りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,872

 

「現代日本 外構・ガーデン事情 編」・・・その他のスペースプランに必要なもの②!

フロントガーデンの目隠しを必要としないガーデニングプランについて言及しました。続いて、ペットやお子様の遊びの空間について。この場合も、一般的には目隠しを必要としません。また、敷石等での舗装、テラス土間、デッキ、芝生、等の簡単な処理をするだけの場合が多く、プラン的のも特別に神経を使う必要もありません。

ただ問題は+αの要望が加わることも珍しくないということ。例えば、せっかくスペースに余裕があるのだから、ワンちゃんを放し飼いにしたい、物干し場としても使いたい、ガーデンファニチャーを置いてくつろぎの空間にも、たまには食事やお酒も・・・ このように夢が広がって行くのが人に常です。ただし、多目的使用を考えるようになると、次のテーマである、フロントガーデンでありながら目隠しを必要とする空間へと変化します。

では、フロントガーデンでありながら目隠しを必要とするスペースプランとはどのようなものでしょうか。改めて記すまでもありませんが、本来はプライベートガーデンに造るべきものをフロントガーデンに設置する場合です。

趣味的なガーデニングスペース(場合によっては温室、コンサバトリー等の設備も)、バーベキュー等を含むダイニングガーデン的コーナー、くつろぎを主目的としたリビングガーデン的コーナー、などです。そして、これらのプランを有効にする前提となるのが、外部視線をほぼ100%さえぎることが可能な目隠しの設置です。

ただし、既に何度も指摘した通り、一般的なクローズ外構の大部分は目隠し機能が不十分です。従って、コーナープラン作成と並行して、必ず+αの目隠しが必要か否かチェックしてください。同時に十分な目隠し機能だけではなく、デザイン的にも納得できるものであることもお忘れなく。

目隠しに続いて必要なものは、ガーデンステージです。建物に隣接して造るガーデンステージの場合は、掃き出し窓前が大多数で、デッキ、テラス土間をベースに、テラス屋根、パーゴラ、ガーデンルーム、コンサバトリー、などを設置する場合もあります。ただし、ルーム化する方が良いとは限りません。むしろ大型のテラス屋根、屋外との連携をより重視したパーゴラ当の方が適している場合もよくあります。だからこそ、使用目的優先でプランを作成するようにしてください。

また、プロントガーデンの場合は、塀の内側にガーデンステージを設置する場合もよくあります。この場合はコンパクトなものが多くなりますが、デッドスペースの有効活用、コスト削減にも結び付きます。もし、塀の内側に数㎡以上のスペースがあれば、そこを起点としたガーデンプランを考えるのもお勧めの方法です。

そこで本日のひと口アドバイス。

「掃き出し窓前、塀の内側をプライベート空間として使う。そのポイントはとは・・・」

(りょう)

 

 

 

 

 

使い勝手が良い木製の目隠し

 

 

 

 

 

 

フロントガーデン側のデッキに必要なもの

 

 

 

 

 

 

フロントガーデン側のガーデンステージ