みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,240

 

「日本庭園と日本外構 編」・・・「小泉潟公園・水心苑」と言う庭園?

引き続き「田治六郎」作庭の「日本庭園」を紹介します。この項で取り上げるのは秋田市金足にある「秋田県立小泉潟公園」内にある日本庭園「水心苑」。

「秋田県立小泉潟公園」はその名が示す通り大きな2つの池を中心(男潟・女潟)とした秋田市有数の文化施設でもあります。従って、同公園内には「秋田県立博物館」「重要文化財・旧奈良家住宅」「パークセンター」「噴水広場」「多目的広場」「野外センター」「フィールドアスレチック」「サイクリングロード」「テニスコート」などがあり、住民のスポーツ・文化活動や憩いの場となっています(公園案内図参照)。勿論、この項の本題となる「水心苑」もその中核施設の一つ。

日本庭園「水心苑」は秋田県で初の本格的林泉廻遊式庭園(「水心苑」案内図参照)との事で、1979年(昭和54年)4月に開園。前述の通り「田治六郎」の作庭(設計・監修)によるもので、秋田の農業推進に貢献し農聖と言われた石川理紀之助(1854〜1915年、農業指導者)が詠んだ一首「足引きの 山田に落ちて 行の 易くも 身はなりにけり」から「水心苑」と言う名が付けられました。

「水心苑」には下の池・上の池と言う2つの池があり、その2つを回遊しながら様々なフォーカルポイントや施設が設けられるなど、来園者を楽しませるための様々な工夫が施された庭園。また、四季の変化を楽しむと言う面でも優れた構成となっており、公園的色彩の濃い日本庭園とも言えます。ランドスケーパー「田治六郎」の面目躍如と言ったところでしょう・・・

そこで本日の一口アドバイス。

「秋田初の本格的林泉式廻遊式庭園=水心苑。そこに田治六郎イズムが・・・」

(みずき りょう)

326:旧奈良家住宅

 

 

 

 

 

重要文化財・旧奈良家住宅

 

326:小泉潟公園案内図

 

 

 

 

 

 

 

公園案内図

 

326:心水苑案内図

 

 

 

 

 

 

「水心苑」案内図

326:水心苑

 

 

 

 

 

下の池

 

326:水心苑②

 

 

 

 

 

下の池と築山

 

326:水心苑③

 

 

 

 

 

下の池と雪見灯籠

 

326:水心苑④

 

 

 

 

 

上の池

 

326:水心苑⑤

 

 

 

 

 

上の池に泳ぐ鯉

 

326:水心苑⑥

 

 

 

 

 

遺水(小川)