みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ・・・NO3,001

「天然素材の魅力」第34回・・・あまり手を掛けたくない「植栽」?

今回から「フロントガーデン(外構)」の「植栽」について検証して行きます。既に述べたように、「フロントガーデン」は半公共スペース的側面を持っています。となれば、<地域に合っている、比較的幅広い人たちに好まれる>と言った要因が「植栽」にも加わります。従って、「プライベートガーデン」とは異なり、あまり極端な樹種選択は避けるべきでしょう。また、あまり手を掛けなくても美しい姿を維持出来る樹種選びも、「フロントガーデン」用「植栽」の大切な要素です。

「フロントガーデン」の「植栽」の場合は、<少なめの樹木・草花をハイセンスに使いこなす>。これがポイントとなります。植物は成長するので、5年後・10年後の姿も想定し植える事も大切。以上を前提として、まずは最も大切なシンボルツリーの選び方から。

と言っても、シンボルツリーとして使える樹木は無限にあります。しかし、難しく考えても仕方が無いので、最近の流行も加味し、以下にお勧め常緑樹3種+落葉樹7種=合計10種を提示しておきます。

<お勧めシンボルツリー10種>

常緑樹=「シマトネリコ」「ソヨゴ」「ハイノキ」

落葉樹=「ヤマボウシ」「ハナミズキ」「アオダモ」「シャラ(ナツツバキ)」「エゴノキ」「カツラ」「イロハモミジ」

そして、このお勧め10選の中で筆者が特に成長が遅く管理が楽なシンボルツリーとして最近特に注目しているのが「ソヨゴ」「ハイノキ」「アオダモ」「イロハモミジ」の4種。問題点は<少し値段が高い>と言う点ですが、樹形も美しく、普及量もそれほど多くなく、使えば必ず満足いただける樹種だと自信を持っています。

また、人気・普及率NO1の「シマトネリコ」に関しては、常緑樹にもかかわらず樹形スッキリ・お値打ち価格・育てやすい・・・などの長所があり、やはり非常に良く使います。ただし、あまりにも「シマトネリコ」だらけ、成長が早く思い切った剪定が必要(ただし剪定は簡単)・・・と言った問題点があることも指摘しておきます。

また、やはり人気上位の「オリーブ」「ミモザ」「ユーカリ類」「コニファー類」に関しては、10選から除外しました。前4者に関しては成長が早いだけでは無く樹形が乱れやすいから。「コニファー類」に関しては成長が早い上に纏まった葉枯れが大きな問題となっているからです。

そこで本日の一口アドバイス。

「チョーお勧めのソヨゴ、ハイノキ、アオダモ、イロハモミジ! その理由は・・・」

(みずき りょう)

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「ハイノキ」(手前)と「ソヨゴ」(奥)。どちらも、スッキリ樹形+成長が遅い+樹形が乱れにくい>と言う特徴があり、常緑樹のシンボルツリーとしてチョーお勧め!

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「アオダモ」スッキリ樹形で花も美しい。加えて、成長が遅く樹形も乱れにくい。

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「イロハモミジ」樹形が美しい。成長が遅く樹形も乱れにくい。和のイメージが強いがモダン系の洋風住宅にもピッタリ。もっと見直しを!