みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,025

 

「天然素材の魅力」第58回・・・「ツボサンゴ」でもっとカラフルに!

前項でポイント植栽用の推奨草花第1号として「セトクレアセア」を紹介しました。つまり、カラフルな葉物からスタートしたわけで、引き続きカラーリーフを取り上げます。そして、今回登場するのは「ツボサンゴ(ヒューケラ)」の仲間達。でも、なぜお勧めなのでしょうか・・・

<葉も花も魅力!「ツボサンゴ」達>

「ツボサンゴ類」=ユキノシタ科ツボサンゴ属(ヒューケラ属)の総称。常緑多年草。ただし、販売品のほぼ全てが園芸種。原産地は北米・メキシコ。学名は「Heuchera(属)」(ただし、原種のツボサンゴは「Heuchera sanguinea」と言う種)。開花期は5〜7月前半。多くの園芸種が出回っており、葉色・花色共に多い。草丈も20〜80㎝程度と、品種により様々。耐寒性がある・日陰にも強いと言ったプラス面がある反面、極端な高温・陽光・乾燥が苦手。

「ツボサンゴ(ヒューケラ)」は北米・中米を原産とし、日本の「ユキノシタ」の仲間です。このため、耐寒性があり、日陰にも強く育てやすいのですが、極端な乾燥・陽光・高温は苦手ですのでご注意ください。

ここで言う(ポイント用グランドカバー)「ツボサンゴ類」とは、特定種ではなく「ツボサンゴ属」の総称で、殆どが園芸種。グリーン・濃い紫・薄茶(キャラメル)・黄色系・複数色など、様々な葉色があることが最大の魅力で、カラーリーフの代表的存在と言えるでしょう。

ただし、変化に富んでいるのは葉だけではなく、花も赤・ピンク・白など幅広く、加えて、草丈・葉の大きさなどサイズも様々。だからこそ、ガーデンをより多様なものにしてくれます。さらに、常緑多年草であるため、一年中楽しむことが出来ます。

そこで本日の一口アドバイス。

「ガーデンを彩り豊かに! もっと多様に! そんな時はツボサンゴを!」

(きずき りょう)

58:草姿

 

 

 

 

 

「ツボサンゴ」の草姿(様々な葉色を楽しもう)

59:ファイヤーフライ

 

 

 

 

 

 

 

 

ファイヤー・フライ:鮮やかな赤花が魅力。剛健種で広く普及

58:パープル

 

 

 

 

 

 

 

 

パレス・パープル:濃い赤紫色で切れ込みの大きい(モミジのよう)葉が特徴。花は白であまり目立たない

58:キャラメル

 

 

 

 

 

 

 

 

キャラメル:大型種。薄茶系が主体だが、より黄色いもの、赤いものなど

58:ドルチェ

 

 

 

 

 

 

 

 

ドルチェシリーズ:サイズ・草丈のそろいが良く、葉色もバラエティーに富む

58:モネ

 

 

 

 

 

 

 

 

モネ:シルバー系主体で、斑入り種も多数ある

58:ビューティーカラー

 

 

 

 

 

 

 

 

ビューティ・カラー:緑の葉に赤褐色の葉脈模様が入る複色種