りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO1,914

 

「現代日本 外構・ガーデン事情 編」・・・ガーデンライフが暮しアップに!

今回が「現代日本***」の最終回となります。従って、これまでの総集編として、日本のガーデンの状況、より満足出来る「外構(フロントガーデン)」「プライベートガーデン」の入手方法、なぜガーデンライフが重要であるか、の3点について再確認しておきます。

まず、日本のガーデンライフの状況ですが、残念ながら衰退傾向にあります。前回の東京オリンピック、大阪万博などに象徴されるように、1960年代後半から日本は高度経済成長期へと突入していきます。同時に、新築住宅着工のピーク時を迎えます。しかし、その一方でプライベートガーデンはむしろ減少傾向をたどり、フロントガーデンだけが注目されるようになります。

産業的に見れば、それまで日本のガーデン造りの主役であった造園業者が衰退。これに代わり外構業者が主役となり現代に至っています。一方、昭和前半まで主役の造園業者は、外構業者への転向組、公共事業主体の造園土木業者化、旧態型造園業での衰退組、といった道を歩みます。前2者は新しい道で発展しましたが、住宅のガーデン市場は衰退し続け、エクステリアといえば外構(特に新築外構)といった状況が今日まで続いています。つまり、ガーデンライフを本当に楽しんでいる人は意外に少ない。これが、日本の偽らざる状況です。

2つ目の、より満足感の高い外構・ガーデンの入手方法。この方法はたった2つしかありません。第1点は、地元(車で30分以内)の優れたエクステリアショップに発注するということ。ここで大切なことは、エクステリアショップとは一般のお客様主体の店であり、住宅業者等の下請けではないということです。下請け業者の場合は、たとえ技術的に優れていても、決して一般のお客様向きではありません。

第2点は、必ずそのエクステリアショップに来店しフェイス・トゥ・フェイスの関係を作るということです。逆に最悪はネット情報だけで来店することなくエクステリアの業者を呼ぶこと。これでは、ショップあるいはその担当者の正しいレベル判断ができないからです。最近の失敗談のほとんどがそこから生まれています。

最後にガーデンライフの重要性について。実はガーデンライフ≒文化レベル。こんな事実があります。これは、歴史、国、地域、家庭、個人、すべてに共通することです。もっとわかりやすく言えば、文化レベルが高いところにはいつも優れたガーデンがあるということ。かつて日本はガーデン大国でした。しかし、前述のとおり衰退傾向にあります。これは何を物語っているのでしょうか・・・

ガーデンライフを楽しむということは、大金を底に投じれば良いうことではありません。一見無駄と思われる時間をそこに投じるということです。つまり、ガーデンライフとは暮しに対する精神的余裕に他なりません。だからこそ、そこに文化があるわけです。

「完」

そこで本日のひと口アドバイス。

「ガーデン≒文化! でも日本のガーデンライフは衰退傾向に・・・」

(りょう)

 

 

 

 

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