りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,849

 

「現代日本 外構・ガーデン事情 編」・・・激変するカースペースプラン⑥!

様々なカースペースプランを紹介中です。A:アプローチ一体型 B:ユーティリティー型 C:車+αの収納型、に続き、この項ではD:ガーデン一体型のカースペースを取り上げます。

実は、D:ガーデン一体型、は筆者が最もお勧めするカースペースプランでもあります。理由は、カースペースと言う空間の特性を有効に活用した、暮らしに潤いを与えてくれるプランでもあるからです。

では、ガーデン一体型がなぜカースペースの特性を有効に活用することにつながるのでしょうか? 誰でも考えれば分かるように、カースペースの土間は強度・耐久性に優れたものでなければ使えません。加えて、スペースそのものが広いので、あまり単価の高い舗装材は使いにくいという特性もあります。つまり、同じ土間でもアプローチと比較すると、使用できる素材の制約が多いということ。

しかし、ここの一つのマジックがあります。上記の制約を受ける土間処理は、カースペースの中でも、タイヤの乗る部分に限定されるということ。逆に言えば、カースペースとひと口に言っても、もっと自由な土間処理が可能な空間がずいぶんあるということです。加えて、車と言う性格上カースペースには必ずデッドスペースが生まれます。コーナー、両サイド・奥、それに少し事情は異なるが中心部分・・・などです。つまり、強度・耐久性が求められる土間部分を除けば、ガーデニングスペースにもなるということ。

もう少し具体的にチェックすると、➀:コーナー部分には中・高木を植えることも可能 B:両サイド・奥には草花・低木を植えることも可能 C:土間の目地部分、中心部等には匍匐性グランドカバーを植えることが可能、と言うことです。つまり、無味乾燥な感覚になりやすいカースペースに緑の演出を行うことや、その一部でガーデニングを楽しむことが出来ると言うこと。

加えて、少し余裕のあるスペースどり、アプローチとの関連性、門廻り・塀(フェンス)との関連性をうまく使えば、全体をガーデンスペースとするような演出も十分可能です。この項では、3タイプのガーデン一体型カースペースの写真を、ネットからお借りして紹介しておきます。これを見れば、緑のあるカースペースが暮らしにどれだけ潤いを与えてくれるか、一目瞭然でしょう。

敷地が狭いから駐車スペースだけで精一杯。とてもガーデニングを楽しむことなんか無理。実は、この考え方は間違いであること。ここで再確認していただければ幸いです。

そこで本日のひと口アドバイス。

「カースペースには緑の演出が可能な空間が一杯! ぜひ一工夫を!」

(りょう)

 

 

 

 

 

ガーデン一体型のカースペース➀

 

 

 

 

 

 

ガーデン一体型のカースペース②

 

 

 

 

 

 

ガーデン一体型のカースペース③