りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,900

 

「現代日本 外構・ガーデン事情 編」・・・わがままプライベートガーデンとは?

プライベートガーデンのプランを作成するとき、その基点となるガーデンステージをどのようなものにするかが、第一ポイントとなると述べました。全体的なゾーニングが極めて重要になるフロントガーデンとは、この点が決定的違いと言えるかもしれません(ただし、100㎡以上と言った大型のプライベートガーデンの場合は、ゾーニングも大切に)。

また、フロントガーデンと異なり、家屋や街並みとの調和と言ったことよりも、個人の嗜好が優先され、より個性的で変わったデザイン・形状のものであっても差し支えありません。と言うよりも、周辺との調和よりも個人の好みを優先させるべきです(ただし、プライベートガーデン内のデザインにはこだわってください)。ある意味、閉鎖空間で当然のこと。要するに、もっとわがままであってもよいということです。

また、プライベートガーデンは、観賞優先、ガーデンライフ優先、両者共用、に大別されますが、最近は殆どが両者共用タイプと考えてよいでしょう。たとえ和風のプライベートガーデンであっても、業者任せではなく自身も庭づくり・管理に参加し楽しむ。バーベキュー等のアクティブスタイルのプライベートガーデンであっても、美しさへのこだわりが強まっている。このような傾向にあり、ある意味当然とも言えます。

また、プライベートガーデンの目的は多種多様ですが、主なものを列記しておくと、物干し場、お子様の遊び場、ペットスペース、くつろぎ・団らん、ガーデニング、趣味、飲食、観賞、その他の特殊使用・・・など。実際には、単一目的ではなく、このうち2〜3が組み合わさっているというのが一般的です。ただし、大半がスペースに限りがあるという事情もあり、昔の大名庭園ではありませんが、全ての機能を盛り込むといったプランは稀です。

従って、ガーデンステージ、プライベートガーデン全体のプランを纏めるとき、上記の目的を参考に、何と何を優先すべきかまず考えてください。また、仮にガーデニングが主目的であっても、バラ専用、ラン専用、盆栽専用など、フロントガーデンでは考えにくい特殊な使い方であることも珍しくあリません。それだけに、プロとお客様のより深い意思疎通が必要であることもお忘れなく。

また、プライベートガーデンはアクティブライフとも直結するもの。それだけに、使用時に多くの作業を伴うことが多くなります。だからこそ、同じ作業を行うにも、どうすれば労力を軽減できるかと言うことも、プラン作りの極めて重要なポイントとなります。しかし、屋内と異なり、ガーデンの場合はこの点の意識が一番遅れています。だからこそ、折角のプライベートガーデンが、重労働過ぎて放置されまま。そんなことにならないように・・・

そこで本日のひと口アドバイス。

「プライベートガーデンは調和よりもわがまま優先! もっと個性を!」

(りょう)

 

 

 

 

 

温室、それともガーデンシェッド?

 

 

 

 

 

 

 

ガーデニングを楽しむ

 

 

 

 

 

 

バーベキューを楽しむ