みずきりょう の:エクステリア&ガーデンメモ NO3,043

「プライベートガーデン研究」第9回・・・核となる「ガーデンステージ」創りから!

プライベートガーデン創りに関する目的と、それに付随する必要事項が明らかになりました。では、次に考える事は? 答えは、同プランに必要な核を考える事。核とは<同プランに関するメイン空間>の事です。そして、私たちはこのメイン空間を「ガーデンステージ」と呼んでいます。

<なぜ「ガーデンステージ」が必要なのか?>

どのようなプライベートガーデンであっても、目的は<暮らしをエンジョイするためのもの>でビジネス用の空間とは一線を画しています。従って、プライベートガーデンでの作業が苦痛であっては(少なくとも、楽しさよりも苦痛の方が大きくては)意味がありません。だからこそ、快適さをもたらしてくれる設備が必要で、それが集約されているのが「ガーデンステージ」。

例えば、キッチンガーデンを主目的としたプライベートガーデン≒メインとなるのは畑。ただ、それだけでは農業(仕事)用と同じで、作業や収穫物を使った食事など、楽しさをアップさせてくれる工夫が必要。従って、A:休憩時間・作業後のリラックスタイム・収穫物を使った食事、と言った事に使うくつろぎの空間 B:適切な屋外用水回り設備 C:収納設備・・・などが求められます。そして、これらを合理的に纏め配置したのが同プラン用の「ガーデンステージ」と言う事に成ります。

上記を具体的な形(一例)にすると、デッキ+日除け+大型のテーブル&チェア(ガーデンファニチャー)+腰高シンク付き水廻り+収納庫などを「ガーデンステージ」プランに組み込む事が必要となります。そして、この「ガーデンステージ」と畑をどのように結びつけるかが、プラン作りの骨格となります。

勿論、実際のプラン作りには、これに敷地(住宅)事情、ご予算、プライベート保護(目隠し、等)などを加味し、さらのお客様(当事者)・ご家族等の好みなども加え<現実の形>として纏め上げる必要があります。無理に難しく考えなくても、単に畑を作れば良いというものではない事だけは明白。そして、「ガーデンステージ」の良し悪しが、プライベートガーデン全体の良し悪しに、決定的とも言える影響をもたらすことは明らかです。

贅沢だ。畑だけあればキッチンガーデンはOK。そんな反論があるかもしれません。でも、プライベートガーデンとは本来<少し贅沢をすべきもの>なのです。それだけの価値があると言う事です。当然、暮らしとのバランス・投入可能なご予算を無視することは出来ません。しかし、楽しみの無い暮らし・キッチンガーデンなど、プライベートガーデンとは別物以外の何物でもありません。

そこで本日の一口アドバイス。

「ガーデンステージは夢空間ではなく、プライベートガーデンの必需品!」

(みずき りょう)

9:デッキ

 

 

 

 

 

 

 

ウッドデッキ=ガーデンステージ定番品の一つ。ただ、目的をよく考え工夫することが大切! 一般的には<天然木製で少し大きめ>がお勧め。その訳は・・・

 

9:水廻り

 

 

 

 

 

 

 

屋外用の水廻り設備・・・プライベートガーデン用はより機能が重要視される。最低でも、腰高シンク+2口(2ヶ所)&国産蛇口である事! 従って、一般的立水栓のイメージとは少し異なる。

 

9:収納

 

 

 

 

 

 

egg-推奨収納庫「アクティブシェッド」・・・プライベートガーデンには収納設備も必要。ただ、「鋼製物置はチョット」と言うご意見も多い。そんな時には<お洒落で高性能、しかもお手頃価格>の「アクティブシェッド」がお勧め。お問い合わせはegg-加盟店へ!