りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,897

 

「現代日本 外構・ガーデン事情 編」・・・隣接型ガーデンステージの特性②!

A:家屋隣接型のガーデンステージについて検証中です。ベースはデッキにすべきか、土間仕様にすべきか、屋根は必要か、どの程度の囲い(建具)が必要か、目的をよく吟味して決定してください。

続いては、同ガーデンステージの見逃しやすい機能について。当然、目的により求められる機能は異なります。しかし、最初から設置しておいた方が、大部分のケースで便利(逆に設置しなくて失敗と)と言う物が2つあります。1つ目は水廻り設備、2つ目は屋外コンセントです。両者共「言われてみれば・・・」と言う人が多いのですが、現実には設置されていないケースの方が多いのが現状です。しかも、100万円以上もの予算を投入したにもかかわらず・・・

隣接型ガーデンステージ周辺の水廻り設備に関しては、単純な立水栓〜本格的屋外キッチンまで、様々なタイプがあります。ただし、フロントガーデンやカースペース付近の水栓り設備よりも多機能性が求められるケースが多くなります。従って、腰高シンク+2口以上の国産蛇口(1つはホース専用・1つは一般用。輸入物のカランは飲料用に不適切な商品が多い)+簡単な作業台(別設置でもOK)を基本ベースとしてください。そして、使用目的により何をプラスするかと言う発想で水廻りプランを考えると、失敗を防ぎやすくなります。

屋外コンセントに関しては、追記する必要もないでしょう。現代の暮らしに電機は必需品。屋内から電気を引っ張ることは出来ても、どうしても窓が邪魔をすることになります。なお、屋内では2畳にコンセント1か所と言うのが基準で、隣接型のガーデンステージもほぼ同じと考えてよいでしょう。

水廻り設備、コンセントはほぼ必需品ですが、その他に作業(調理)台、収納、テーブル、椅子、等のガーデンファニチャーも必要になることがあります。ただ、ファニチャーはリビング系とダイニング系に大別されます。屋外の場合はリビング系のファニチャーが既製品の主流となっていますが、実際にはダイニング系ファニチャーの方が使い勝手が良い場合が多いので、選択を間違わないようにご注意ください。

そして、上記全ての選択に影響するものとして、全体サイズ設定があります。そして、「大は小を兼ねるが、小は大を兼ねない」この基本発想を決して忘れないようにしてください。つまり、敷地条件・予算の許す範囲で、隣接型のガーデンステージは大きめを選ぶということ。逆に、イメージ優先で格好は良いがコンパクトにまとめすぎて使い勝手が悪い。このようなことにならないように、充分注意してください。屋外の場合は、屋内ほど緻密な行動パターンを設定したサイズ・プラン設定が困難であるからです。

そこで本日のひと口アドバイス。

「隣接型ガーデンステージには、水回り設備・屋外コンセントもお忘れなく!」

(りょう)

 

 

 

 

 

 

 

これが水廻り設備のベーススタイル

 

 

 

 

 

 

ファニチャーはダイニング系の方が・・・

 

 

 

 

 

 

隣接型ガーデンステージは大きめに!