みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ」・・・NO2,307

 「現代住宅植栽考」 第27回・・・個性演出用周辺機器の活用法!

プライベートガーデン用の植栽について検証中。前項では、外構(フロントガーデン)とは異なる個性的演出について述べました。この項では、その個性演出をより効果的に行うための周辺機器活用方法について考えます。

外構に関しても、周辺機器をどう使うかが1つのポイントである事に変わりはありません。ただ、塀・フェンス、アーチなど、元々そこにある物の活用、照明器具、若干のコンテナ類などが主体で、多用するとは言い難い面があります。あまり極端な演出を試みる事が少ないからです。ただし、プライベートガーデンは既に提示の通り、個性・趣味、それに次項で説明する作業性などがより重要視されるため、周辺機器の使い方がより重要になります。場合に行っては、周辺機器選びそのものが、プラン作成の最重要ポイント・楽しみになる事さえあります。

例えば、和モダンであれば、石、燈篭&照明、手水鉢系統、竹製品などと植栽をどう組み合わせるかで、イメージが大きく変わります。勿論、使いすぎて悪趣味に至ることも。

イングリッシュガーデンの場合であれば、バラアーチ(その他のアーチ類)、トレリス、周辺と良く合うコンテナ類、ガゼボ(東屋)、ベンチなどを有効に使う事で、単にデザイン面だけでは無く、立体的演出が可能となり、より空間を有効に活かすことが出来ます。ただ、主役は植物であり、ボリューム感のある植栽の中に溶け込ませることをお忘れなく。

カントリー&ナチュラルの場合は、ガーデンシェッド(小屋)が重要な役割を果たす事が多いもの。その他に、古ぼけた車輪、井戸用のポンプ、バケツ、農具類、壊れかけた木製フェンス、などを配する事で、よりのどかな雰囲気を案出することが良くあります。勿論、植栽(野菜等も含む)との調和・古ぼけた感覚をどう出すか、などが重要になります。

中東風であれば、何と言っても白壁、壁泉、噴水と水の活用方法が重要。鮮やかな配色のタイル、一見華奢な感じのアーチライン・柱等もデザインポイント。そして、熱帯・亜熱帯風ではあるがやや控えめな植栽とどう組み合わせるか。これらにより、狭い空間であってもその雰囲気を十分に引き出すことが出来ます。

アジアンテイストの場合も、熱帯を感じさせる植栽と、格子デザイン、バリグッズ、同系の透かし類、人工ラタンを使ったガーデンファニチャー、アジア風のガゼボなどをどう調和させるかがポイント。また、ガゼボ以外は、狭いコーナーであっても使用可能で、掃き出し窓前、デッキとその周辺など、狭い空間を活かす事も可能です。

より大掛かりなものであれば、コンサバトリー・ガーデンルームなどをベースとして、そこから全体演出を考えるのも面白いでしょう。以上を参考に、植栽とともに周辺機器のこだわりにこだわる。それも、プライベートガーデンづくりに欠かせない楽しみです。

そこで本日の一口アドバイス。

「バリグッズを探す。それもプライベートガーデン造りの重要ポイント!」

(みずき りょう)

27:イングリッシュガーデン

 

 

 

 

 

 

イングリッシュガーデン&アーチ・トレリス・コンテナ

27:カントリー&ナチュラル

 

 

 

カントリー&ナチュラルガーデンとシェッド・グッズ類

27:ガゼボ

 

 

 

 

アジアンテイストのガゼボ

27:バリグッズ

 

 

 

 

 

バリグッズ

27:ファニチャー

 

 

 

 

 

人工ラタン製ファニチャー