みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,038

「プライベートガーデン研究」第4回・・・プロと自身とのコラボで夢を実現!

プライベートガーデンとは、自分自身と家族等を主役とした庭。従って、欧米ではメインの道路に接していない、裏庭が殆ど。しかし、敷地が狭い我が国では、場所に関係なく<外部視線から守られた空間に創る庭>と考えた方が現実的です。従って、A:裏庭 B:配置的にはフロントガーデンであっても、掃き出し窓前・カースペース周辺等を塀や目隠しフェンスで囲った所 C:カースペースの上・ベランダ・屋上・・・などがプライベートガーデン創りの対象となります。では、場所は確保できたとして、どのように実際に創ればよいのでしょうか?

<プライベートガーデン創りABC①>

規模にもよりますが、よほどDIY能力と体力に自信にある方以外は、自分だけでプライベートガーデンを創ろうと考えない方が良いと思います。そのプランと骨格作りには、想像以上に高い技術・大きな労力等を要するからです。

例えば、敷地の一部をプライベートガーデンにする場合でも、殆どの場合高さ2m程度の目隠し(塀・フェンス、等)が必要で、かなり高い技術が求められます。また、メイン空間となるガーデンステージ(デッキ・タイルテラス・土間+テラス屋根・ガーデンルーム・ガゼボ・ガーデンシェッド、等)を創るには、ハイレベルなプラン能力と高い施工技術が求められます。ガーデン部分にも、重量物の運搬等、想像以上の労力が求められます。

ベランダ・屋上に本格的なプライベートガーデンを創る場合、目には見えない防水・排水処理が前提となり、素人の方が行うのは危険。もし失敗した場合、建物そのものに重大な支障が出るからです。さらには、資材を上げるだけでも、重量物が多くその労力は、一般の方の想像力をはるかに超えています。

カースペースの上(屋根部)にプライベートガーデンを創るには、骨格となる大型ガレージバルコニー等の設置が前提となり、個人ではまず不可能です。

逆に、プライベートガーデンはあくまで個人や家族主体の空間。従って、プランや施工技術面で完璧であっても、入れ物だけでは、主役のいない舞台と同じで殆ど意味がありません。つまり、<個人だけでも、プロだけでも、本当のプライベートガーデンは出来ない>と言う事。だから、プロとお客様自身のコラボレーションがあり、初めて魂の入ったプライベートガーデンを生み出す事が可能となります。つまり、<本当のプライベートガーデン創りは、お客様のプロ選び>から始まると言う事。さらに言うなら、<正しいプロ(パートナー)選び>が成功のカギを握っていると言う事に成ります。

そこで本日の一口アドバイス。

「プロだけでも、お客様だけでも出来ない。それが、プライベートガーデン!」

(みずき りょう)

4:窓前プラン

 

 

 

 

 

 

掃き出し窓前は重要なプライベートガーデンスペース。だから、放置しておくこと自体が大きな損失!

 

4:ガレージバルコニー

 

 

 

 

 

 

 

 

ガレージバルコニー:カースペースの上を活用すれば狭小敷地でもプライベートガーデンが。そして、ワンクラス上の暮らしが・・・

 

4:バルコニー上

 

 

 

 

 

 

 

ガレージバルコニー上:そこには夢の世界が。しかも、最低(1台用ガレージ)でも9畳の間と同サイズの空間が眠っている!