場合と、新たに緑化のための塀・フェンスを設ける場合があります。まず、既存塀・フェンスを対象とした緑化から。

この場合は、あくまで簡易的な緑化を基本としてください。具体的には、軽量(小型)のハンギング、ツル性植物を這わせるためのベース、と言った使い方になります。フェンスの場合は、特に手を加える必要のありません。そのまま活用すればOK。ただ、フェンス(手摺は別)は自身を支える程度の強度しか持っていません。従って、重量+風圧を考慮し、絶えず「軽め」を心がけてください。

既存塀の場合は、ブロックが主力対象となります。ただ、一般のブロック塀は外見以上に脆いと考えてください。従って、少し手の込んだ塀面緑化を考えている場合は、一度耐震検査(器具を使い簡単に出来る)受けることをお勧めします。特に、保水用のグリーンシートとメッシュを全面に貼りつける場合は、強度のチェックをお忘れなく。従って既存塀の場合い、木製のラチスやグリッド(メッシュ)フェンスを部分的に貼り付け、そこのプランター掛けハンギングを楽しむ、ツル性植物を這わせる、と言った方法が一般的。この程度であれば先ず問題は無いでしょう。

緑化のために、新たに塀・フェンスを設置する場合いは、必ずエクステリア専門店に、どのようなイメージにしたいかを伝え、ベース作り(塀、フェンス)を行ってください。塀の場合はやはりブロックが主体となりますが、強度面で充分な構造、植物に優しい塀面作りを行うことが大切。それには、一定のノウハウが必要であることをお忘れなく。フェンスに関しても同様で、住宅用に関しても様々な緑化用フェンスが開発されています。また、グリッドフェンス等を使い特注の緑化フェンスを作ることも可能です。

そして、緑化用の塀・フェンスを新設するときは、単にハンギング、ツル植物を這わせるベースだけではなく、植物そのものを塀・フェンスに着床させることも可能になります。と言うよりは、そこまで踏み込んでこそ、本格的な塀面緑化の価値が生まれます。ここまでくれば、ガーデンライフの楽しさを広げるだけではなく、エコという面でも暮らしに大きなメリットを与えてくれます。ぜひ、1段階上の塀面化にもチャレンジしてください。

そこで本日のひと口アドバイス。

「簡易的塀面緑化からスタート。そして、より本格的な塀面緑化へチャレンジを!」

(りょう)

 

 

 

 

 

最もオーソドックスな緑化塀

 

 

 

 

 

 

 

 

ブロック塀を使った簡単な塀面緑化

 

 

 

 

 

 

 

フェンスを使った簡単なハンギング

 

 

 

 

 

 

 

 

本格的な緑化フェンス(植物の着床OK)