みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ

 

りょうさんの:ほぼ毎日、エクステリア&ガーデンメモ・・・NO3,003

「天然素材の魅力」第36回・・・「ソヨゴ」と「ハイノキ」の魅力!

前項に続き、既に紹介したシンボルツリーベスト10の紹介。この項では、常緑樹関連で「シマトネリコ」に続き、「ソヨゴ」と「ハイノキ」を取り上げます。

<名前も爽やか「ソヨゴ」!>

「ソヨゴ」=モチノキ科モチノキ属の常緑小高木。別名「フクラシバ」、等。学名「Ilex(モチノキ属) pedunculosa Miq」。自生地は中国〜台湾と日本の本州中西部・九州・四国。雌雄異株。開花期は5~6月。葉柄、花柄が長く密生した感じが無い(これが「ソヨゴ」と言う名前の由来)。

「ソヨゴ」はある意味非常に興味深い樹木です。「モチノキ」「クロガネモチ」の仲間であり、両者の人気が下降気味であるのも関わらず、現代住宅でも多用され続ける存在であるため。では、両者の違いとは? 実は名前自体がその理由を示しています。そう、「モチノキ」「クロガネモチ」等は葉・実が密生し樹形が重いが、「ソヨゴ」は葉柄・花柄が長いので空間があり、スッキリ樹形系の樹木として扱われている為。株立ちも簡単に入手でき、この点もより人気を高めています。

この他、育てやすい、比較的入手が簡単、赤い実を長い間他の住むことが出来る、比較的成長は遅く樹形も乱れにくい(剪定回数が少なくて済む)など、多くの魅力を持っています。だからこそ、<シンボルツリーベスト4>にも加えました。

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「ソヨゴ」の樹形

 

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「ソヨゴ」の葉(葉柄が長め)

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「ソヨゴ」の花(可憐だが目立つものでは無い)

 

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「ソヨゴ」の実(花柄の長さが人気の秘密)

 

<人気急上昇の「ハイノキ」とは?>

「ハイノキ」=ハイノキ科ハイノキ属の常緑小高木(自生地では最大10m程度まで成長)。自生地は、南西諸島、九州、四国、本州西部。学名は「Symplocos(ハイノキ属) coreana」。開花期は4〜5月。成長が遅く半日陰を好む。このため、庭木の場合は一定のサイズに成長したものを使用。株立ちのスッキリ系樹形が人気。

「ハイノキ」は特有の樹木で、近樹種が少ないのが特徴。庭木(特にシンボルツリー)としては、常緑樹でありながらスッキリ系樹形(「ソヨゴ」より繊細)で株立が特に人気。成長が遅く樹形が乱れにくい。花も美しい。などの特性を持っています。従って、近年植木好きの人々の間で人気急上昇中。ただし、高目で普及率は高くありません。このため、逆に、マニアの間では人気NO1の噂も・・・ 従って、常緑樹では「ソヨゴ」とともに<シンボルツリーベスト4>にも選定!

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「ハイノキ」の樹形(常緑樹でありながら非常に繊細)

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「ハイノキ」の葉と花

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「ハイノキ」の実(目立つものでは無い)

 

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「ハイノキ」自生(10m程に成長するとか・・・)

 

 

そこで本日の一口アドバイス。

「ソヨゴとハイノキをシンボルツリーベスト4に選んだ理由とは・・・」

(みずき りょう)