りょうさんの:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,021

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・中谷・庭ゼミ&鎌倉~戦国の作庭書?

「日本庭園と日本外構」シリーズは、日本の庭と外構に関して、各時代別に、出来るだけ多角的な情報提供を行う・・・と言う目的で継続中。ただし、プロ用の研究書ではなく、筆者も学術的立場の人間ではありません。従って、出来るだけ分かりやすく、興味のある人であれば誰でも理解できることをモットーとしています。

その一方で、部分的には多少煩雑になっても、出来るだけ多くの情報を提供したいとも思っています。日本の庭と外構の百科事典的役目も多少果たしたいと言う事でもあります。その例の1つが、以前行った「作庭記」の全文紹介です。そして、この項からは「作庭記」同様、鎌倉時代~戦国時代の作庭書もあえて紹介していきます。ただ、筆者は前述のとおり学術的立場での研究者ではありません。従って、既に行われた専門研究データをお借りし、多少の私見を加え、より分かりやすく書き直すと言う方式を取ります。

歴史的な作庭書に関しては、幸いなことの「大阪市立大学・工学部建築科」の中谷セミナー・庭ゼミ」の資料が公開されています。実は、「作庭記」も同資料を活用させていただいたわけですが、今回も同じ方式を採用します。なお、同資料に興味のお持ちの方は下記URLを閲覧してみてください。

http://www.nakatani-seminar.org/kozin/niwa/sakuteiki/sakuteiki.html

本題に戻ります。この項からは、鎌倉時代~戦国時代の作庭書と、そこに何が書かれているかを紹介します。同時代の作庭書は殆どが秘伝書で、一般には公開されていなかったとのこと。従って、江戸時代になりようやく内容が明らかになったものが多いようです。同時代の作庭書としては、「嵯峨流古法秘伝書」「山水並野形図」「秘本庭造伝」の3つが知られているようですが、このうち「嵯峨流古法秘伝書」「山水並野形図」の2著が「中谷セミナー」の資料に掲載されています。従って、「日本庭園***」シリーズでも、同2著の全文を、筆者が可能な限り分かりやすく修正・加筆して掲載します。

 

 

 

 

 

「嵯峨流古法秘伝書」のイラスト

 

「中谷セミナー・庭ゼミ」より:作庭書の系譜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで本日の一口アドバイス。

「鎌倉~戦国時代の作庭書とは? それを明らかにした中谷・庭ゼミ」

(りょう)