みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ・・・NO2,345

 「現代住宅植栽考」 第65回・・・視線を引き付ける魅力的葉物5選③!

グランドカバーとして多用されている、あるいは注目の葉物を紹介中。この項ではムラサキツユクサの仲間を取り上げます。

「葉も花も魅力的・ムラサキツユクサ」

ムラサキツユクサとは北米産のツユクサの仲間の事。従って、分類的にはツユクサ科ムラサキツユクサ属の常緑多年草の総称と言う事に成ります。ただし、ムラサキツユクサ属にはトラディスカンテア(Tradescantia)と、セトクレアセア(Setcreasea)の2種の呼び方がり、商品名表記の混乱の元にもなっています(今回は「Tradescantia」を使用。従って、アルファベット表記した場合全て「Tradescantia ****」となる)。

ムラサキツユクサ属は北米の温暖エリアを主に約200種が分布しており、いずれも剛健種。ただし、寒さにはやや弱く、グランドカバーとして使う場合も、寒冷地は避けるべきでしょう。また、剛健種ゆえに野生化し、要注意外来植物に指定されているものもあります。

<グランドカバーとして良く使われる・ムラサキツユクサ>

ムラサキツユクサ(Tradescantia ohiensis):観賞用として広く栽培されている。原産地は北アメリカ。花期は6〜9月で、花色は薄青紫。

オオムラサキツユクサ(Tradescantia virginiana):外見はムラサキツユクサによく似ているが少し大型。原産地はアメリカ東部で、種名(virginiana=ヴァージニア<アメリカ東部の州>)がそれを証明している。花期は6〜9月で、花色の淡紫色〜紫。

トキワツユクサ(Tradescantia fluminensis):昭和初期と言う比較邸早い時期に観賞用として導入。斑入り種も登場し、観葉植物としても良く使われる。ただし、野生化するものが増え要注意外来植物に指定されている。

ムラサキゴテン(Tradescantia pallida,’purpurea’):植物体全てが濃い赤紫色で際立った存在感を持つ。従って、最近人気が上昇し多用されるようになった。原産地はメキシコだが実際に使われるのは改良種。パープルハート、プルプレア、セトクレアセア(この名前はムラサキツユクサ属のもう1つの属名=「Setcreasea」が充てられたもの。ただし、園芸植物としてセトクレアセアの名が使われるのはムラサキゴテンのみ)などの名前でも流通。花期は6〜9月で、色は淡い赤紫。

そこで本日の一口アドバイス。

「魅力一杯・ムラサキツユクサの仲間達。特にムラサキゴテンには際立った特徴が!」

(みずき りょう)

66:ムラサキツユクサ

 

 

 

 

 

 

 

ムラサキツユクサ

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

 

オオムラサキツユクサ

 

 

66:トキワツユクサ

 

 

 

 

 

トキワツユクサ

66:ムラサキゴテン

 

 

 

 

 

ムラサキゴテン

66:花

 

 

 

 

 

 

ムラサキゴテンの花

66:POT苗

 

 

 

 

 

 

ムラサキゴテンのPOT苗