みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

「りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,255

 「エクステリア用天然木大研究」第6回・・・天然木を使えばこんなメリットが①!

エクステリア用の部材として天然木を使う時の3ポイント、「経年変化を上手く受け入れて使う」「エクステリア材に相応しい樹種を使う」「正しい施工を行う」について言及しました。しかし、いくら正しい使い方をしても、金属製品・樹脂製品などのメーカー製品に勝るメリットが無ければ意味がありません。そして、結論から言えば天然木はそれだけの価値を持っています。しかし、単に「使う価値がある」と言っても、具体的な説明が無ければ意味がありません。従って、この項からは「天然木を使うメリット」について少し詳しく言及します。ただその前に、「正しく使えば天然木は、金属製品・樹脂製品・焼物・木樹脂等の工業製品に比較し耐久性で劣るものでは無い。場合によっては、より優れた耐久性を示す事も珍しくない」と言う大前提について再確認しておきます。この前提が崩れると、以下に提示するメリット自体の意味が無くなるからです。

エクステリア用天然木を使うメリット①=圧倒的な現場対応力

天然木は極めて加工性の良い素材です。だからこそ、建築物や門・塀、その他の材料として幅広く使われてきました。その中には、極めて複雑なもの、技術レベルの高い物も含まれています。しかも、一品ごとの加工が簡単であるため、少量生産・オーダー対応性にも優れています。より簡単に言えば、ほぼ何でも作れると言う事。

これは、エクステリアと言う世界に関しては極めて重要な長所です。外構・ガーデンは全て一品物であるからです。勿論、メーカー製品の場合も、幅広く現場対応が出来るよう、様々な工夫が行われ商品化されています。しかし、デザインを自由に変更することは出来ません。圧倒的多数の商品が一定ピッチのサイズ内でしか施工できません。しかし、天然木の場合はデザイン面・サイズ面共にほぼ無限対応が可能です。例えば、目隠しフェンスを天然木で作る場合、デザインパターンはほぼ無限と言える程多様です。材料のサイズ・組み合わせ方・施工方法等によりありとあらゆるパターンを創出する事が可能であるからです。サイズについても、住宅と言う限定内であれば、最大級のものから何十センチ単位の小さなものまで製作可能です。しかも、現場条件全てに合わせたサイズ対応も無理なくできます。

勿論、硬くて重い「ハードウッド類」であればその加工性は少し落ちます。「レッドウッド」や「サイプレス」であれば加工性はアップします。このように、樹種等により多少の違いがありますが、「ハードウッド系」でも金属製品・樹脂製品・木樹脂製品よりは加工性に優れています。また、より複雑な現場に関しては「レッドウッド」や「サイプレス」を使えばOK。複数の樹種を組合す事も出来ます。勿論、既に提示したように金属部材と組合す事も可能です。

そこで本日の一口アドバイス。

「圧倒的とも言える加工性・現場対応力。だから、こんなに便利なものは・・・」

(みずき りょう)

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天然木を使えば複雑な形状の敷地対応もOK!

 

6:ガレージバルコニー

 

 

 

 

狭くて諦めていた屋外空間も大変身!

 

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こんな特注加工品だって造れるのだから・・・

 

6:プラネット

 

 

 

 

究極の制度が求められる加工品も・・・